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2012年夏の旅(17-1)ペルピニャン~エルヌ~フォンジョンクーズ [オペラと美術の旅2012夏]

9/8(土) Perpignan9:41(列車)→Elne9:49/10:00(TAXI)→Saint-Andre10:15/11:00→Saint-Genis11:10/12:00→Elne12:15/13:50(バス)→Perpignan14:20/14:50→Narbonne15:32/16:00(TAXI)→Fontjoncouse16:30

Fontjoncouse/L'Auberge du Vieux Puits 1泊 (225€朝食別25€)

 今日も朝から青空の広がる良い天気です。いつまで天候に恵まれるのかしら?どこか山の中で嵐にでも合わなければよいけれど…とかえって不安になるほどです。さて、ホテルの1階で朝食を済ませ、スーツケースと小型キャリー(3泊分)をホテルに預け、半日のロマネスク巡りに身軽になって出発。

↓ ペルピニャンTGV駅ビル1Fコンコース

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ホテルからコンコースの反対側まで歩き、外に出ると目の前がバスターミナルです。途中にカフェやATM、地下にはスーパーがあります。バスや列車の時間表は駅構内の自販機の傍の棚に並んでいるのをゲット。一応ネットでチェック済みでしたが、これから訪問予定の分を再チェックしました。明日は日曜日なので、極端にバスの便が悪くなりますので、一部予定を変更しました。

↓ 駅の表示はフランス語とカタラン語(ルッション地方でもスペイン側のこの近辺は地名などは2つの言語で表示されています)

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 まず、ペルピニャンの南のエルヌまでは列車で行きました。列車内は自転車を立てかけて並べるようになっています。サイクリングの人だけでなく、地元の買い物や学生さんたちの利用も多いようです。エルヌの駅は旧市街から遠いこともありますが、サンタンドレやサン・ジェニの教会が12:00で閉まるので、エルヌより先に回りました。エルヌ駅の切符売り場でTAXIを呼んでもらい、エルヌから南に7Kのサン・タンドレ・ド・ソレドの教会へ。

↓ エルヌの駅前からカテドラルを遠望

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☆サンタンドレ教会 Eglise St-Andre     9~12世紀の間に 何度かの改築を経て現在の姿になりました。そのためファサードの装飾は様式が混合しています。 

↓ 後陣外観 3つの後陣とロンバルディア帯の装飾

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↓ 正面ファサード 上部には二連のブラインドアーチが並び、窓枠には大理石の縁取りと彫刻。扉口はタンパンに十字架とクリスマの組み合わせ。

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↓ リンテル中央にマンドーラに囲まれたキリストと両側にそれを支える天使。左右三つずつのアーチに使徒とケルビムの熾天使の浮彫。

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↓ 熾天使の存在はキリストの昇天というより最後の審判を連想させます。ルッションの大理石の浮彫は淡い薄茶(もとは白?)の色彩と繊細に刻まれた衣装のドレープなどがエレガント。タンパンや周りの粗い石と大理石の組み合わせが面白いです。この後見たサン・ジェニよりキリストの顔など柔和な印象。

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↓ 内部は暗くてピンボケですが、後陣からの淡い光が神秘的でした。

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↓中央祭室 半円アーチがおおらかなロマネスクの空間

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↓ 南壁に飾られていた彫刻

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↓ 教会の隣に付属の美術館があり、入ってみました。2階の展示室にいくつかの大理石の柱頭彫刻。

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↓ St-Andre-de-Soredeから西へ5Kほどで次の目的地St-Genis des Fontainesに着きました。道路に面して下の扉口がありますが、目立たないので通り過ぎるところでした。ここの扉はクローズされ、左隣に入口があります。

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☆ サン・ジェニ・デ・フォンテーヌのサン・ミッシェル教会/Eglise St-Michel (St-Genis des Fontaines)

 南にピレネーの眺めが美しい村に名高いリンテルを持った教会(9世紀から12世紀)があります。フランスのロマネスク彫刻のなかでも最初期のもののひとつです(1019~1020)。まだ彫刻のない簡素な扉口がほとんどだった11世紀前半に浮彫のリンテルが登場したのです。

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↓ 中央に栄光のキリスト、両側にマンドーラを支える天使たち。左右の6つの馬蹄型アーチ列に使徒たち。額縁状に縁どられた唐草文様も綺麗。力強くそして慈悲のあふれるキリストの面差し。天使たちの羽や跪く姿の空間処理も見事です。そして両側に並ぶこけしのような可愛い使徒たちもチャーミング。またマンドーラは2つのサークルを合わせた形で、上の大きいほうは神秘の天体、小さいほうは地球を表わしています。

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↓ 扉口の右に磔刑のパネル。

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↓ サン・ジェニの回廊/オリジナルは13世紀ですが、近年になって売りに出されていた柱頭や彫刻を加えて再構築されました。プリミティブなものも多く素敵な回廊になっています。

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そして、エルヌに戻りました。続きます~


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corsa

すてきですね~。
ちょうど昨日、ラングドック・ルッション地域のミシュラン緑本を買ったところなんです。フランス情報はやはりミシュランが一番詳しいのですが、いたり語版はあまり改定もされていず、古いままなので、マイナーな地域のものはめったに本屋にも並んでいないんですよね。
最近、いつでもAliceサンの後追いみたいに動いているみたいですが、この地域も、次回のフランスで行ってみたい場所のひとつです。

ずいぶん昔にスペインまで車で行ったとき、このあたりは通り過ぎているのですが、当時はロマネスクやってなかったので、いまさら悔しい感じもしています。当時はまだ、カメラもデジタルじゃなかったし、過去の記憶を探るのも大変です。
そういう意味では、ありがたい時代になりましたね。
by corsa (2012-10-20 20:58) 

alice

corsaさま、私もミシュラン緑はフランスに行くようになってから、少しずつ購入したのですが、ここ数年は新しいものは買っていません。やはりサイトを開くほうが新しい情報が多いので。。。
日本語の本もあるそうですが、フランス語ほど細かく地域分類されていないので、持っていません。

今回のルッション地域はフランス・ロマネスクでは外せないところなので、ぜひ!特にあちこちチャーミングな小さな村が点在していますので、車で回られるには最高なところと思います。

デジカメになってから訪ねた旅(2000年春ブルゴーニュ~)は写真もアップしやすいので、少しずつ別冊に記録しています。
楽しみながらのんびりなので、いつ完成することやら・・・。
by alice (2012-10-21 13:56) 

alice

アクセスチェックしました。今日: 491 / 累計: 600,590 ・・・ということで60万突破していました。
とても励みになります。ありがとうございます~☆
by alice (2012-10-21 15:42) 

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