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2012年夏の旅(26-2)ル・ピュイ・アン・ヴレ [オペラと美術の旅2012夏]

~続きです。

 横目でワンコのトイレを見つつ、↓前方の岩山のてっぺんに建つサン・ミッシェル礼拝堂を眺めました。奇観というかル・ピュイのランド・マークです。中世の巡礼者たちがサンティアゴへの出発点になる「ル・ピュイの道」に集結するときに、祈りと決意のうちに眺めた風景です。

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↓ 直進道路の先に

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↓ 突き当りに黒い火山岩で建てられたサン・クレール礼拝堂(12世紀)が建っています。以前来たときは修復中で青いテントがかけられていましたが、今は周りも綺麗に整備されていました。左の建物が巡礼救護院のようです。

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↓ 葉っぱもピンクのお花(名前が分かりません)が綺麗でした。写真は下手ですが、石の聖堂と花や緑の組み合わせを好んで撮っています。

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↓ 内部も見学できます。八角形の集中式プラン。

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↓ ここから坂を少し降りて、サン・ミッシェル礼拝堂の入り口へ。ここから標高80M、268の階段を上りました。14年前もツアーの人たちに遅れそうになって、必死に辿り着いたというひ弱な私です。「ここで死ぬかもな~」と考えながら・・・。まあそれも運命でしょう。ここに来られて幸せという気持ちのほうが強いですから。ハアハア、ぜいぜい、階段の踊り場に置かれたベンチで休み休み上りました。

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↓ ようやく到着!

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でも、修復、洗浄されてしまった(古めかしさが減退)サン・ミッシェル・デギーユ礼拝堂。少々気落ちしましたが、色モザイクが鮮やかで綺麗です。。

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☆ Chapel Saint-Michel- d'Aigullhe サン・ミッシェル・デギーユ礼拝堂

デギーユと呼ばれる尖った溶岩の岩山に建っています。こういった山や崖の頂点に礼拝堂や教会を建て大天使聖ミカエルに捧げるという謂れは古くはイタリアが発祥とのことです。イタリアではガルガーノ半島やトリノ近くのサクラ・ディ・サン・ミケーレ、フランスではモン・サン・ミッシェルなどがあります。ル・ピュイのサン・ミッシェル礼拝堂は古くは10世紀の中頃、11世紀後半や12世紀にも改築されました。

↓ 以前の訪問時は正面のタンパンとラントウが一番印象的でした。多弁型の3つアーチは中央に「神の子羊」左右に「黙示録の長老たち」

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↓ セイレーンたちの持ってるのは以前は長い髪の毛のように見えたのですが、こうしてみるとシャンプー後のドライタオルのような(冗談です)・・・。人魚はほとんど柱頭に彫られたものばかりなので、まぐさ石のは珍しいです。他にあったかしら?

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↓ 綺麗になった扉口装飾を見て悪い予感がしましたが、やはり内部も修復されていて、以前の素朴で土俗的な面影はかなり薄まったように感じました。

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↓ でも、小さな後陣のほとんど消えかかっていた10世紀の壁画は修復のおかげで、ぐっと鮮明になりました。

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↓ 入口の上階にも小さな祈りの空間があります。

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↓ 身廊から入口付近を見たところです。

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以前は身廊の壁に陳列棚があって、そこに「着衣のキリストの磔刑」の小さな木像があったのですが、どこかほか(美術館?)に移されたようで、空っぽになっていました。再見したかったのですが・・・。

↓ 外観をぐるっと回って

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↓ テラスから。空が曇って今にも雨が降りそうです。慌てて下山しました。

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 昼食がまだでしたので、大聖堂のほうに戻りました。↓ 途中の民家の壁の祠をパチリ。

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  そのうちまだ青空が広がって、急に夏のように暑くなってきました。市庁舎近くのレストランでランチにしました。ところが夏のような日差しのテラス席は蠅がぶんぶん飛んでいます。思わず「わ~っ!信じられない」・・・でもほぼ満席で皆さんは蠅を手で払いながら、美味しそうな顏です。私だって、つい3~40年前は蠅リボンの下で食事していたわけですしね(笑)

↓ あの黒板を見て注文してと言われましたが

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読めませんよう~アントレのフォアグラのパテ何とかソースというのが目に付きましたので、それとデザートにしました。フォアグラはとても美味しかったです。蠅を追うのに忙しくてカメラどころではなかったのですが、デザートのときはなんとか写せました。栗の餡に生クリームたっぷりで、これもグーでした。

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 これでル・ピュイのロマネスク巡りは終了しました。明日はリヨンに戻り1泊して帰国の途につきます。

疲れと安堵で(白ワインも飲みましたし)、ホテルに戻り夕方まで熟睡してしまいました。目が覚めてからはボーっとして、夜の大聖堂のライトアップ見学もパス。

↓ 夜食に階下のレストランでビールと蟹の春巻きのおつまみ程度でお腹を満たし、お風呂に入って就寝。

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tina

ル・ピュイ懐かしいです。でも自分の目で見たよりもaliceさんの筆と写真のほうが魅力的・・・。もう七年前になります。こんな素敵なところだったかな・・・と。昔から高いところに登るのが好きで(何とかと煙は・・・と言われていました)登るのは一向に苦になりませんでしたが。
夫は反対に登るのは大嫌いで、下に残ると宣言していたのですが、下には休むところもなく退屈だったからと後から登って来て皆にびっくりされたのも懐かしい思い出です。
by tina (2012-12-13 13:24) 

alice

tinaさま、私は平地を歩くのは1時間でもなんとかなりますが、登るのは心臓が弱いわけでもないのに苦手です。イタリアでもシエナとかほとんどパスしています。まだ40代だったのに、今思えば惜しい気がします。

でも、これから回ろうとして下調べ中の日本のお寺もかなり境内の階段がきつそうです。ツアーだと近くまでバスで行ってくれるようですが、せめて電車やバスや徒歩で行けるところは(ヨーロッパでも頑張ったのだから)行きたいのですが・・・
by alice (2012-12-13 15:18) 

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