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2012春ブリュッセルからスイスとフランスの田舎 ブログトップ
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2012年の旅計画 [2012春ブリュッセルからスイスとフランスの田舎]

 
 冬の旅と同じパターンですが、オペラを1週間ほど鑑賞後はスイスとフランスのロマネスクを巡る旅にでます。ゴールデンウィーク前後に日程を決め、首尾よくJALの特典航空券もゲットできました。あと3週間足らずに迫りましたが、体調を整えて、しっかり歩き、観て、美味しいものを食べて、愉しんできたいと思っています。

(2)植物050.GIF春の旅 4/23~5/12( 18泊20日)


4/23(月)

[飛行機]札幌8:00→成田9:40/11:10→パリCDG16:45...CDG(SNCF)[新幹線]→ブリュッセルMIDI駅20:42(TGV)
[ホテル] Park inn by Radisson Brussels 3泊


4/24(火)昼間はアントワープへ。新しい美術館↓
http://www.mas.be/MAS-EN/Publicatiekanalen/Stad/Musea/Musea-MAS/MAS-EN/Startpagina-MAS-EN.html

Meesterwerken_MAS.jpg

  [るんるん] ヘンデル『オルランド』@モネ劇場  19:00開演 

B・メータは舞台稽古中(モネのHPより)

PPH_9431.jpg


4/25(水)

リエージュへ[電車]。Saint Barthelemy 教会(12世紀の洗礼盤)

[るんるん] ロッシーニ『オテロ』@モネ劇場 20:00開演


4/26(木)
[飛行機] Brussels10:10→Wien12:00 (Brusseles Airlines)
[ホテル] Hotel Beethoven wien 2泊

[るんるん] トマ『ハムレット』アン・デア・ウィーン劇場 19:00~  チケットOK
S・ドゥゴー
Degout.png

 

4/27(金)
[るんるん] ムソルグスキー『ボリス・ゴドゥノフ』ウィーン国立歌劇場19:00~21:15 チケットOK

4/28(土)
[飛行機] Wien9:15→Zurich10:00(Swiss air)

[ホテル] Ambassador Swiss Quality Hotel 2泊


[るんるん] ヴェルディ『リゴレット』チューリッヒ歌劇場 19:00~21:45 チケットOK 

4/29(日)
[るんるん] ボロディン『イーゴリ公』Fürst Igor Borodin 14:00~ チケットOK

4/30(月)

[電車] Zurich9:09→Bellinzona11:23/[バス]12:39→Leontica13:44/
17:04→Bellinzona18:19

[ホテル] Hotel Internazionale 1泊

[くつ] スイス・ロマネスク①
Negentino  ☆ サン・カルロ教会


5/1(火)
[バス]Bellinzona9:35→Giornico10:15/14:37→Bellinzona15:23/[電車]15:54→Locarno16:13

[ホテル] Ramada La Palma au Lac 1泊
[くつ] スイス・ロマネスク②

Giornico
☆サン・ニコラオ教会
☆サンタ・マリア・デル・カステッロ教会

Muralto
☆サン・ビットーレ教会


5/2(水)
[電車] Locarno10:47→Spiez13:53

[ホテル] Hotel-Restaurant Seegarten-Marina 1泊
[くつ] スイス・ロマネスク③

Spiez
☆旧教会

Einigen
☆ザンクト・ミヒャエル教会(Zodeaque の表紙になっています↓)


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Amsoldingen
☆ザンクト・マウリティウス教会

5/3(木)
[電車] Spiez9:50→Bern10:20/15:04→Lausanne16:15

[ホテル] Continental hotel 2泊
[くつ] スイス・ロマネスク④

Bern
☆ベルン美術館
☆パウル・クレー・センター
Lausanne 
☆ノートルダム大聖堂

5/4(金)
[電車]Lausanne9:32→Romainmotier10:05/13:05→Lausanne14:05
[くつ] スイス・ロマネスク⑤

ロマンモテイエ

☆Romainmotier教会

ローザンヌ

☆アール・ブリュット美術館(11:00~18:00)

5/5(土)
[電車] Lausanne10:20→Zurich12:28

[ホテル] Ambassador Swiss Quality Hotel 1泊

[るんるん] モーツアルト『羊飼いの王様』チューリヒ歌劇場 19:00~21:30 チケットOK

5/6(日)
[飛行機] Zurich10:40→Paris CDG(2G)12:00/同ターミナル[新幹線]TGV14:16→Tours(St-Pierre)15:59

[ホテル] Hotel Val De Loire 1泊
[くつ] ヴァル・ド・ロワール・ロマネスク

トゥール
☆ Basilique St-Martin&Musee St-Martin(17:30まで)

5/7(月)
[電車] Tours9:12→Saumur9:52(ter)/[バス]10:08→Thouars10:51(bas)....20KのSt-Jouin des Marnes...5KのAirvault....25KのParthenay(約3時間[車(RV)]TAXI)14:00(15:32)[バス]→Niort14:47(16:20)

[ホテル] Best Western Hotel De la Breche 1泊

[くつ]ポワトー ・ロマネスク①

☆St-Jouin des Marnes修道院
☆Airvault St-Pierre教会

5/8(火)
[バス] Niort9:44→Melle10:30/14:30→Niort15:15/[電車]16:25→Poitiers17:09

[ホテル] Hotel Central 3泊
[くつ] ポワトー・ロマネスク②

メル
☆St- Hilaire 教会
☆St-Pierre 教会
☆St-Savinien 教会
ポワトゥ ・ロマネ.jpg

5/9(水)
[バス] Poitiers9:00→St-Savin9:45/12:57→Chauvigny13:12/15:00頃[車(RV)]TAXIで...15KのCivaux...20KのMontmorillon17:18[電車]→Poitiers17:55(ter)

[くつ] ポワトー・ロマネスク③

☆St-Savin教会
☆ChauvignyのSt-Pierre教会
☆CivauxのSts-Gervais et Protais教会

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☆Montmorillonのカテドラル&八角堂
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5/10(木)
[くつ] ポワトー・ロマネスク④
ポワティエ市内のロマネスク巡り

☆N-D la Grande教会
☆Ste-Radegonde教会
☆St-Hilaire教会
☆St-Jean 聖堂
☆Musee Sante-Croix

5/11(金)帰国
[新幹線] Poitiers8:18→ParisCDG2TGV10:45/[飛行機]13:30~
5/12(土)帰札
~成田8:00/10:25~札幌12:10







 


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2012年春の旅(1) 札幌~ブリュッセル [2012春ブリュッセルからスイスとフランスの田舎]

4/23(月)

千歳8:00→成田9:40/11:10→ParisCDG16:45...CDG(SNCF)19:07→BrusselsMIDI駅20:42(TGV)

 Park inn by Radisson Brussels 3泊

 4月とはいえまだ桜も咲かない春寒の札幌を早朝発ち、成田経由で順調にパリへ。ゴールデンウィークが近いこともあって、ようやくとれた特典航空券のビジネスクラスですが、やはりほぼ満席でした。

隣席には元エールフランスのCAだったという女性が出発直前にフランス人のご主人と搭乗しました。ご夫婦でも離れ離れの席でお気の毒でした。新婚さんらしくてアツアツが見え見えでしたから・・・。ニューカレドニアにお住まいで、今回の旅は病に倒れられた舅さんのお見舞いだそうです。ニューカレドニアの現状などいろいろお聞きしたり、お喋り。

機内食は軽い前菜の後はお盆の小皿9皿に懐石風に盛られた冷たい前菜3温かい前菜3主菜3が出て、それぞれとても美味しかったです。朝食代わりにいただいた鯛茶漬とたれにつけて食べる明石のたこ八のたこ焼きもぺろり。隣席の方もAFにはとても真似できないわ~美味しい!と感嘆されていました。

残念ながらカメラを上の棚から取り出す暇もなく、写真なしです。

 さて、パリに到着し入国審査へと歩いていましたら、後ろから見知らぬシニアの女性に「あの~失礼ですが」と声をかけられました。ブログを観ていただいているそうで、正直ぎょっ!髪はぼさぼさ化粧もはげた老女姿の私aliceを目撃されて、穴があったら入りたい~。ところがお話ししているうちに、オペラファンの方でkikukoさまもKametaroさまもご存じとのことで、一気に話に火がつきました。入国審査の長い列もものともせずお喋り。パリにお住いの娘さんのところからウィーンやチューリッヒのオペラをご覧になるスケジュールですが、私とは同じ公演に重ならなくて残念でした。

いつか再会できますようにと、ターンテーブルのところでお別れ。私は長い通路を歩きTGV駅へ。エレベーターも完備しているので、荷物があっても何の問題もありません。もしも飛行機が遅れたら困りますから、チケットはネットで予約していませんでした。自動販売機でブリュッセルまで買おうと思ったら、BRUSSELESではなく仏語ではBRUXELLESなのに気がつかず、駅名が出てこなくて焦りました。窓口は長蛇の列ですので、近くにいた人に助けてもらって無事購入。は~っ!ちょっとしたことに頭が回らない自分にがっかり。でも、ブリュッセルくらいアルファベットで入力しなくても表示があると思うでしょ。北駅からに比べると本数は少ないけれど・・・。

夜7時過ぎてもまだ明るい窓外に、菜の花畑が黄色の絨毯のように広がる風景に、綺麗!北ヨーロッパの春の野の典型的な風景はこの後も何日も続きました。途中電気系統のトラブルがあって、のろのろ運転になり30分ほどの遅れで、ブリュッセルミディ駅に到着。

↓ 駅前のホテルはやや高級なビジネスホテルですが、時期が悪くて通常の2倍の部屋代がかかりました。部屋は広いけれどシャワーのみ。

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2012年春の旅(2) ブリュッセル(アントワープ) [2012春ブリュッセルからスイスとフランスの田舎]

4/24(火) Brusseles Midi9:18→Antwerpen9:57/14:03→Brusseles14:42

↓ ブリュセッルMIDI駅の目の前のホテル。青いネオンの少し奥まったガラスの入口から中庭を抜けると、ようやくホテルの回転ドアが見えてきます。裏側の部屋だったので静かでした。朝ごはんはさすがビジネスマンに好評の宿なので◎。

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 部屋を出て数分後に丁度出発する列車があり、飛び乗ってアントワープへ。近郊都市間のチケットは列車内で購入することになっていることを今回初めて知りました。片道約6~7€

↓ この時だけ乗った一等車(約10€)

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 アントワープは初独り旅で来て以来ですから18年ぶり!昔のホームの地下に新しいホームやショップを増設する大規模な改装がされたようですが、正面の大時計は残っていました。懐かしい~。

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しかし、あの懐しい荷物預かり所、チッキの受け取りに何度も通ったところは当然無くなって、スタバになっていました。時代の流れをしみじみ。。。

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 さて今回の目的の新しい美術館へのアクセスです。美術館のHPで調べたバスののりばを見つけるのに難儀しました。

駅正面を出ますとロータリー、その先の大通りから左に200メートルが大きなバスターミナルです。ところがHPで記載された番号の乗り場が見つかりません。うろうろしたあげく、結局はバスのインフォで聞いてようやく判明しました。広場に面した大きな古い建物の横にバス停があります。バスは10分ほどでやってきて、10人ほどの乗客はほとんど美術館で降りました。

昔は赤レンガの倉庫が並んでいた波止場が素敵な建物が並ぶお洒落なエリアに変貌していました。以前はこの辺まで観光プチ・トランが走っていたのです。

そのなかでも一際目立つMAS ( Museum Aan de Stroom)。

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お目当てはアントワープ王立美術館のコレクションの特別展示です。↑のガラス張りロビーから素晴らしい眺めを楽しみながら展示階へエスカレーターで昇っていきます。

↓ 展示室前のポスターもフーケの聖母子をデザインしたもの。

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以前アントワープに来たときは王立美術館の閉館日で見学できなかったので、今回が初めて観るものばかりなのです。しかもカメラOK!

今回の旅の写真で問題点があります。今まで使ってきたソフトがあのウィルス騒ぎの後使用不可になり、新しいPCにすでに入っていた編集ツールを使っています。慣れないので切り取りが巧くできません。歪んだり、構図がめちゃめちゃですがお許しを。。。

↓ フーケJean Fouquet「聖母子と天使たち」1450頃 95×86  ベルリンのナショナルギャラリーにある「エティエンヌ・シュヴァリエと聖ステパノ」と共に「ムランの二連祭壇画」と呼ばれています。アントワープの祭壇画が右にあり、幼児イエスの指差す左にベルリンの祭壇画という構成。ここのボランティアのガイドさんはもちろんそのベルリンの祭壇画の大きな写真を用意して説明していました。

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フーケはほかに小品1点ありました。

↓ エイクJan van Eyck「噴水の傍らの聖母子」1439  19×12.2

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↓ アントネッロ・ダ・メッシーナAntonello da Messina「キリストの磔刑」1475 59.5×42.5 

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 ↓ マセイスQuentin Massys「聖クリストフォルス」106×72  上に掲げてある男の肖像画もマセイス

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 ある展示室は部屋の中央に置かれた大きなテーブル。その上に小品が何点か立てかけられ、椅子に腰かけて作品と同じ目線でじっくり観られるようになっています。ここで鑑賞した珠玉の2点は

↓ エイクJan van Eyck「聖バルバラ」 1437 31×18 写真はひどいですが、溜息もののエイクの美しい線描に目が釘づけ。余談ですが、エイクの作品はメルボルンにある聖母子と帰属が疑われる作品以外はこれでほぼ鑑賞完了になりました。

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↓ ウエイデンRogier van Weyden「フィリップ善良公」1460代 

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 ここからスムーズに行くと徒歩10分ほどでノートルダム寺院ですが、旧市街は迷路のようで、倍くらいかかってようやく到着。ノートルダム教会はすっかり様変わりしていました。内部はピカピカになって白塗り、有料、カメラ禁止。以前の古びた寺院で、ルーベンスの祭壇画を眺めて感動したことが懐かしい。。。来なければ良かった(ブツブツ)

↓ ノートルダム寺院の横から

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↓ 後陣側の広場へ。これも時代の流れで大きなマックのお店。

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また以前は地下を走るバスだったけれど、立派なメトロが完成していました。これに乗ってアントワープの駅経由でブリュッセルに戻りました。駅構内でピザとビールなど買い込んで、部屋に戻り遅いランチ。

仮眠の後モネ劇場へ。地下を走るTトラムという不思議な乗り物(笑)に乗って4つ目がオペラ座の近くの駅です。初めはTトラムとばかり思っていましたので、ホテルの人に乗り場を尋ねても話がかみ合いません。MメトロのほかにTトラムは地下を走る路線もあるので、ややこしいことに。。。

ヘンデル『オルランド』@モネ劇場  チケット89€

Orlando
Direction musicale ¦ René Jacobs   Mise en scène ¦ Pierre Audi

Orlando ¦ Bejun Mehta   Angelica ¦ Sophie Karthäuser  Medoro ¦ Kristina Hammarström

Dorinda ¦ Sunhae Im  Zoroastro ¦ Konstantin Wolff

Orchestre ¦ Baroque Orchestra B'Rock

 今夜の公演は4回目でしたが、TVカメラが入ってましたので、ヨーロッパでは放映されるようです。メータがウィーンの舞台を途中で降板したという情報もあり、心配でしたが、第一声から調子が良いのがありありといった素晴らしい歌唱に胸をなでおろし、ヘンデルの世界に引き込まれていきました。

舞台はシンプルな分、スクリーンでメータの姿を映しだし、オルランドの苦悩を表現するという。。。メータあっての今回のこの演出です。他の若い歌手たちも揃ってフレッシュなパフォーマンスでした。韓国人ソプラノ(DorindaのSunhae Im)も大活躍。メータの風貌もインドの血をひいていますから、仏像・・・そう阿修羅を思い浮かべてしまいます。舞台のしつらえもアジアっぽく、水辺に浮かぶ多数のローソクの光が灯篭流しのようでした。第一幕の軍隊は9.11を思い浮かべるレスキュー隊。毀れた家屋、どうしょうもないかなわぬ恋、壊れていく心。。。どのシーンにも切なくジーンときてしまいました。2幕終わりにドラマチックに狂乱の場面で幕が下りたのですが、3幕はややだれてしまった感はありました。ハッピーエンドで教訓的な3幕は現代には受けないのかもしれません。

席は二階ロッジア左。この公演のチケットは他の公演に比べると売り出しが遅く、発売初日に手配したのにセカンドカテゴリーしかとれませんでした。それでも舞台に近い分、平戸間の後ろより良かったです。

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今年は1月の時と悟りといい今夜ののオルランドといい滅多にないほど優れた演奏のヘンデルが聴けました。夏のシーザーでそろい踏みになるかもとホクホクしながらホテルに戻りました。

夜中のブリュッセルMIDI駅構内でしたが、ポリスや警備の人があちこちに立っていて、安心でした。昼に続いてまたまた簡単に手持ちのもので夜食。明日はレイネさんとリエージュでランチなので我慢我慢。


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2012年春の旅(3) ブリュッセル(リエージュ) [2012春ブリュッセルからスイスとフランスの田舎]

4/25(水)Brusseles MIDI 9:24→Liege Guillemins10:19/15:00→BrussellesMIDI 16:03

 今日はブログ仲間のレイネさんとリエージュの駅で待ち合わせ、旧市街の聖バルテルミー教会に残る12世紀の洗礼盤の見学とランチをご一緒していただきました。2009年の秋以来の再会でした。

この駅は超モダーンな建築。上階になっているホームを降りると見晴しの良い眺めが拡がり、駅舎はどこ?とキョロキョロ(駅舎はホームの下の地上階です)。

↓ リエージュ.ギレーマン駅

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下の駅前広場にレイネさんのお姿が見えました。挨拶もそこそこに早速彼女の赤い可愛らしい車で、旧市街にあるサンバルテルミー教会を目指しました。

↓ 聖バルテルミー教会Saint Bartholomew's Collegiate Churchはオリジナルは11世紀にライン河畔のロマネスク様式だったそうですが、何度かの改築を経て現在は18世紀の建築当時のモデル二ズモスタイルのものに変わっています。最近(1999~2006)大がかりな復元工事があり、塔や外壁のロンバルディア・アーチがこの時の改築と思われます。

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 旧市街は路も狭く駐車場スペースも見つかりません。教会前の片隅に駐車して教会に入りました。12世紀のものとされる真鍮の洗礼盤があるので有料です。日本語の説明パネルもありました。ベルギーの驚異7つに数えられるというお宝です。ロンドンのV&A美術館でコピーを観たのが2009のレイネさんとの初対面のときの旅でしたから、何かしら縁を感じました。V&Aのはさすがに精巧なコピーでした。12世紀にこれほど完成度の高い、技術的にも難しいものが造られていたことに驚き、機会があったらぜひ観たいものと思っていました。おかげさまで念願を果たすことができました。感謝です。

下方からの照明がグリーンなので写真にとると緑ががってしまうのが残念でした。同時期の同タイプのものがあるかどうかは知らないので、比較はできませんが、ロマネスクの終わり頃?と推察したのですが、解説では1107~1118の間の制作とのことです。12世紀前半のユイの金銀細工師Renierレニエの手になるもの。解説書に寄りますとモザン美術(ムーズ河中流域に12~13世紀に発展した様式)に、古代やビザンティンの影響もうかがえるそうです。

洗礼盤には5つの場面が繊細な立体感で表現されています。台座には牛が10頭(2頭失われて)で洗礼盤を支えています。

↓ キリストの洗礼

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↓ 悔悛の洗礼

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 ↓ 哲学者クラトンの洗礼

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 ↓百人隊長コルネリウスの洗礼

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洗礼者ヨハネの説教は下の写真右に写っています。洗礼盤の置かれた(元は主扉口?)ところから内陣祭壇方向を撮りました。

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さて、見学が終わりオペラ座(改装中)のそばの大きなショッピングセンターの地下に駐車して、近くの細い路に面したイタリアレストランでランチ。通りに面した黒板のトリッパとポレンタに惹かれて立ち止まって迷っていましたら、通りがかりのオジサマが「ここは美味しいよ~」と声をかけてくれて、決まり!

↓ 修道院のビールOrvalがレイネさんのお勧め。グラスもビールごとに違うというのが面白いです。

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↓ 鱈のポレンタ

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 ↓ トリッパ

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ベルギーのイタリアンですから、まあこんなものでしょうといいながらも美味しくいただいてお腹がいっぱいになりました。名残惜しく近くのカフェでおしゃべりしました。彼女はケルン、私はモネと夜はオペラの予定があるので、2:30頃駅でお別れ、3時の列車でブリュッセルに戻りました。

↓リエージュの駅ホーム

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ロッシーニ『オテロ』@モネ劇場 20:00~ コンサート形式 チケット67€

Otello, ossia il moro di Venezia
Direction musicale ¦ Evelino Pidò


Otello ¦ Gregory Kunde   Desdemona ¦ Anna Caterina Antonacci   Elmiro ¦ Giovanni Furlanetto

Rodrigo ¦ Dmitry Korchak   Jago ¦ Dario Schmunck

Emilia ¦ Josè Maria Lo Monaco   Lucio ¦ Stefan Cifolelli

Doge / Un Gondoliere ¦ Tansel Akzeybek

Orchestre ¦ Orchestre symphonique et chœurs de la Monnaie 
 コンサート形式のローッシーニのオテロを聴きました。もちろんヴェルディのオテロのほうが知られていますが、最近はペーザロやチューリッヒでも上演され、知られるようになってきました。
クンデが始めのうちは不調で声の太さがロッシーニにはあっていなくて、彼の欠点なのでしょう。でも後半は頑張って、このオペラの先輩の意地を見せた形になりました。
アントナッチはもうさすが!こういうのがイタリアオペラよね~イタリア語のデクション、節回し、暗めのメゾの悲劇的な表現・・・柳の歌もうなるほど巧かったです。
若いロシアンのテノールコルチャックも頑張りました。何年か前にペーザロでの公演があり、その時bさんからいただいた音源を聞いていました。その事自体は忘却の彼方だったのですが・・・汗。不思議に耳が覚えていてフローレスの歌唱と比較してしまうのです。それでもコルチャックはかなり奮闘していて、なかなか有望かなと思わせる演奏でした。それにバルチェローナを美少年にしたような可愛い顔なのもプラスです。カーテンコールも盛り上がりましたが、写真はすべて失敗。
参考CD/Rossini「Otello」
指揮:へスス ロペス-コボス   オテロ:ホセ・カレーラス   デズデモーナ:フレデリカ・フォン・シュターデ
エルミーロ:サミュエル・レーミィ  ヤーゴ:ジャンフランコ・パステーネ  ロドリーゴ:サルヴァトーレ・フィジシェーラ  エミリア:ヌッチ・コンド   演奏:フィルハーモニア管 <1978収録>
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↓ モネ劇場の広場は工事中
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まずは優れたモネのオペラふた夜に満足。 Tの駅もロッシーニの床屋さんの序曲が流れていて、夜遅いので、こわごわな気持も和らぎました。

今夜でブリュッセル3泊も終わり、明日はウィーンへの移動日です。荷造りしてベットに入るともう2時になっていました。

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2012年春の旅(4) ブリュッセル~ウィーン [2012春ブリュッセルからスイスとフランスの田舎]

4/26(木) Brussels 10:10→Wien12:00

Hotel Beethoven wien 2泊

 早くも次の目的地ウィーンに移動の日。あいにく8時出発という朝のラッシュアワーの時間にぶつかったので、ホテルのレセプションでは、今は混んでるから駅から拾ったほうが早いと言います。ホテル側からバスターミナルに近いタクシースタンドが見えなかったので、冷たいホテルだわ~とぶつぶつ言いながら行ってみますと、数台が待機していました。状況が分からないと、荷物を抱え不安になります。こういうことが重なり疲れもたまるのでしょう。

 雨が今にも振り出しそうな暗い朝のブリュッセルでしたが、飛行機は順調に気温25度近くの快晴のウィーンに到着。ウィーン・ミッテ駅迄はスカイライナーCATで(往復18eur)。ミッテ駅は昨秋以来ですが、まだ大改装中。メトロに乗り換えするには階段があります。荷物を持っての階段は腰痛のもとですから避けなければなりません。道路を横断したところにTAXIが待っていました。ライラックの花も満開の初夏のようなウィーンの街は華やかにみえました。ユーロ圏内では経済的にも安定している余裕でしょうか。

今年の1月にきた時は、アン・デア・ウイーン劇場ではオペラがなかったので、国立オペラ劇場近くのホテルにしたのですが、やはりこちらのベートーヴェンHの方がリーズナブルで快適でした。レセプションの女性も変わっていないし、裏方を担当しているきびきびした可愛い娘さんも私を見てにっこりしてくれるし。。。2009年以来数回泊まったでしょうか。朝ご飯のオレンジジュース生を頼めるのとコーヒーをポットでいれてくれるサービスが無くなったのは惜しいけれど・・・。

↓遅くなったランチはいつものベトナム料理。暑くなってきたので麦酒と春巻、焼きそば。

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↓ ホテルの前のパパゲーノ通り。右がアン・ディア・ウィーン劇場、つきあたりが食べ物横丁

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 部屋に戻って開演までお昼寝。すっきり目覚めて、今回の旅のお目当てNO1のハムレットの観劇です。チケットは自宅まで郵送してきましたので、15分前に部屋を出てもOKでした。

トマ『ハムレット』@Theater an der Wien 19:00~  
Hamlet
Opéra in fünf Akten (1868)
Musik von Ambroise Thomas
Libretto von Michel Carré und Jules Barbier nach William Shakespeare

Besetzung
Schauspieler Rolle
Musikalische Leitung Marc Minkowski

Inszenierung Olivier Py

Hamlet :Stéphane Degout   Ophélie Christine Schäfer 
Claudius roi de Danmark:Phillip Ens    La Reine Gertrude :Stella Grigorian
Polonius: Pavel Kudinov    Laërte: Frédéric Antoun    Le Spectre :Jerôme Varnier
Horatio / Premier Fossoyeur :Martijn Cornet    Marcellus /Deuxième Fossoyeur :Julien Behr

Orchester Wiener Symphoniker

Chor Arnold Schoenberg Chor (Ltg. Erwin Ortner)

 席は最前列左側、ミンコとこのオーケストラの息もピッタリで、フランス一辺倒ではなくドイツの固さのあるそれでいて華麗 な演奏でした。演出がドイツの美術にも通じるひりひりと血の滲むような痛さのある、死の虚無感が支配する世界なので、そういう意味でも相乗効果倍増の優れた舞台になったと思います。デンマークの古城は大階段とその階段がいくつかに縦に割れて半円アーチの地下聖堂のような空間を造りだします。全般に白、黒、グレイのモノトーンの色調。民衆の勝利を表す旗が真紅。

ハムレットの実舞台は2年前のMETと今回でまだ2回目です。前奏でのメトで面食らったホルンの響きも今回は抑えた響きで及第点。歌手陣もすべて好調で、さすがにドゥグーのフランス語のデクションは素晴らしいものでした。ただMETでのキーンリサイドのハムレットに比べると単調に聴こえたのはキャリアが浅いからなのか?私の好みの問題なのかも・・・。

演出はなかなか考えさせられるもので、そうそうと頷ける場面も多く、ピイの苦手なところがほとんどなかったのは幸いでした。幕が開くと透明なカーテンの奥の高い所で、自傷行為に及ぶハムレット。彼の鬱々した異常な精神のありようが暗く全体を覆う。。。爪をしょっちゅう噛む幼児性、母親との母子相姦的な関係など、入浴シーンではハムレットは全裸で、ここはドキドキ(笑)鍛えられたしかし、マッチョではない男の体は美しいものです。

METのハムレットに比べると知的に練られた舞台はいまいちドキドキ感に欠けてしまいましたが、愉しめました。オフィーリアのシェーファーもとても良かったです。この演出と音楽だからこそ生きる彼女の気品ある歌唱。フランス語のデクションにやや堅さがあるが、それすらも絶望と狂乱の末に自死する哀れさに結びつく。。。このシーンのお人形のように舞台を滑って湖上に消えていくオフィーリア。その死を嘆きながらもオフィーリアの亡骸をかき抱くわけでもないハムレット。冷たい王子様。それでも「お終いだ~!」と悲痛に叫び、血にまみれた終焉を迎えます。王族(独裁者)の滅亡と人民の革命の勝利で終幕。こういう結末であっても、民衆にとってのハッピーエンドには繋がらない・・・そんなことをを胸に・・・そんな時代に生きているんですね。

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アン・ディア・ウィーン劇場はこれで3度目ですが、選択が良いので(エヘン 笑)すべて、私のオペラ歴でも特筆すべき高水準の舞台に接することができました。高揚した気分のまま隣接の宿に戻り、手持ちの簡単夜食を済ませ、眠りに就きました。






 


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2012年春の旅(5) ウィーン [2012春ブリュッセルからスイスとフランスの田舎]

4/27(金)

ウイーンの観光はあまりできませんでした。ひとりではホリイゲもつまらないと今回もパスして、ブリュッセルからの機内誌で見たアルベルティーナの特別展へ。素描のコレクションでは世界に誇る美術館らしい催しで、印象派、後期印象派も含めたパステル、水彩、インクなどデッサン画が多数。記念の年なのでクリムトのデッサンも特別展。

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MONET BIS PICASSO (THE BATLINER COLLECTION)アルベルティ―ナの常設展も見学しました。印象派、フォヴィズム、バウハウス、ロシアのアヴァンギャルドなどのコレクション。エミール・ノルデ、ベックマン、ヤウレンスキー、マッケ、キルヒナー、マレヴィッチと好きな画家が揃っていて楽しく鑑賞。すべてカメラ禁止。

↓ ピサロ Camille Pissaro 「農家の娘」1883 絵葉書

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2時間くらいの鑑賞でヘトヘトになって、美術館のレストランでランチ。↓お天気が良いのでテラス席は予約でいっぱいだそうで、なかのほうで白アスパラガスをいただきました。

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せっかくの良い天気なのに勿体ないと思いましたが、長旅ですので無理せずに夜のオペラに備えて、宿の部屋でのんびり過ごしました。

ムソルグスキー『ボリス・ゴドゥノフ』ウィーン国立歌劇場19:00~21:15  173€

Boris Godunow
|Modest Mussorgski

Tugan Sokhiev | Dirigent
Yannis Kokkos | Regie und Ausstattung

Ferruccio Furlanetto | Boris Godunow
Kurt Rydl | Pimen
Marian Talaba | Grigori
Stephanie Houtzeel | Fjodor
Ileana Tonca | Xenia
Aura Twarowska | Amme
Jorma Silvasti | Schuiskij
Eijiro Kai | Andreej Schtschelkalow
Andreas Hörl | Warlaam
Benedikt Kobel | Missail
Monika Bohinec | Schenkenwirtin
Alfred Šramek | Hauptmann 
Norbert Ernst| Gottesnarr
Sorin Coliban | Nikititsch
Hans Peter Kammerer | Mitjuch
 ソヒエフはここSOでの「スペードの女王」の指揮でいっぺんにファンになりました。あれから3年、若手の指揮者としてますます活躍しています。たまたまハムレットのサブスケジュールで、この公演が入りラッキー!と小躍り状態でやってきました。。。。が、しかしなんか違うのです。ウィーン歌劇場のオーケストラとも慣れあいの雰囲気が見てとれて、しまらない演奏にがっかりでした。短縮版ですが、それにしても宿のおかみさんや乳母のアリアがないのは淋しい・・・そんななか孤軍奮闘したのがフルッチョさまでした。演出も刺激がなさすぎというかこのオペラにふさわしいロシアの大地を揺るがすような重厚さが欠けているのです。ゲルギーの指揮のほうが良いなあ~と思った今夜のボリスでした。席はファーストカテゴリー最前列左側。
↓カーテンコール、この後さっさといなくなるオーケストラに、フルッチョさまがお気の毒。。。
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フルッチョさま以外は期待外れのボリスでしたが、明日はチューリッヒに移動ですので、気をとりなおして荷物整理をして就寝。

 

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2012年春の旅(6) ウィーン~チューリッヒ [2012春ブリュッセルからスイスとフランスの田舎]

4/28(土) Wien10:00→Zurich11:25(Swiss Air)

Ambassador Swiss Quality Hotel 2泊

 チューリッヒはウィーンよりも気温が高く、到着したときは30度近くありましたが、湖からの涼しい風が吹きさわやかな一日でした。チューリッヒの定宿は3年ぶりですが、レセプションの愛想の良さは変わっていませんし、希望通りのお部屋もとってくれました。シングルでもバスタブがついてない部屋もあるのです。

↓ シングルベットが壁際のコンパクトな部屋。 写真では良く見えませんがベットカバーは白いキルトで私好み。

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↓窓際のデスクにインスタントラーメンと林檎のウエルカムサービス

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↓ バスルームの白黒市松模様のタイル床も私好み。

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洗濯の後はスイスフランを調達に外出。すぐ近くのトラムの停留所の通りにATMがありました。お金をゲットするとお次はランチときょろきょろ。すると目の前にビュッフェスタイルのカフェがあります。新しいお店のようでした。好きなものを好きなだけ気軽にいただけるので、重宝しそうです。重さで値段が表示されます。ワインを含めて20スイスフランくらいで、味もまあまあいけます。レンズ豆のコロッケやラタトイユ、デザートは苺とマンゴークリーム。

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↓ 食後は湖畔を散歩

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昼間のワインが効いて、ぼーっと眠くなってきました。ホテルに戻り仮眠。

ヴェルディ『リゴレット』チューリッヒ歌劇場 19:00~21:45 
Rigoletto Verdi

Conductor/Nello Santi

Producer/production/Gilbert Deflo

Set and costume design/William Orlandi

Choir rehearsal/Ernst Raffelsberger

Orchestra/Zurich Opera House Orchestra

Choir/urich Opera House Choir


Sen Guo (Gilda), Liliana Nikiteanu (Maddalena), Liuba Chuchrova (Giovanna), Ivana Rusko (Gräfin Ceprano), Mariana Carnovali (Page); Juan Diego Flórez (Il duca di Mantova), Leo Nucci (Rigoletto), Pavel Daniluk (Sparafucile), Valeriy Murga (Monterone), Morgan Moody (Marullo), Miroslav Christoff (Borsa), Tomasz Slawinski (Ceprano), Joa Helgesson (Usciere)

席は2列目中央。最前列の中央が3席空いていましたので、とても良く見えました。開幕ベルが鳴り、観客もすべて着席しましたが、指揮者がしばらく現われず・・・心配してしまいました。数分後、サンテイさんが巨体を揺らして指揮台に上って一安心。しかし、老いてこれだけ太っているしとの気遣いも無用でした。ひとたび指揮棒を振り下ろすや否や・・・ヴェルディワールドが瞬く間に広がって…凄い!と思わず手を握り締めました。フローレスもヌッチも水を得た魚のように自然な動きで、歌い演技します。出遅れ気味だった韓国人ソプラノのセン・グオも「いとしい名前は~」のアリアから突如と言っていいほど感動的な歌唱になり、盛大なブラバーがかかりました。サンティさんのご指導の賜物でしょう。若い音楽家の育成に大層熱心なサンテイさんです。数年前、PMFのコンダクターとして札幌にも来ていただきました。演奏会も素晴らしかったですし、その時の地元の新聞に載ったインタビューも感動的だったことを思い出しました。

リゴレットはドレスデン歌劇場で2008年に観たものがあまりにも素晴らしく、しばらくリゴレットは封印と思ってきましたが、フローレスはもとよりヌッチのタイトルロール役に魅かれ、チケットもはやばやと手配したのです。どちらが良かったとか単純には比較できませんが、演出はドレスデンのほうが洗練されていて、畳み掛けるようなドラマティックな展開も凄いものがありました。今回のチューリッヒは古典的な舞台で、それなりに安心して観ていられるので、個々の歌手の歌に没頭できました。これがイタリア歌劇の真髄、これがサンティの手法なのでしょうか・・・フローレスも昨秋のミラノより瑞々しいスーパーな歌唱を聴かせてくれました。ヌッチのなりきりリゴレットにはほとほと感心。歌はやはり後半は少々息切れしましたが、素晴らしい!の一言。残念だったのはマッダレーナのNikiteanu、全然声が飛んできません。端役と思って怠けちゃ駄目よ!休憩にはフローレス夫人のチャーミングなお姿も見えて、華やかに盛り上がった公演でした。

↓ 劇場内のポスター


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ぐっと涼しくなった夜、明日から天気が崩れそう~。劇場裏手の宿に帰り、せっかくなのでサービスのカップラーメンを夜食にいただきました。容器の包装は日本のとは違いますが、正真正銘のメイドインジャパン日清食品のマーク入り。林檎も美味しくいただきました。


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2012年春の旅(7) チューリッヒ [2012春ブリュッセルからスイスとフランスの田舎]

4/29(日)

 朝は曇っていましたが、次第に晴れて良い天気になりました。ホテルの近くからトラムでチューリッヒの中央駅へ行き、インフォでスイスパスを購入しました。5泊6日の予定でスイスの南西を回る予定なのですが、6日間有効パスが無いので一応8日間(384CHF)を購入しました。これでほとんどの列車、バス、美術館がフリーになります。スイスの交通費は高額になりますから、特別割安感はないにしても(細かい計算はしていません)、購入の手間も省け、とても便利でした。実際支払ったのはチエントヴァッリ鉄道の眺望列車2CHFとローザンヌのアール・ブリュット美術館の10CHFくらいでした。

↓ チューリッヒ市内 リマト川の風景 

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↓ チューリッヒ大聖堂Grossmunster zurich 中央駅とホテルの中間にあり寄ってみました。以前来た時から10年もたっていました。生憎日曜日で今回も回廊は閉まっていました。内部はカメラ禁止。ロマネスクの彫刻の残る扉口。

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↓ クリプトで水に浮かべるタイプの蝋燭を親しかった亡き人に捧げ、後陣側から小路を辿って散策。1996年初秋、大学生だった次女とこの近くのホテルに泊まったことなどが懐かしい・・・。

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 昼食はレトルトのごはんでつくったお握りや途中で購入してきた苺などで済ませました。今日のオペラは日曜日でマチネです。

ボロディン『イーゴリ公』Fürst Igor Borodin 14:00~ 

with German and English surtitles
Last performance this season

Conductor/Vladimir Fedoseyev

Producer/production/David Pountney

Orchestra /Zurich Opera House Orchestra
 
Egils Silins (Igor Swjatoslawitsch, Fürst von Sewersk); Olga Guryakova (Jaroslawna, seine zweite Frau); Peter Sonn (Wladimir Igorewitsch), Dmitry Belosselskiy (Waladimir Jaroslawitsch), Pavel Daniluk (Kontschak); Olesya Petrova (Kontschakowna); Miroslav Christoff (Owlur, ein getaufter Polowetzer), Valeriy Murga (Skula), Martin Zysset (Eroschka); Bettina Schneebeli (Die Amme der Fürstin Jaroslawna), Viktorija Bakan (ein Polowetzer Mädchen)
 初めての演目ですが、抜粋で演奏されることの多い曲(ダッタン人の踊り)や合唱などで、親しみがありました。滅多に上演されないこともあり、グリャコーヴァも好きなので、観ることにしたのです。席は3階1列目セカンドカテゴリー。
指揮はフェドセーエフ、メリハリのある良い演奏でしたから、飽きるということはまったくなく、楽しめました。グリャコーヴァ以外は若い歌手が多く、なかではタイトルロール役のバリトンEgils silinsテノールPerter sonn、声量豊かなメゾのMiroslav Christoffが目立っていました。さて肝心のグリャコーヴァですが、一言で無残と言っていいほどの歌唱で、耳を覆いたくなったほど…ショックでした。昨年の新国立の蝶々さんは声は重くなったので高音は苦しかったのですが、まだまだ良いところがありました。まだ若く美しいだけにとても残念です。彼女が足を引っ張る感じになってしまった舞台は今日で最後だったようですが、彼女に対する拍手も少なく、心なしか指揮者のフェドセーエフも元気なく見えました。演出はダンスの場面が嫌に長くて閉口しましたが、あとは中世ロシアの皇帝の物語を手堅くまとめて(ややこしい話ですが)いました。
↓ 私の席から
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 夕食はホテルのレストランで(泊り客は2割引き)、白アスパラのお皿(これだけでお腹がいっぱい)美味でした。
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 明日からはローザンヌ以外は地方の小さな町に滞在することになります。5泊分の荷造りをして就寝。

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2012年春の旅(8) チューリッヒ~ベッリンツォーナ [2012春ブリュッセルからスイスとフランスの田舎]

4/30(月) Zurich8:35→Bellinzona10:50/12:11→Leontica13:44/

17:04→Bellinzona18:19

Hotel Internazionale 1泊

 5泊分を小さなキャーリーバックに、残りは中型のスーツケースにギシギシ詰めて、ホテルの荷物室に預けました。8時にチェックアウトしてトラムで中央駅へ。早くも15分後には到着。当初の予定より30分早いミラノ行に乗り込み、南下すること2時間余りでベッリンツォーナに着きました。

ベッリンツオーナはイタリアとの国境近く、ティチーノ州の州都の町です。中世の城が3つ残っていて2000年に世界遺産にも登録されました。お城好きな方には垂涎の地でありましょうが・・・。時間もなく、天候にも恵まれず見学はできませんでした。

宿は駅の真ん前。「Buon Giorno!」とレセプションの方に愛想良く迎えられました。そう、ここはもうイタリアです~。

↓ 最上階の天窓のある部屋は屋根裏部屋みたいでロマンチック。天窓から夜はライトアップされたお城の眺め。下の丸窓からは駅が見えました。

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↓ チューリッヒのホテルで朝ごはんを沢山いただいたので、ランチは抜き。おやつにウィーンで買ってきたザッハートルテをいただいて休憩。ipadでMIXIにつぶやき投稿。スイスのマップはスイスパス購入時の付録です。

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ここで、うっかりミス。列車でBiascaまで行って、バスに乗り換えなのに、ここBellinzonaからバスと勘違いしてしまいました。少し早めに出て、停まっているバスの運転手さんに確認しましたら「これに乗りなさい。Biascaに着いたら乗り換えを教えてあげるから」とのこと。結果的には遠回りになりましたが

↓ ぐるぐる小さな町や村に寄りながらBiasca駅前へ。

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biascaの駅前からは10分くらいの待ち合わせタイムでAquarossa行に乗車しました。親切なバスの運転手さんが心配そうに何度も教えてくれて有難いことでした。Aquarossaで待っていたミニバスに乗り換えてLeontica Chiesaまで。Aquarossaでも乗ってきたバスの運転手さんが、わざわざ降りて、ミニバスの運転手さんに、シニョーラは教会に行くからと伝えてくれて、本当に親切な方たちでした。Leonticaで降りたとき、帰りのバスの停留所を訊きましたら、ここで待っていればよいとのこと。そして運転手さんも降りて、たばこを吸っていたのでここが終点と勘違い・・・それが間違いの元でした。

↓ 目の前のバール(オレンジ色の建物)で鍵を借り、写真の右方向の道を行きます。帰りに写したので、すでに雨が降っています。

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↓ のどかな村の道をSan Carlo Negrentinoの標識(二か所あり)に従って。。。

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↓ 周りの景観も楽しみながらのんびりお散歩。しかし、途中で厚い雲が広がってきました。雨になりそうです。数分で、歩道から谷間の百合のような小さな教会が見えてきました。ここの下方に流れる川に吊り橋が掛かっています。小学生低学年のとき、通学路が橋の建て替えで一時吊り橋になったことがありました。悪戯な男の子たちがわざと揺らすのでとても怖かった思い出があります。吊り橋はそれ以来苦手です。でもここを渡るのは私だけなので、あまり揺れなくって、第一比べものならないほど立派なものですから・・・OKでした。

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 正式にはSant'ambrogio Vecchio ( NEGRENTINO)教会と言います。11世紀にに建てられ、1224年に初めて公式に言及されました。ミラノのサンタンブロージョに捧げられた聖堂。1702年に新しい教会が近くのPruggiascoに建てられたため、この古い教会はSan Caloに捧げられることになりました。それで名前が2つになっています。

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 鍵はすでに開いていて、ちょっと怖い顔のオジサン(管理人?)がいました。普通は管理人さんがいると鍵はバールに置いておく必要はありませんから、人影を見てドキッとしました。雨が心配なので、外観を先に撮影。

↓半円形の後陣が2つ、鐘塔(12世紀)は教会の建物から1Mほど離れて建っています。大きなほうの後陣の窓に孔雀の彫刻(永遠の命の象徴)。

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↓ 内部は単身廊、ほぼ中央に太い円柱が1本。2つの祭室にびっしり描かれた壁画は15世紀のものですが

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↓ こちらのほうはロマネスク期の壁画です。マンドーラの中にキリストと受難の道具が描かれ、左に使徒たちの姿。上のフリーズには羊や海の生物など。下は葡萄唐草模様。キリストの復活、昇天、最後の審判が一体になった図像と思われます。繊細な色彩が美しく、教会の創設当時のロマネスクの初期ものでしょう。ビザンティンの影響を受けた北イタリアのロマネスク壁画のなかでも、最も優れた例と見られています。

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管理人さんにお礼を述べ、ささやかな献金をさせていただいて外に出ましたら、いよいよ本格的に雨が降ってきました。また元の道に戻り振り返りますと、山並みに流れる滝、緑の谷の中腹にひっそり佇む古い聖堂。。。素晴らしい眺めでした。

 1時間半以上も時間が余りましたので、鍵をお借りしたバールでコーヒーとドーナツで休憩。素朴な感じの良い娘さんが切り盛りしていて、村の人たちが交互にお茶に立ち寄り、良い雰囲気でした。夕方になると仕事を終えた男の人たちが一杯ひっかけに車で立ち寄ります。バスの時間になり雨が降っていますので店の中から向かいの降車したあたりを注目していましたが、数分たってもバスは来ません。ここはやはりイタリアか~。すると左方向から来たバスがフルスピードで通過して行ってしまいました。ここが終点で右からバスが来ると思い込んでいましたから、私のミスです。さすがの私も困り果てました。すると、心配してくれたバールの娘さんがお客さんに頼んでくれて、少々アルコールの入った若いかたでしたが、Acquarossaのバスターミナルまで送ってくれました。お礼も受け取ってもらえず、ただただGrazie Mille!でした。

↓ 私を置いて行った恨めしい(笑)ミニバス

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Biascaからは列車に乗り換え、Bellinzonaに戻りました。気温もずいぶん低くなって朝夕は10度くらい。

↓ 夕食はホテルのレストランで。おつまみビュッフェになっていてハム、チーズ、オリーブなどいただいた後に蛸のカルパッチョとポルチーニのパスタ。

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天窓を打つ雨の音を聞きながら就寝。


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2012年春の旅(9-1) ベッリンツォーナ~ロカルノ [2012春ブリュッセルからスイスとフランスの田舎]

5/1(火)  Bellinzona9:35→Giornico10:15/11:37→Bellinzona12:23/12:54→Locarno13:13

 朝目覚めると天窓に雨がまだしとしとと落ちているのが見えてがっかりしました。新緑のティチーノの谷の教会を訪ねるのに、これでは・・・。朝食を済ませ駅に行きバス乗り場の確認、時間まで部屋で休憩しました。天候が悪いせいか、昨日のバス乗り遅れ事件で疲れたのか、いまひとつ元気が出ません。

↓ 駅から見たホテル

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↓ 駅から右方向にあるバス停から黄色のポストバスでGiornicoへ。

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 昨日と違ってバスは直行なので楽でした。

Giornico paeseバス停の近くのBarの横からTicino川方向へ。まもなく石橋があり、そこから目指す教会がもう見えてきました。現金なもので、急に足取りも軽くなりました。ジョル二コには観るべきとされる教会は3つありますが、予習の段階で2つはパスし、San Nicolao教会だけ見学することにしました。(下の写真右の教会)

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↓ 川を渡って町の方向を観ますと、山肌に滝が幾筋も流れています。時期的にも水量が多いのでしょう。晴れていると背後の2000~3000M級の雪山が綺麗に見えるはずです。

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↓ 川に沿った道から教会へ。村落の葡萄畑のなかにサン・ニコラオの後背部が見えてきました。

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↓ 正面扉口 くり抜かれたクロスやロンバルディア・フリーズが簡素でいい感じです。玄関柱の土台両サイドに獅子たち。

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San nicolao/Giornico  サン・ニコラオ教会(ジョルニコ)

ティチーノ地方のロマネスク様式の教会のなかでも屈指の美しい建築です。シンプルな建築にマッチした装飾が施され、クリプトやその上の祭室の神秘的な空間に魅了されました。最初の記録は1210年とのことですが、教会のオリジナルは12世紀です。

ここジョルニコはミラノやポー河流域に通じる、Gotthardゴッタルド峠に位置していて、歴史的にも重要な土地でした。最初に建てられたのはこのサン・ニコラオ教会(バーリの聖ニコラに捧げられた)で、隣のサン・ミケーレはバロック期に改装されました。

↓ もう一つのサンタ・マリア・デル・カステッロ教会はサン・ニコラオ背後の山側に建っています。遠いので写真だけ。

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↓正面扉口

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↓ 堂内には誰もいませんでしたが、祈祷台にさりげなく置かれた白いマーガレットがこの教会の清楚な雰囲気にぴったり。。。祭室のフレスコ画は13~15世紀のもの。

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↓ クリプト

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↓ クリプトの上に祭室

 

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↓ 洗礼盤 9つの華文様、羊などが彫られています。

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↓ 南側外観

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1つの教会だけの見学なので、予定より早く終わり、バス停近くのバールでコーヒー&トイレタイム。店内に飾られたジョル二コの古い写真を眺めてましたら、ご主人が見やすいように写真も撮りやすいようにテーブルを動かしてくれたりして、優しい~。

↓ そのうちの一枚。照明が光ってしまいましたが、教会の近くを走るSLの風景がノスタルジック。

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サン・ニコラオ教会だけでもジョルニコに来れて良かったと充分満足して、バスに乗りベッリンツオーナに戻りました。 ホテルに預けた荷物を引き取り、列車でロカルノへ。続きます・・・


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2012年春の旅(9-2) ロカルノ [2012春ブリュッセルからスイスとフランスの田舎]

5/1(火)  Ramada La Palma au Lac 1泊

 このあたりの交通は便利にできていて、ロカルノまでも何本も列車が走っています。15分ほどでマッジョーレ湖が見えてきました。ロカルノは南北に縦長のマッジョーレ湖の北端の湖畔の町です。駅周辺は観光客で賑わっています。湖畔に面したホテルまで雨の中数分歩きました。宿の部屋はすぐ用意できたので、部屋に荷物を置き外出。

↓ 湖畔の宿はラマダ系の大型ホテル。ベランダ、バスつき。

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↓ 雨のマッジョーレ湖。

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↓ 湖畔の通りに面したレストランで遅い昼食

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 ↓ サラダバーとクリームソースのニョッキ

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食事を終えてサン・ヴィットーレ教会へ。↓ 明日乗る予定のチェントヴァッリ鉄道のホーム入口から見えました。

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このあたりから雨が止んできました。

↓ 教会への道はかなりスピードを上げた車が通ります。歩道の狭いこと!

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 San Vittore (MURALTO) ムラルトのサン・ヴィットーレ教会   1152年に初めて記録されていますが、11世紀の終わりから12世紀の中ごろまでに建築され、フレスコ画や柱頭彫刻の残る、名教会として知られています。湖や駅からも近いこともあって一般の観光客も見学に訪れています。ムラルトは古代ローマ時代からこの地方の職人や交易の中心地でした。創設は5~6世紀の初期キリスト教の時代とのこと。

↓ 西正面ファサード。破風屋根にくり抜かれたクロス型とその下の連窓。玄関ポーチは19世紀になって付加されたもの。鐘塔は16世紀に建てられました。

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↓ 内部は三廊式 内陣の南壁にロマネスク期の壁画が残っています(1140~1150)。ティチーノ地方のなかでは最も古い例のカインの殺人や楽園追放など

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↓ 主祭室の壁画は15~16世紀。

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↓ クリプト 22の柱頭。植物や人間の頭、セイレーン、幾何学模様など珍しいモチーフも。天井に淡く残るフレスコ画。厚い壁に開けられた小さな窓の周りの石積。。。

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↓ 最後は後背部に回って見学は終わり、階段の道を降りて湖畔へ。

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↓ 夕方になり晴れてきました。湖畔の風景

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↓ ホテル(左)に戻りました。

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夜はあまり食欲もなく、ポットのお湯を持ってきてもらって、インスタントのもので超簡単な食事をとり、暮れていく湖の景色を眺め、就寝。


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2012年春の旅(10) ロカルノ~シュピーツ [2012春ブリュッセルからスイスとフランスの田舎]

5/2(水)Locarno10:47→Spiez13:53

Hotel -Restaurant Seegarten-Marina 1泊

 朝食は4☆だけあってまあまあ豪華なもの。移動日なので、またお昼を食べそこなう危険があり、おなかいっぱい食べました。リゾート地の滞在ですが、時間もなくお天気も悪かったので、遊覧船にも乗りませんでした。今夜も湖畔の宿なので、もう少し楽しめたらと思いつつ、ロカルノ駅へ。百の谷チェント・ヴァッリ鉄道は地下のホームから出発します。

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進行方向左に座るのがお勧めと「地球の歩き方」に書いてありましたので、早めに駅に行ったのですが、1両に2、3人の乗客で拍子抜け。展望列車の追加料金は2CHF。

↓ 車窓の下にこのCento Valliライン(Locarno→Domodossola(伊)の駅名が表記されています。

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この日も曇りの天気でした。ゆっくり走る列車ですが、なかなか良いシャッターチャンスに恵まれません。

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この線はイタリア領のDomodossola駅が終点です。ここでBrig経由のバーゼル行急行に乗り換えてトゥーン湖畔のSpiezまで行きました。

↓ シュピーツ駅は高台にあります。荷物を持って湖畔の宿までは無理そうなので、タクシーで。

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↓ 湖畔の宿と言っても昨日の4☆ホテルとは違って、B&Bのカジュアルな雰囲気。部屋代も半分です。シャワーのみ。でも、長椅子つきの部屋は広々。窓から船着き場も見えて良い感じ。

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 ひと休みした後はホテルの1階のレストランでビールと烏賊のフリット、アイスクリームの軽いランチ。そして丘の上の教会とキャッスルの見学に向かいます。

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↓ 丘を登る途中のユニークな建物は 「新しいキャッスルNouveau Chateau 」城というよりお屋敷の風情。

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↓ 古いキャッスルはこちら SCHLOSS SPIEZ。

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↓ お城の真向かいにSpiez Eglise が建っています。ここはドイツ語の説明パネル。初めの教会はは700年ころ、1000年ころにクリプトと教会が拡張?みたいなことが書かれています。

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↓ 内部は三廊式。白い壁と石を煉瓦積にしたコンビネーションの半円アーケード。すがすがしく好ましい空間です。

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↓ 右側廊の突き当り、南後陣からクリプトに下りていけそうですが、木の柵にしっかり鍵がかかっていて見学できません。あとからお城の美術館の受付に確認したところ、やはり現在は見学不可とのことでした。下は絵葉書です。

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↓ 主祭室 ロマネスク期の壁画が残っています。

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↓ 南外観と後背部

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↓ お城の博物館も見学しました。見張りの塔は12世紀その他も13~18世紀の部屋があり、陶器のストーブの置かれた居室、台所など。祈祷書なども展示されています。

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 ↓ 展示室の装飾写本はブルゴーニュ家から伝わったもののようです。Book altar of Philipp the Good of Burgundy

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見学が終わりお城の周りの庭園やボート小屋、近くに建つワイナリ―など散策 

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ホテルの近くに遊覧船の船着き場があり、行ってみましたら、最終の便で1時間ほど回るコースが出発するところでした。スイスパスでフリーなので、乗船。ビールを飲みながら湖上遊覧。。。

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↓ 地名や山の名前を確かめていましたら、あら~あれが二―ゼン山!そう、クレーやホードラーが描いたあの山です。雲がかかっていましたが、均整のとれた美しい山です。

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この地方はベルナーオーバーラント地方になり、インターラーケンもこの遊覧船で行けます。かなりの人がインターラーケンの入り口の船着き場で降りました。3か所ほど寄った後、シューピツに戻りました。

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宿に戻り泊り客で賑わっている1階のレストランで夕食。これが悲惨な食事で・・・aliceの旅の歴史に残るしろものでした(涙)。お客さんの大半は山登りのための泊り客ですが、だからってこれはないでしょう。↓ 焦げ焦げのラムのグリル 野菜くらい美味しかったらまだしも・・・冷凍もの?

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街も教会もお城も素敵。そして美しいトゥーン湖の眺め。まあ食事くらいは大目に見てあげましょう。。。


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2012年春の旅(11-1) シュピーツ~ローザンヌ [2012春ブリュッセルからスイスとフランスの田舎]

5/3(木) Spiez....Thun10:43→Bern11:45/16:04→Lausanne17:15

Continental Hotel 2泊

 当初はシュピーツに着いた昨日にトゥーン湖に近い二つの小教会を巡るつもりでした。でも、今日のほうが晴れると予想されてましたので、今日に変更しました。これは正解!でした。

朝目が覚めると初夏の陽気です。ホテルから見える二ーゼン山(2362m)も朝靄の中ですが、ほぼくっきり見えました。

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 9時にTAXIを呼んでもらってさあ出発~とはうまくいきません。女性の運転手さんが他に予約があり、そんなに長くは走れないというのです。そして違う同僚が変わってくれるからと言って、あるアパートの前に私を置いて行ってしまいました。数分待つ間の長かったこと!こんな状態になったのは初めてなのでやや動揺しましたが、替わりの運転手さんが今起きたという顔で現われてほっ。若くハンサム、英語も話せてしかも親切です。2箇所の教会を回ってSpiezに戻ってくるつもりでしたが、トゥーン駅のほうが近いよと採算抜きのアドバイスで感謝でした。

まず、Zodiaqueの「Suisse Romane」のカバーにもなっている風光明媚NO.1のEinigenへ。

Kirche Einigen  トゥーン湖畔に1000年前に建てられたと伝えられています。ブルグント王国ルドルフ2世の統治時代(937年死去)に大天使ミカエルに捧げられました。20世紀になってからの発掘によって創建当時の小さい教会のプランが明らかになりました。このとき5世紀の墳墓も発見されています。木の天井は15世紀。

↓ Spiezから数キロで到着。正面外観は湖を背にシンプルで慎ましいファサード。くり抜いたクロスが上下に2つ。ロンバルディアフリーズ。

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↓ 内部は単廊式バジリカ

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↓ 木の枝で造った十字架も好ましく、スケッチをした方も・・・

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↓ 外観を何枚か撮影。ライラックも咲いていて、まさしくピクチャレスク~!

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 Einigenから西へ8キロほど山間を走ります。途中の美しい景色に写真ストップ。尖った山はホーン山という名前(楽器のホルン)だそうです。

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そして、Amsoldingenのザンクト・マウリティウス教会に着きました。トゥーン湖畔のロマネスク教会としてここも有名です。運転手さんも何度もお客さんを連れてきているそうです。ビューティフルだよ~と言う言葉にウキウキです。

↓ 駐車場の方向から

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↓ 入口は左に回ったところ・・・この階段を上ります。

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↓するとチリンチリンと背後で鈴の音がします。近寄ってみますと、羊の親子が木陰でお昼寝中。なんて可愛いの!

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↓ さて、教会に入ります。内部は一段と高くなった祭室にポツンと洗礼盤が置かれているだけです。アーケード上部の窓からの光がのどかに差し込んで、ここも清楚な好ましい空間です。

教会のパンフレットは英語がなくて詳しいことは分かりませんが、プランによりますとロマネスク期より古い部分も残っています(クリプトは8世紀)。今日見られる教会はほとんどがロマネスク期のものですが、14世紀の終わりに南の小後陣が鐘塔に改造されたようです。

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↓ 洗礼盤(14世紀)にステンドグラスの光が反射して、それは綺麗!でした。

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↓ 北の小後陣はロマネスクのまま残っています。

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↓ クリプト

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 装飾の少ない初期ロマネスク教会のなんとすがすがしいこと!去りがたい想いで外に出ますと、教会の背景はアルプス・・・羊ちゃんたちにお別れをと木陰に回ってみましたが、もう居ませんでした。

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ここから数キロでトゥーン湖の西の町Thunトゥーンです。駅で降車。1時間半貸切のタクシー代は75CHFでした。ここからベルンまでは地方線のフライブルグ行に乗り30分ほど。続きます・・・


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2012年春の旅(11-2) シュピーツ~ローザンヌ [2012春ブリュッセルからスイスとフランスの田舎]

5/3(木)

ベルン駅には大きなコインロッカー室があります。ここに荷物を預け、

↓にぎやかなメインの大通りを2~300M歩きますと、パイプ吹きの噴水の向こうに時計塔。この傍のレーベン広場からバス12番に乗ってパウル・クレーセンターまで。美術館は終点ですし、何番のバスがあと何分で到着という表示もあり、とても分かりやすい。

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バスはメイン通りを走り、アーレ川に架かる二―ディック橋を渡り、坂を上っていきます。観光客で賑わう熊園や薔薇園の付近は高台になっていて、旧市街の素晴らしい眺め。

↓ 郊外に建つパウル・クレー・センターZentrum Paul Kleeはイタリアの建築家レンゾ・ピアノの設計。ガラスとスチールを基調とした建物。3つの波型屋根がユニークです。

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↓ エントランス

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 ユニークな建物の割に展示室は1部屋だけ。地下では子供たちの美術教育のためのスペースになっていて、小学生や高校生たちが授業中。音楽ホールやデータベースライブラリーなども設備されています。

特別展はクレーの年表に合わせ、数ブロックに分かれての展示でした。特に目新しい企画ではありませんが、クレーの多彩な画業が展開されています。カメラ禁止。

↓ 指人形がいくつかありましたが、これはクレーにそっくり(絵葉書)1922 38cm

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↓ クレー「park bei Lu」1938 100×70

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遊び心とカラフルで暖かい色彩…大好きなクレーの作品群の前を行ったり来たり・・・お腹もすきました(笑)近代的な建物の横にレストラン棟があり、広いテラス席は埋っていましたので、ガラス棟のほうに案内されました。ビジネスランチ+デザートを選びましたが、主菜の写真がないので、何を食べたのか?サービスも味も良かったのですが、シャンパン、白ワインも飲んだのでチップ込80CHFくらい。贅沢なミュージアムランチでした。

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12番のバスは6分おきなので便利です。駅の手前で降車し、徒歩数分のベルン美術館へ。

↓ Kunstmuseum Bern こちらは古い建物です

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ホドラーやクレー(主な作品はこちらに多い)のスイスの画家のコレクションはさすがです。ほかはクールベ、セザンヌ、マチス、カンディンスキーなどの名画も多数。カメラOK。

↓ まずはホドラーのある展示室へ。写真左に大作「昼」1900 160×340が見えます。

ホドラーFerdinand Hodler(1853~1918)はベルン生まれの表現主義の先駆的役割を果たした画家。ベルンのほかにチューリッヒやバーゼルに傑作が残されている。

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↓ ホドラー「選ばれし者」1893-94  219×296

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 ↓ クレー「パルナッソス山へ」1932  100×126

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↓ クレー「ニーゼン山」1915   18×25  (絵葉書)

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↓ 展示室風景

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 ↓ クールベ「目覚め」1866 77×100

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↓ ロスコも1点

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きりがないのでこの辺で終わります。駅に戻り荷物をロッカーから取り出して、ローザンヌに向かいました。ホテルは駅の真ん前。

↓ 部屋も広く(シャワーのみ)裏に面した部屋は静かでした。

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夕食はホテルの隣のアジアンレストランで。

↓ トムヤンクンとわかめのサラダにかっぱ巻きの変な取り合わせ。味は普通ですが久しぶりの寿司の味はやはりお腹にやさしい感じ。

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2012年春の旅(12-1) ローザンヌ(ロマンモティエ) [2012春ブリュッセルからスイスとフランスの田舎]

5/4(金) Lausanne9:32→Romainmotier10:05/11:45→Lausanne12:27

↓ 鮮やかな黄色の菜の花畑が続く風景を眺めながらロマンモティエへ。

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鉄道駅Croy-Romainmotierを降りますとすでにバスが待っています。↓ 乗車数分で村の入り口です。

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↓ 坂道を降りて行きますと時計塔(14世紀)教会を囲むように中世の街並みが…静かです。

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 ↓ ホテルもあります。ぎりぎりまでこの村に泊まりたくて迷いましたが・・・

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↓ 修道院の前に黒猫ちゃん

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ロマンモティエRomainmotier 修道院教会   

ジュラ山中に建つスイス最古の教会として知られています。5世紀に聖ロメンが建てた礼拝堂がオリジナルです。7世紀にはブルグントの国王によって新しく建設され、聖コロンバンの修道院の規則に従った僧院になりました。8世紀には内陣を改築、聖ペテロとパウロに捧げられたベネディクト派の傘下に入りました。990~1028の間にはクリュニー修道院によってロマネスク様式に建て直され、14&15世紀には内陣が改増築という教会建築史が明らかになっています。

↓ 教会の正面 ポーチは13世紀の増築。

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↓ 12世紀のナルテックスから石段を上って上階の聖ミッシェルの礼拝室(12世紀)へ

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↓ 聖ミッシェル礼拝堂(ビザンティンの影響が伺えるという)

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↓ ナルテックスに残る天井壁画 説明パネルも置かれていましたが、首が痛くなってギブアップ。

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↓ 身廊の手前から10mは10~11世紀、交差部手前までは13世紀、交差部と内陣は10~11世紀、後陣の3つは14~15世紀の建築と複雑です。

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↓ 7世紀のAMBOの浮彫はランゴバルト美術の貴重な作例

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 ↓ 身廊の彫刻とフレスコ画は13~14世紀でしょうか。

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↓ 交差部の天井

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↓ 回廊のあった場所 南壁にその一部が残っています。

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↓ 後陣の大木は新緑で眩しい。この散歩道を行きますと、小川に架かる橋、農家や馬・・・のどかです。

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帰りはインフォメーションの前からバスと列車で、予定より早くローザンヌに戻りました。続きます・・・


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