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2012年夏の旅(16)バルセロナ~ペルピニャン [オペラと美術の旅2012夏]

9/7(金) Barcelona(Sants)12:22→Figueres14:03乗り換え14:30頃→Perpignan15:15頃/16:00頃→Cabestany16:15頃/17:39→Perpignan(BT)18:00

Perpignan/ Comfort Hotel centre Del Mon  1泊(150€朝食込)

 今日はここのアパートを引き払い、列車でフランスに入る日です。これからは洗濯は手洗いになりますので、パジャマも含めて洗濯乾燥機を回し、汚れ物ゼロで気持ちもすっきり。

↓ トータル4泊したアパートの部屋、名残惜しくパチリ。

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市場で買ったものの、あまり美味しくなかった西瓜やメロンなどはそのまま冷蔵庫に残し、さて出ようとしたところでお掃除の女性がきました。「残っちゃったから食べてね!と身振りで伝え出発。

 ランブラス通りのTAXI乗り場からサンツ駅へ。構内の切符自販機でどういうわけかペルピニャン行き(乗り換えのが表示されず)購入できませんので、窓口に並びました。ところがクレジットカードは駄目で現金だけとのこと(50€)。手持ちの現金が少なくなって・・・(苦虫)。サンツ駅の長距離列車乗り場は飛行機を乗るときのように荷物検査があります。10分ほど遅れてきた特急に乗って、フィゲラスからTGVに乗り換えるつもりでしたが・・・。フィゲラスで同じホームに待っていたパリ行きのTGVに乗ろうとして、あれっ!購入した切符にTGVの座席が印字されていないのに気がつきました。近くにいた駅員さんに尋ねたところ、この切符ではTGVに乗れないから、特急で行きなさいとの返事。え~っ!でも指差す電光掲示板にはリヨン行(ペルピニャンも停車)がまもなく発車するとの表示が・・・慌ててそちらのホームへ移動。エレベーター完備で助かりました。TGVより30分ほど遅れましたが、無事ペルピニャン駅に到着しました。

 駅近ということで決めたホテルは駅前にあるはずと新しいTGV駅に出てみましたが、発見できず・・・3人目くらいにタクシーの運転手さんに聞いてようやくわかりました。TGV駅と同じ建物の中にあり、構内から出入りできるホテルだったのです。この後、バスや列車で行ったり来たりするのにとても便利でした。事前に調査したときは違う場所だったバスターミナルもこの新しい駅ビルにあわせて、旧市街から駅の傍に移動していたのです。しかも、そのバスがどこまで乗っても1€という格安お値段!嬉しい誤算続きでした。Google Earthのストリートビューがまだ駅の工事中になっていて、ホテルの位置も誤りです。

↓ ペルピニャンのホテルはモダンな内装の広い部屋 新しい建物なので、騒音対策はばっちり!駅の上なのに静かでした。

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 荷物を置いて、少し休憩してから、ペルピニャンの郊外の町カベスタニーへ。行きはバスの丁度良い便がなくTAXIで、帰りはバスでした。ペルピニャンから南東数キロのところにあります。名前を聞いただけで、ロマネスクファンの方でしたら、ああ~あのとお気づきになると思いますが、この村はロマネスクの時代に活躍したカベスタニーの親方および工房が誕生した地と言われています。TAXIはここへ来るのは慣れていて、ぴたりと教会の前でストップしてくれました。

☆ カベスタニーのタンパン彫刻

カベスタニーの作品は一度観たら忘れられない強いパワーとオリジナリティがあります。傑作として知られているタンパン彫刻がここの町の聖母教会にあり、ロマネスクの仲間も何人かは訪問されています。もとは古い教会の扉口を飾っていたのですが、改築したときに取り外し、今は教会内部に移され展示されています。恐る恐る扉を開けてなかへ。すると真正面にタンパンが目に飛び込んできました。教会の中には誰もいなくて、写真も取り放題(にっこり)でした。

↓ オリジナルの高さで観られるように宙吊り状態の展示。

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↓ 聖母教会の名前にふさわしく、聖母マリアに関連する3つの場面が彫られています。中央はキリストと聖母の賞賛。キリストは厳しく権威ある姿に彫られ、聖母と聖トマスを従えています。キリストと聖母の大きな手!

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↓ 左は聖母の墓からの復活。キリスト自身が聖母を墓から引き揚げ、6人の天使(頭だけ)と聖ペテロと聖ヨハネがそれを見守っています。

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↓ 右は聖母マリアの被昇天。昨年カルカッソンヌの近郊の村リュー・ミネルヴォアで観たラサンプションと同じ主題と構図ですが、リュー・ミネルヴォアのほうは柱頭彫刻なので、聖母はまっすぐに立っていますが、こちらはタンパンの一部なので斜めの姿勢。それにタンパンの上の空間を埋めるように舞う天使が香炉を振って祝福しています。

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↓ 美しいタンパンの下部にはおどろおどろしい怪物が口を開けて。。美と醜と、現実と幻想が交錯するのです。

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↓ 夢を見ているような心地の鑑賞が終わって、ようやく教会内部を撮りました。

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 ↓ この後は徒歩数分の司教座美術館へ。町の体育館兼カルチャーセンターのような大きな建物や公園の一画に建っています。カベスタニーの全作品のコピーが展示されています。カメラ禁止。

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↓ここの受付で「La patrimoine en terre catalane」のパスをいただきました。このリーフレットには教会や美術館の最新情報(開館時間など)のほか入場料が10%引きになります。

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↓ 巻末の地図(一部)

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カベスタニーの司教座美術館の向かいにバス停があり、ここからペルピニャンに戻りました。町の中心街で降りて少し散策したあと、駅行きのバスでホテルへ。

↓ 夕食はTGV駅の反対に建つ(地下通路を抜けて)SNCF駅前のレストランで。定食の前菜(スモークサーモン)とラムの煮込み。味は普通。

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↓ レストランから眺めた夕暮れのペルピニャンSNCF駅

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↓ 食事が終わった後は日没まじか

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荷物を持っての列車移動なので、腰が心配でしたが、親切な方たちが網棚に荷物を上げたり、おろしたりしてくれて、本当に助かりました。また、ザルツブルグやバルセロナのアパートで簡単な調理ですが、野菜や果物を食べることができたことで、いつもの野菜不足を多少は解消できました。体調はまずまずですが、それも連日の良いお天気のおかげかも知れません。。。


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コメント 2

tina

カベスタニー・・・!あのマエストロですね。いいなあ。

ホテルのカーテンしゃれてますねえ。
先日、夫を見舞った帰りみち、こんな三日月を見たばかりでした。
by tina (2012-10-21 11:28) 

alice

tinaさま、カベスタニーはイタリアのトスカーナにもありましたね。でもここのタンパンは大きさからいっても最高傑作と思いました。このあと、ル・ブルという町にもあり、フノラールのついでですが、観てきました。

ご主人様その後いかがですか?病院通いでtinaさまもお疲れのことと思います。どうぞ、ご自愛くださいませ。

こちらは短い秋が終わろうとしています。先週ようやくTシャツなど閉まったばかりでした。今冬は節電で厳しくなりそうです。
by alice (2012-10-21 14:22) 

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