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2012年夏の旅(21)ペルピニャン~リヨン [2012夏ザルツブルクとフランス、スペインを巡る]

9/12(水) Perpignan8:18→Lyon-Part-Dieu11:50

Lyon/La Résidence 1泊(100€朝食込)

 10時ごろの出発の予定だったのですが、昨日はペルピニャンに早く戻ってきたこともあり、意外に元気なので8時過ぎのTGVでリヨンに向かいました。チケットも昨日購入済みでしたし、朝食の後はすぐチェックアウトして発車の10分前には駅(と言ってもホテルが構内ですから)のホームに立っていました。

↓ 8時過ぎたばかりなので、太陽が昇ってきたばかりの地中海の入り江

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↓ それからまもなく、朝焼けが綺麗な車窓風景に変わりました。

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ところが、そのTGVはナルボンヌでメカニック・トラブルで30分停車。結局はずるずる遅れて、リヨン・パールドウ駅には1時間以上も遅れての到着。

リヨンは12年ぶり2度目。前回はブルゴーニュを回った後に南下してきたのですが、今回は南のルシヨンから北上してきました。そして明日からリヨンから西のオーヴェルニュを巡ります。

悪いことにぽつぽつと雨が降ってきました。これから天候が崩れるのかしら?TAXIでホテルへ。ホテルの前の道路は歩行者専用になっていて、タクシーは通れますが、かなりのろのろ走りました。ホテルの場所は街の中心ベルクール広場から1ブロック、ショッピング街の真ん中にあります。建物は旧く、ビジネスホテルっぽい雰囲気です。

↓ 簡素系のお部屋ですが、バスタブ完備。

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洗濯を済ませ、外にでますと雨が止んでいました。「そうこなくっちゃ~」と機嫌よく、装飾美術館の近くのスペインバルでランチ。タパスをいくつかとビール、コーヒーとデザートのムース。オーナーはこの近辺にワインバー、レストランなどを展開しています。安くて美味しいし、自分のおなかに合わせて気楽にオーダーできるのが利点です。

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↓ 装飾美術館前の通り。リヨン名物?豚さんマークのレストランやワインバーも。

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↓ ベルクール広場と以前宿泊した広場に面した高級ホテル。

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ここから1Kほどのリヨン美術館(再訪)へ。↓美術館前の広場

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↓ 美術館の中庭

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↓ ペルジーノPerugino 「栄光の神」&「キリストの昇天」(1496~98)ペルージャのサン・ピエトロ聖堂旧蔵。祭壇画の一部

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↓ ゴーギャンPaul Gauguin「ナヴェ・ナヴェ・マハナ(かぐわしき日々)」(1896)

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さて、ここリヨン美術館のユニークなコレクションは19世紀リヨン派の絵画です。2000年の初訪問のときbowlesさんに教えていただくまで全く知らなかったので、当時も興味深く観たのですが、今回もやはり来てしまいました。

↓ ピナコテーカ・トレヴィル・シリーズ6「リヨン派画集」 古本屋から購入した、多分リヨン派について書かれた唯一?の画集だと思います。このシリーズは他に「カルロ・クリヴェッリ」「フォンテーヌブロー派」など持っていますが、現在は版元が倒産したため、手に入れるのは難しくなっているようです。

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帯には<19世紀、科学と実証の時代の潮流にあがらい古都リヨンに咲いた”あだ花”、カトリック復興運動とフリーメーソンから霊感を受けた特異な神秘主義絵画群。近代化の中で忘れられていた、世紀末象徴主義・ラファエル前派を先取りした画派を発掘する世界的にも稀有な画集>とあります。

リヨン派の代表的な画家ルイ・ジャンモLouis Janmot(1814~1892)の「魂の詩」シリーズは特別室に展示されています。以前はカメラ禁止でしたが、今回はOKでした。画家の宗教心と神秘主義の表れたこの連作は謎めいて難解ですが、美しい。。。

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↓油彩18点のうち上の画集の表紙にもなっているNO2「魂の移行」(中央部分)/新たに生まれた魂は天使に抱かれて地上に向かう。

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↓No3「天使と母親」地上に着いた魂は地上における母親に委ねられる。

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↓ No16「魂の飛翔」二人は子供時代を過ごした地を見捨て、未知の国々へと旅立つ。しかしこの飛翔は墜落の予兆をはらんでいる。

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↓ シモン・サン=ジャン Simon Saint-Jean「女庭師」

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↓ 階段室の装飾はピエール・ビュヴィス・ド・シャヴァンヌPierre Puvis de Chvannes

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 今回は初めて古代や中世の彫刻部門の見学をしました。エジプト古代美術の奥にひっそりコプト美術のコーナーがありました。

↓ コプト教の墓碑

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↓ カロリング朝の読誦席前飾り(8~9世紀)。リヨン近郊のL'abbaye de l'lle -Barbe 旧蔵

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↓ オーヴェルニュの聖母子(12世紀) 

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↓ カタルーニャVicの旧大聖堂のファサードにあった彫刻(1170-1180)「三人の預言者たち?」

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↓ 北イタリアのモデナの教会旧蔵 12世紀

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↓ 曲芸師(12世紀後半) ベリー地方ブールジュのSaint Pierre le-Puellier教会旧蔵 

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 追記:この彫刻の写真をどこかで観た覚えがあり、帰国後、本棚をチェックしました。アンリ・フォションの『ロマネスク彫刻 /形体の歴史を求めて』(辻 佐保子訳)に解説が2ページに渡って記載されているのを発見しました。フォンションが惹かれたというこの彫刻は楽器を奏で、詩を朗唱し、軽業を演じる芸人たちを表わす一群の良く知られた図像の体系に属しているそうです。サン・マルタン・ボッシェルビルには女性の軽業師の彫刻があると書かれていますが・・・記憶にありません。「力強く強調された枠組みのなかにあって、人体の軸線は湾曲した矩形の対角線と一致している。左手と右肘、右膝で枠線の境界線に触れており、足先がごくわずかにそこからはみだしている・・・やや淫らな優美さのうちに神経をはりつめている」と表現されたこの見事な彫刻は

↓ 扉口のアーチヴォールトを飾っていたようです(リヨン美術館のHPから)。

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↓トスカーナ、ピサのsainte-Catherine教会旧蔵。14世紀中ごろの彫刻「受胎告知」

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帰りはカフェでコーヒーを飲んでひと休み。

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↓ 懐かしいリヨン劇場

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↓ 今夜の出し物はオペラもなくて、明日は山海塾です。帰りはメトロでホテルに戻りました。

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↓ 夕食はベルクール広場のインフォメーションに置いてあったパンフレットを見て、お勧めのチャイニーズレストランへ。これが大失敗。広東風のおこげを頼んだのですが、超不味いのです。どおりで素敵な内装のお店はがらんとしていました。余程インフォメーションに文句言おうかと思ったくらい。。。

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↓ ブツブツ文句の独り言いいながらも、夜のリヨンの丘のイルミネーションンをパチリ。

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