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2012年夏の旅(17-2)ペルピニャン~エルヌ~フォンジョンクーズ [2012夏ザルツブルクとフランス、スペインを巡る]

~続きです。

 エルヌの大聖堂の前でTAXIを降車。親切な運転手さんがランチするんだったら、坂を少し降りたところに良いレストランがあるよと教えてくれたのですが、まず大聖堂の見学へ。

 ☆エルヌ大聖堂/Cathedrale d'Elene   エルヌという地名はコンスタンティヌス大帝の母エレーヌから名付けられたというとおり、ルッション地方の重要な都市でした。要塞のような丘の上に君臨するように堂々と建つ大聖堂です(11世紀創建)。ロマネスク初期のスタイルの興味深い例ですが、いくつかの12世紀の優れた柱頭も在ります。

↓ 西正面/遠くからも目立つ南北2つの鐘塔。北(左)の煉瓦で造られた塔は後の時代のもの。南(右)の塔は11世紀のもので、同地方のサン・ミッシェル・ド・キュサの鐘塔に似ています。

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↓ 西扉口はクローズされていて、後陣南側から

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↓ 後陣外観/飛梁と窓以外は基本的にオリジナルのままだと思います。

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↓ 写真を撮っていますと後方で、かさっという音。振り向くと小さなヤモリが・・・。

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↓ 右奥の階段の上にインフォメーション。

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↓ 教会内部/オリジナルはバジリカの三廊式ですが、南側廊に13世紀の終わりから15世紀にかけて、6つの小祭室が増築されました。

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↓ 堂内の柱頭彫刻は高いところにあるうえ小型で撮影は断念。またほとんどがフォーマルな植物文様のようでした。天井の横断アーチから繋がる煉瓦積の複合柱は高さもありスタイリッシュな雰囲気。

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↓ 回廊(12世紀&14世紀)/主に南ギャラリーにロマネスクスタイルの柱頭彫刻が並んでいます。ルッション地方の大理石を使った工房の作品もあります。

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↓ アダムとイブの「原罪」

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↓ イブの創造

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↓ 「クオ・ヴァディス Quo Vadis」

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↓ ゴシックの柱頭彫刻 「受胎告知~ご訪問」

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↓ 寝棺(アキティーヌ派による、4世紀終わり~5世紀のもの)

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 インフォメーションでバス停の場所を確認。時間表は置いてないというので、カテドラルから坂を下りて、バス停へ。ペルピニャンへの次のバスまで1時間弱なので、バス停前のカフェでキッシュの軽食を済ませ、アイスクリームを食べてバスを待ちました。

↓オール1€と安いので、他の地方のバスに比べると乗客が多く、いつも数分くらいの遅れで時間もまあ正確です。カフェから見たバス停。

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ペルピニャンまでは列車より時間はかかりますが、便利でした。ペルピニャンのホテルで3泊分のキャーリーバックをピックアップして、列車でナルボンヌへ向かいました。

↓ ペルピニャンからナルボンヌまでは左右に湾や湖の広がる景勝路線です。列車の窓が汚れているのもあって、写真は撮っても失敗。。。

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 さて、昨年も訪れた懐かしのナルボンヌ。駅前のTAXI乗り場には一台もいなくて、しばらく待ちました。すると助手席にお客さん(友達でした)を乗せたTAXIが停まり、友達をどこだかに連れて行くので、それが済んだらフォンジョンクーズまで走るよというので、立って待っているのもつ辛いので乗車。30分ほどぐるぐる市内を回りその友人の用事を済ませ、降車させてからメーターを倒して、フォンジョンクーズにようやく向かいました。予想より距離も遠くメーターもどんどん上がり青ざめる私(笑)に、運転手さんはフォンジョンクーズのオーベルジュはフランスで一番美味なレストランなんだよ~と励まして(笑)くれるのでした。

ナルボンヌから南西に35K程度ですが、山間部に入ると道路がつづら折りになり、結局は倍くらいの距離になりました。そしてようやくフォンジョンクーズの村に入りました。人口150人くらいの村に3☆レストランがあると知って、のこのこやってきた食いしん坊の私です。

↓ レストランのある棟と宿泊棟とは別になっていて、私の部屋はプールサイドの脇。(ここでは一番安い部屋なのです)

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↓ お隣のご夫婦はすでに水着で日光浴。。。

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↓ 私の部屋の玄関の前に超高級車が停まっていました。

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↓ お部屋から丘の上の教会が見えました。

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↓ 今回の旅で一番贅沢な宿です。素敵な部屋~☆

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↓ ウエルカムフルーツや小菓子をいただいて

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↓ 夕方8時になったので、レストランへ。

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↓ 私が一番乗りでした。カメラはOKかしら?と訊きましたが、どうぞどうぞと笑顔のサービスの方。レセプションもレストランもさすがに素晴らしい接客でした。

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↓ Menu Quelques pas dans la garrique というデギュスタスィヨンのコース

アミューズにロゼシャンパン

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↓ アントレは2皿+シェフからのプレゼントといって1皿=3皿!

写真撮り忘れの牡蠣のお皿の次は

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↓ ここの名物のアントレ「卵とトリュフ」

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↓ メインの魚料理(ひめじ?)美味しくて、半分ほど食べてからの写真(汗)

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↓ 肉料理は鴨でしたが、ややオイリーで半分残しました。

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↓ チーズのワゴンがやってきました。

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↓ どれもこれも美味しそうでしたが…満腹でちょっぴりお味見。

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↓ シェフのGilles Goujon氏。私のテーブルにも挨拶にみえました。「こんばんわ、ようこそ」と日本語のあいさつで。帰りはフランス語で「プチデジョネは召し上がりますか?レセプションに予約してね」と商売上手な気配りでした。

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↓ デザートは2皿

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 昨年のブルゴーニュの旅で立ち寄ったソーリューの「コート・ドール」より繊細な味付けと食材の使い方が独創的な美食でした。お腹いっぱいになってふらふらとプールサイドを横切って玄関へ。すると隣の部屋からラブラトール犬がでてきて「あららびっくり!」すると、続いてご主人の姿が。。。これから散歩とのことでした。夕食のテーブルもお隣でしたから、挨拶だけでしたが、感じの良い中年のご夫婦でした。

夜は霧が出てきて気温も下がってきました。大きなバスタブにつかって温まって、食べ過ぎ飲み過ぎの胃薬を飲んで就寝。


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コメント 4

tina

素敵なところにいらっしゃってるんですね。
Quo Vadis って見たことがないテーマです。ほかにもあったかしら。
シェンキヴィッチの小説を再読したくなりました。家にある岩波文庫は二十年ぐらい前のものですが、字が小さーい。子供のころ父の本だなにあったのを思い出して買ったのですが、そのころからこんなに小さい字だったかしら。

素晴らしいオーベルジュですね。うらやましいなあ。
コートドールに行った時すでにディナーの翌朝はなにも食べられませんでしたから、もう駄目ですね。
by tina (2012-10-22 20:00) 

alice

tinaさま、Quo Vadisのテーマ、珍しいですよね。私もロマネスクの柱頭彫刻や壁画で見た記憶はありません。このテーマはどうやらキリストの受難伝というより、聖ペテロのエピソードの一つと見られているようです。映画はスぺクタクルの大作だったけれど、小説のほうが感銘度は高そう~。
最近の文庫本は字が大きくなりましたね。老眼ではないのですが、助かります。

ロワゾーって書いてしまいましたけれど店の名前は「コート・ドール」でしたね(後程訂正します)。私もフルコースが食べられるうちはと頑張ってみました。ここの料理は手は込んでいても重くないのが、良かったです。
ツアーでは行けない宿を目指して、この後はシャンブル・ドットにも泊まり、価格調整(笑)しました。
by alice (2012-10-22 23:18) 

yk

本当によだれがでそうな御馳走。フランス料理らしく奇麗につくられていますね。私は小食なので、こういうところへ行ってももったいないだろうなあ、 なんて思ったりもして。
 クオ・ヴァデス のこの彫刻は 有名なのではありませんか? 写真で見たことはありますが、エルヌのもnおだとは 知りませんでした。 エルヌは 回廊全体を移した写真をみたことがあるだけでしたから。 一つ一つの柱頭彫刻もこんなに素晴らしかったのですね。本当は私、六月にアルプス~ピレネーまでのロマネスクツアーで、 こことかカニグーとか(去年alice様が ものすごい御苦労なさったマグローヌなども) 行くはずだったのですよ。思いがけない主人の病気でキャンセル。毎日、いいな、いいな 、で拝見しています。
by yk (2012-10-24 16:54) 

alice

ykさま、ピレネーの北と南に別れていても、カタルーニャロマネスクとルッション(ピレネー)ロマネスクは共通点も多く、見ごたえがありました。連続して巡れたのも良かったかなと思っています。

>六月にアルプス~ピレネーまでのロマネスクツアー

それは残念でしたね。でもまたの機会が訪れますように・・・。
我が家も夫の健康が一番の心配ごとなので、他人事ではありません。
旅の間中、これが最後になるかもしれない・・・そうなっても、ここまで来られたのだからシアワセ、満足と自分に言い聞かせながら歩きました。

と言いながら…次回があればと妄想中(笑)
by alice (2012-10-24 23:59) 

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