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2012年冬の旅(12) ビルバオ~サンタンデール [2012冬パリとバルセロナ、スペイン北部のロマネ]

1/26(木) Bilbao(BT)8:30→Santander9:50/10:30→Santillana der Mar11:10/13:30→Torrelabega13:45/14:05→14:50頃   Abba Santander 1泊

昨夜は夜中に目が覚め睡眠不足のまま起床。7時頃には朝食をとり、チェックアウト。7時半過ぎてもまだ夜明け前のビルバオの街をキャリーを引きながらトラムに乗って、バスターミナルへ。

真冬のこの時期ですから、窓口も混んでいません。ターミナルと言ってもプレハブのチケット売り場、カフェ、トイレなどが並んでいるだけで殺風景です。その周りを各バス会社ごとの乗り場が囲んでいます。バス会社別に2台のモニターで発車時間を表示しているので、1台目で見つからなくてもあわててはいけません。(昨日下見しておいて良かったです)それに発車時間の5分前くらいでないとバスは入ってきません。

この時乗ったのはALSAという大手のバス会社でした。サンタンデールまでのビジネス特急バスで、1-2の配列。女性のサービス係が同乗して飲み物とお菓子、新聞雑誌のサービスがあります。その分料金も普通料金の倍の13.74€。

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10分ほど早くサンタンデールのバスターミナルに到着。ここのターミナルはちゃんとしたビルで、地下が乗降ホームになっていて、地上へはエスカレーターで。1階に(i)がありますので、ここでサンティリャーナまでの直行バスの出発時間を確認して、チケットも購入(往復で4.65€)。

外へ出ると雨が降ってきました・・・今夜の宿は目の前に建っていますから、荷物を預ける時間は充分あります。幸いお部屋も用意してくれました。バスの時間までトイレに行ったりできて良かったです。部屋は狭いけれど、バスつき。暖房も昨日の4☆ホテルより良く効いていて、暖かく居心地も良かったです。

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さて、いよいよ初カンタブリア・ロマネスク巡りに出かけます。バス会社はLa Cantabrica というローカルバスを利用しました。

↓ バスターミナル地下。ここも5分前にバスが来ました。

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↓ バス停からサンタ・フリアーナ教会までは10分くらいですが、雨が激しくなってきて傘をさしながら写真を撮るのは難儀でした。こんな天気ですから観光客の姿もありません。美しい町としても知られたところですが、人影のない街は寂し過ぎる・・・。

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↓ ようやく教会が見えてきました。

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↓ ここが池田先生の講座でスライドを観て魅かれていた風景です。手前の泉も巡礼の時代からあったものでしょう。

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雨と泉の音がざーざーという響き・・・。参事会教会の前は工事中で、雨の中働く人の姿。南側の階段の上に聖フリアーナ参事会教会Colegiata de Santa Julianaのファサード。門のライオンも雨の中ご苦労さまという感じ。シャッターを押す手もかじかむほどの冷たい雨でした。

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↓ キリストのマンドーラを支える横向きの天使が面白いですね。

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↓ 破損したものもありますが、栄光のキリストの両側には素朴な12使徒の浮彫が並んでいます。

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ここからは入れませんが、案内板に従って西側に回りますと、扉が少しあいていて入り口がありました。ここで入場料を払い回廊に入ります。雨はまだ止みませんがようやく屋根のついた場所に来られてほっとしました。

↓ 素晴らしい回廊です。1辺を除いて12世紀末~13世紀初めに制作された63本の柱頭彫刻が2本または4本の円柱に支えられて並ぶギャラリーです。

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↓ 「ドラゴン退治の聖ミカエル」こんなの軽いわって感じで綱を引いているのが笑えます。

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↓ こちらは「ライオン退治の騎士」剣で一刺しぃー!なんたって背後に天使がついているので怖いものなし。ライオンのおなかに妙なものがぶら下がっています・・・まさか飛び出た腸?ユーモアとリアルが混在ですね。

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↓ 「十字架降下 」 キリストの手を握る母マリアの哀しみの表情・・・。ドラマティックな場面とはいえ、この限られた空間の中にこめられたメッセージはとても大きなものです。

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↓ 笑ったり、涙したりの説話的なテーマの間には植物模様が配されて、その演出もニクイな~と思ったり…4本の円柱をぐるっと巻きつけた大胆な網籠模様が綺麗。

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↓ 「サムソンのライオン退治」ところで上に浮かんでるのは誰でしょう?

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↓ ハサミのようなものを持っているような…デリラでしょうか?でもどうしてこんなポーズでここに彫られたのかしら?

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↓ 「3人のマリアがキリストの墓を詣でる場面?」目の高さに柱頭彫刻があるので、鑑賞しやすいのですが、中庭にでられないので、向こう側が見え憎くテーマを確認できてないものも・・・

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↓ 「義人の魂を守る天使」

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↓ 植物模様のパターンもバラエティに富んでいて、彫も見事です。

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↓ 東側のギャラリーは後の時代のものです。

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回廊から教会へ入りますが、内部はカメラ禁止です。教会は三廊式のバジリカ形式。大小3つの後陣。天井は高く、13世紀に改築されたので、リブ付きの交差ヴォールトが見えます。柱頭彫刻も高いところと低いところにあり、渦巻き模様と人など素朴で大胆な彫が印象的でした。

↓ 絵葉書です。

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↓ 後陣

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↓泉のところに巡礼姿の若い人たちがいました。寒い時期なのに大きなリュックを背負って、ペットボトルにこの泉の水を汲んで去っていきました。ご苦労様~そういう私も遠くからやってきましたよ。。。巡礼の目的はいろいろあるようですが、今やキリスト教の巡礼を超えて、自分の人生を考える、人間を、世界を考える(日常生活を離れて)ところに意味を見出すのかと思います。

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ブーツが雨に濡れてしまい、靴下まで水が染み込んできました。足もとからの冷えが体力を奪い、すっかり弱ってしまいました。この後訪問予定だったカスタニェーダも無理になり、早めに戻ることにしました。

レストランもバルもほとんどがシーズンオフのせいもあって、閉まっています。ようやく開いていたホテル付属のカフェで温かいココアを飲んで、時間表をチェックしました。直行バスは本数が少ないので、途中の町トッレガベーガで列車に乗り換えてサンタンデールまで戻りました。

駅前のバルで赤ワインとオムレツを挟んだサンドイッチのランチ。クロケット(小さなコロッケ数個)は残したら、アルミ箔に包んでくれました。疲れ切った私にスペイン語が通じなくて迷ってても、やさしく接してくれたおねえさん…忘れられません。

サンタンデールは特に見るべきものもなく、夕方の散策で済ますつもりだったのですが、ブーツも翌日まで乾きそうもありません。結局その散策もパスし、風邪気味で熱っぽい身体を労わることにしました。夕食は熱いお湯をいただいて、手持ちのおかゆとテイクアウトしたコロッケで済ませました。

テレビのカンタブリアの天気予報は内陸地方に雪の予報です。明日回るつもりだったチェルバトスはバスや列車の便が今日より悪いところです。諦めてパンプローナに明日行って泊まることにしました。ビルバオのホテルを解約して、パンプローナの旧市街にあるホテルを予約。雪が降っても寒くても大きな町の中では逃げ場もあり、行き倒れになる心配もありませんから。。。

急な計画変更も持参のi Padでさくさく・・・便利~☆


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コメント 4

hrv2004jp

これが私たちが見られなかった回廊ですね。村に滞在した二日とも行ったのですがダメでした。なかなか見ごたえのある回廊のようですね。私たちが訪れた5月上旬は天気も良く、たくさんの観光客でにぎわっていました。なんだか別の村のような感じすらします。天候は、見学には厳しかったようですが、この閑散とした様子がこの村の雰囲気に合っているように思いました。
iPad良さそうですね。私は重いノートパソコンを持って行ったので、リュックサックに入れたパソコンとデジタル一眼が肩にズシリときていました。
by hrv2004jp (2012-02-20 21:07) 

わに子

サン・ディアナ・マル、2006年の夏に行きました。
サンタンディールはディエゴのリサイタルがあって立ち寄っただけですが、
お写真を拝見して全く記憶がなかったので、自分の写真を調べてみるとありました。
バス停は5番のままなのですね。
久しぶりに懐かしい写真をみることができました。
あの頃はまだ駆け出しだったので、サン・セバスチャン音楽祭の合間はのんびり。。。
今思えばもったいない時間を過ごしてしまいました。
次にあそこへ行けるのはいつになるやら。。。
雨降りの石巡りは辛いものがありますよね、アスティでの出来事を思い出しました。
でも、お目当てに巡り合える喜びは何物にも代えられない。。。
やっぱり、長旅にはパソコン便利ですね。。。

by わに子 (2012-02-20 21:10) 

alice

hrv2004jpさま、私は道産子のわりに寒がりで、冬のオペラの予定がなければ、当然春から秋の旅が好きなのです。
今回このように体調を崩したときはもう冬はこりごりと思いました。この後も不調で、帰国するまで不安でしたので、もう冬は出かけないようにします。
写真も傘を差しながら撮ったりでしたから、きちんと写ってるのか、帰国してパソコンに取り入れるまで不安でした。

i Padは軽くて、手提げに入れてどこでも持って歩けますが、ケチして3Gにしなかったので、WiFiの接続のできる(無料のがベター)ところしか使えません。スドク数独ゲームが好きなので、ダウンロードして、ホテルや飛行機の搭乗待ちに遊んだりして、退屈知らずでした。

by alice (2012-02-20 23:04) 

alice

わに子さま、もう6年も前に訪問されてましたか…。そういえば読んだような気がします。自分の行ったところは熱心に読みますが、6年前はほとんどスペインのロマネスクに興味がなかった時だったみたいです。

スペインの田舎のほうはホテルの人さえあまり英語が話せない人もいて、勘違いをしてもう少しでバスに遅れるところでヒヤリでした。

サンタンデールはそういうことで、全然観光できなくて残念でした。海辺の町はやはり夏がいいですね~。

計画変更してパンプローナに泊まれたことは良かったのですが、カンタブリア・ロマネスクは1か所だけに終わりました。。。
by alice (2012-02-20 23:14) 

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