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2010年早春の旅 1 (札幌~東京 ) [2010春アメリカ東部の旅]

3/10(水)千歳11:35→羽田13:10        三井アーバンホテル銀座プレミア 2泊

雪解けが進み、やや春めいてきた札幌を発ち東京へ。当然オーバーコート姿でしたが、東京は晴天で、ぽかぽか陽気、新橋駅から徒歩数分のホテルまで汗かきながら到着。ここですでに疲れてしまい、じわじわ腰も痛くなって・・・ホテルに荷物を置いてすぐ向かうはずだった上野の長谷川等伯展は諦めてしまいました。

旅の出発までいろいろ心配事が重なり、気分の乗らないといいますか旅ブルー状態に陥っていました。おまけに数日前にちょっとした不注意で腰痛が起き、多少は良くなったものの不安な旅立ちでした。そんなこんなで、忘れ物も多かったのです。

<忘れ物その1 予備の眼鏡>展覧会をパスしても到着早々、メガネを作りにホテル近くの眼鏡屋さんへ駆け込まなくてはならなかったのです。以前旅先で眼鏡を置き忘れ、ひどい目にあっていますから・・・幸い翌日の夕方には出来上がるとのことで一安心。ホテルのバーでサンドイッチとコーヒーで遅い昼食をとり、仮眠。

ここのホテルは初めて利用しました。歌舞伎大好きな友人(毎月観劇のため上京する)の推薦です。朝食つきでシングル16,000円というリーズナブルな価格です。高層のお部屋からの眺めも良く、バスルームは日本式に洗い場つき。心地よい滞在が出来ました。これからの定宿になりそうです。

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さて、夜は御名残三月歌舞伎の鑑賞です。歌舞伎座の建物の老朽化のため建て直しをするとのことで、3年ほどの休館の前のさよなら公演です。通常の2部制と違い3部制なので、この日は夜の部6:00からを観ました。チケットは発売初日から10日ほど出遅れましたが、ネットで難なくゲットできました。しかも3回とも和服には便利な一番端の席・・・きものを着てくると見通されたのでしょうか?(笑)

歌舞伎座に初めて行ったのは23歳のときでした。道北の実家から離れ、ぺーぺーの会社員でしたから映画を観るのがせいぜい。しかも名画座専門・・・ちなみに3本立て100円でした。(今の物価の10分の一くらい)15歳のときから進学のため親元を離れていましたので、そろそろ親孝行?のため故郷戻らなければならなくなり、退職金を手にした私が東京の思い出のために選んだのが歌舞伎でした。あのときから半世紀近くたっていますから、どんな舞台だったのかさっぱり記憶にないのが哀しい・・・。

その後、子育てにも余裕が出来てからですが、何度か上京のつど歌舞伎座や新橋演舞場に足を運ぶようになりました。吉右衛門や仁左衛門が好きですが、オペラに夢中になったほどは入れ込めないまま・・・。しかし、これからはあまり長く海外にでかけることは出来なくなりそうなのと、日本の文化をより知りたいという欲求が高まってきましたので、歌舞伎も徐々に観ていきたいと思っています。

御名残三月歌舞伎座公演 

夜の部は菅原伝授手習鑑『道明寺』から始まり、休憩30分をはさんで『石橋』を鑑賞しました。先代の仁左衛門と守田勘弥の追善公演でもあったので、『道明寺』は仁左衛門の菅丞相と玉三郎の珍しい老女役覚寿です。仁左衛門はあまり動きはないこの役を高貴といっていい存在感たっぷりの演技で、見事でした。「松島屋~!!」って私も心の中で叫びました。

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二階のロビーに展示されていた先代の仁左衛門と守田勘弥の写真や舞台衣装など。あの世で立派に成長した後継者を嬉しく見つめていられることでしょう。自分の芸の研鑽ばかりではなく、伝統芸を継ぐ役者を育て上げることにも情熱を捧げた素晴らしい先代たちに自然に感謝の気持ちが湧いてきました。

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お芝居がはね、昭和通りを徒歩数分のホテルに戻りましたが、興奮冷めやらず、ホテルのレストランに寄ってワインで独り乾杯。するとハンサムなソムリエさんが話しかけてきました。彼も歌舞伎ファンで、『道明寺』もすでに観て来たとのことで、少しお喋りしました。このレストランにも役者さんたちがたまに見えるそうです。おつまみは少しずついただきたいといったら、快くシェフに相談してくれて、特製の10種盛が出てきました。嬉しい!美味しい!

ブルーな気持ちなどどこかへ飛んでいってしまいました。

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2010年早春の旅2 (東京) [2010春アメリカ東部の旅]

3/11(木)

ホテルの朝食は部屋代に含まれていますが、別料金ですと2、000円。目の前で焼いてくれるパンケーキ、有機野菜のサラダなどの洋食ブッフェ形式で、種類も多く美味しい朝ごはんをたっぷりいただきました。

朝は風が強く寒い日でしたが、午後からは暖かい春らしい日和になりました。10時半ごろ歌舞伎座へ。今日は1部(11時開演)の後、そのまま続けて2部(2時半開演)も通して鑑賞しました。

御名残三月歌舞伎公演 第一部

菅原伝授手習鑑「加茂堤」の苅屋姫は昨日の「道明寺」と同じく孝太郎が初々しいお姫様です。赤い振袖姿は平安時代にマッチしていないような気もしましたが・・・衣装の時代考証などはそう厳密ではないのでしょうか?

菅原伝授手習鑑は全部で5段あり、そのうちこの「加茂堤」は道真の左遷の発端になった悲劇の始まりの段なのです。先に「道明寺」を観てしまったのが、やや悔やまれました。

歌舞伎の魅力のひとつは普段は聴くことのない浄瑠璃や三味線です。この段の色恋模様の舞台では嫋々たる響きで、特に威力を発揮するように思いました。イヤホーン解説の声がうるさくなって、途中で外しました。

「楼門五三桐」は石川五右衛門と真柴久吉(太閤秀吉)の南禅寺山門での対峙場面。待ってました!吉右衛門と菊五郎のご両人。本当に華のある役者さんたちです。歌舞伎の様式美を堪能しました。

「女暫」もとても楽しい華やかな舞台です。巴御前は玉三郎、花道で少し声がかれ気味でしたが、その美しくあでやかな素襖姿が登場しただけで、歓声が上がりました。昨夜の老女覚寿も良かったけれど、美しい巴御前もまた格別です。若手で人気者の松録、錦之助、菊之助も揃いました。なかではやはり菊之助の良く通る声、台詞の明瞭さ、立ち居振る舞いの溌剌さなどが好印象でした。

1部の途中でランチタイム。終了後は茶店でくずきりをいただいて休憩。そうそう、外に出て記念撮影もしました。

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↓この入り口部分は残すようです。

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第二部

菅原伝授手習鑑「筆法伝授」は一部の「加茂堤」に続く段になります。仁左衛門の菅丞相が勘当した弟子の源蔵に筆法を伝授する場面と、続いて讒言に寄り流罪になる寸前の門外の場面。一貫して高潔な人柄の菅丞相をすがすがしく演じる仁左衛門でした。

続いて「弁天娘女男白浪」は歌舞伎狂言のなかでも人気抜群の出し物。菊五郎の弁天小僧菊之助は7年前にも観たことがありました。今回は幸四郎、吉右衛門の兄弟が共演。満開の桜の下、華やかな台詞の連発で、可憐な町娘と詐欺泥棒の若い男との変わり身・・・何度観てもわくわく楽しい気分になります。菊之助も呉服屋の若旦那で出演、お父さんに似て女役も男役も器用にこなします。若々しく健やかな感じの菊之助が新鮮な息吹を舞台に運んでくれるような、そんな印象でした。

芝居がはねたのは5時半ごろ。銀座の松坂屋に寄って<忘れ物2 パジャマ>を購入。パジャマを忘れたのは初めてでした。どうせ要る物だから・・・と言い訳ぶつぶつ。ついでに眼鏡屋さんに寄って、出来上がったメガネを受け取り、ホテル近くの京都左近太郎 銀座店で夕食。たまたま見つけた和食屋さんですが、カウンター席が空いていてラッキーでした。全9品のコース料理を美味しくいただきました。

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↓間八のカルパッチョ 木の芽抹茶ドレッシング

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↓ 春野菜の焚き合わせ 桜餡かけ

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↓ 豚ばら肉黒砂糖煮込み

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↓ 山菜の炊き込みご飯とおぼろ豆腐の野菜餡かけ

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レセプションで明日の成田行きのバスの予約をしてから部屋に戻り、荷物の整理をして就寝。

 

 


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2010年早春の旅3 (東京~シカゴ) [2010春アメリカ東部の旅]

3/12(金) 成田11:35→シカゴ(OHR)8:00 JAL

日本情緒たっぷりのお江戸滞在を楽しんだ後は、今年初の海外遠征です。8:10発成田までのリムジンにホテルの前から乗り込みました。荷物はバス停まで係りの方が運んでくれて、お見送りまでしてくれるというパーフェクトなサービスです。ますますこのホテルが気に入りました。バスは銀座方面のホテルからのお客さん用なのですが、そのほとんどが外国人でした。

ターミナル2の本屋で軽い読み物を探しました。<忘れ物その3 本>『ミレニアム1』は既に読んでいましたが、続編の2が早くも書店に出ているとは知らなかったので、即購入しました。でももう荷物はいっぱいですから「火と戯れる女/上」だけで我慢しました。それも2、3日で読んでしまったので、下巻も買えばよかったと後から悔やまれました。

ネットカフェでマイミクさんたちに「行ってきます~」の挨拶をしてから、搭乗。今回も努力?の甲斐があってマイレージ特典です。行きは良い良いビジネスクラス、帰りはプレミアエコノミーがぎりぎり取れました。ただし、札幌東京間の空きがなく、キャンセル待ちになったのですが、痺れを切らして別予約で往復32.000円のお支払い。アメリカの国内便シカゴ→ニューヨーク→インディアナポリス→シカゴの3フライトにも約35.000円のお支払い。

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昨日の歌舞伎観劇が朝から夕方までかかりましたから、疲れがじわーっと腰に来ていました。このような体では横になって寝られるのは本当に有り難いことです。映画は「マイレージマイライフ」を観ていたのですが、いつの間にか眠っていました。ということは、ワインの酔いもありましたが、あまり面白くなかったということでしょう。私が映画の途中で眠てしまうということは、ほとんどありませんから。

シカゴには定刻どおり早朝の到着で、入国審査もあまり並ばずに9時ごろにはホテルにチェックインできました。レセプションに女性がひとりしか居なくて15分ほど待たされましたが、アーリー・チェックインできたので、あまり文句も言えません。

シカゴに着いたときは10度くらいの気温で、晴れていたのですが・・・午後から次第に崩れてきました。シカゴリリックオペラへは徒歩数分の距離です。今回でシカゴは3度目ですが、いままでの宿の中では劇場に一番近いのですが、以前のホテルと同様にループと呼ばれる高架を走る電車の騒音が結構します。窓からその軌道も見えました。

↓ CIVIC OPERA BUILDING

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↓ 私の席(Mezzanine Box)から右方向を撮影。金色のアールヌーボー装飾はきらびやかなアメリカンリッチの象徴のよう。

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↓ シカゴは金融関係の富豪が多いので、多額な寄付でサポートされていますので、プログラムは無料。

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モーツアルト『フィガロの結婚』 2:00開演  リリックオペラ@シカゴ

Conductor: Andrew Davis  Original Production: Peter Hall

Figaro:Kyle ketelsen  Susanna:Danielle de Niese  Bartlo:Andrea Silvestrelli

Marcellina:Latren Curnow  Cherubino:Joyce Didonato  Count almaviva:Mariusz Kwiecien  Countess Almaviva:Anne Schwanewilms  

舞台の装置や衣装は豪華なクラッシクスタイル。とにかくお金がかかっているという第一印象です。昨年のMetのガラであまり調子の良くなかったKwiecien、カルメンも降板していましたし、心配だったのですが、この舞台では水を得たように生き生きとした歌唱と演技で素敵でした。フィガロはKetelsen、最近急に伸びてきた若手のバリトンです。背も高く俳優のような苦みばしったいい男の期待を裏切らないきりっとした歌唱でした。このふたりの優れたバリトンを軸に色気で迫る(笑)De NieseとDidonatoの青い性を感じさせる男子ケルビーノ、残念ながらコンテッサのSchwanewilmsはこの個性的な歌手たちの影に隠れ印象は薄いのですが、まあまあ。

しかし、いくらオペラブッファといいながら、台詞の一つ一つに笑うシカゴの観客たち・・・フィガロは初めてなの?英語訳が面白くて笑うのはいいけれど、かなり騒々しいので、音楽がかき消される部分もありました。それにこの作品に、ユーモアに包まれたモーツアルトの想いや哀感が薄められたような物足りない思いがしました。Metの観客に比べるとお行儀は良いし、拍手のタイミングもそれほど早くないのですが・・・。

オーソドックスな舞台演出に優れた演奏。ユーモアを強調しすぎた嫌いはあるけれども、まあそれもアメリカンなサービス精神の表れということでしょうか。

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このHallの演出は1987/88シーズンがプルミエだったそうです。プログラムの写真を見て絶句!フィガロがレイミー、伯爵はライモンディ、夫人はロット、シュターデのケルビーノ(可愛い!)ユーイングのスザンヌときたもんだ・・・夢のような豪華キャストです。映像とか残っているのでしょうか?

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夕食は帰る途中のレストランで、セットメニューを注文しました。スープはまあまあでしたが、お肉が不味い。(涙)

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夜になって本格的に雨になりました。いつもの愛用電気ポットでお茶を沸かそうとしてガーン!コードが入っていません。<忘れ物その4 ポットのコード>せっかくお茶やコーヒー、ラーメン、お粥などトランクに詰めてきたのですが・・・認めたくはないのですが、これは立派な老化現象ですね。(オロオロ)

ところが、私のボケはこれだけでは終わらなかったのです。薬箱を開けてぎょっ!!海外遠征には欠かせない睡眠導入剤が入っていません。平常はお世話になることはないのですが、時差ぼけしないために夫のを分けてもらってくるのです。<忘れ物その5 睡眠導入剤>忘れ物のなかでは一番痛いものになりました。翌日は悲惨なことに・・・。


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2010年早春の旅4 (シカゴ) [2010春アメリカ東部の旅]

3月13日(土)

昨日夕方から降りだした雨はまだやみません。夜中に何度も目覚め、睡眠不足です。ぼやーっとした頭と体で、朝ごはんのために下に降りていくのも億劫になり、ルームサービスの朝食をとりました。ポーチドエッグは水でびしゃびしゃでした。ソーセージもポテトも冷たくて、いつ作ったの?

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海外の初日から外出するのが面倒になるほどの体調でしたが、今日のオペラもマチネなので、午前中しか観光の時間がとれません。シカゴの建物巡りのツアーも行きたかったのですが、(ホテルで申し込める)、時間が合わないので、今回もまたもや見送り・・・。

外に出てみると雨は霧雨に変わっていました。シカゴ美術館までの町の散策で何枚か写真を撮りました。

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土曜日なので、人影はあまりなく静かでしたが、美術館周辺に来るとやはり賑やかでした。グリーンの服や帽子の人たちも大勢見かけましたので、今日は昨年ニューヨークでも遭遇した聖パトリックディーだったようです。しかし、この2,3日後NYでも聖パトリックディーでした。州によって異なるようです。シカゴは冷たい雨のなかでのパレードになって、気の毒でした。

シカゴ美術館は7年ぶりの再訪です。今回はシルクロード関連に興味があり東洋美術の部屋から回りました。中野美代子著の『ザナドゥーへの道』にあったシカゴ自然史博物館がどこにあるのか事前には判明しなかったので、もしかしてその「シナ」関連の遺物はここのアジア部門にあるのかもしれないと探したのですが、それらしきものは見当たりませんでした。

↓グランドフロアの8~12世紀の仏像などの並ぶ部屋

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↓ 上階の大層充実している欧米絵画部門のうち・・・ホッパー(米 1882~1967)の「Nighthawks宵っ張り」

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↓ プッサン(仏1594~1665)「パトモス島の聖ヨハネのいる風景」

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↓ ヴァトー(仏1684~1721)「魅惑の島?」

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ランチは通りに面していますが、リリック・オペラにいったん入場してから入ることになる劇場内のレストランへ。

観劇前のメニューは決まっていて↓ 見た目は野菜が多くて美味しそうですが、はっきり言って不味かったです。それにお財布にも優しくない・・・。シカゴは3回来ましたが、寒風や雨やら天候は最悪のうえにちっとも美味しいものにあたりません。

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そして懸念されていた時差ぼけのうえ、劇場内も寒くて、つい飲んでしまった赤ワインが効いて、ほとんどを昼寝状態で過ごしてしまったのです。

ベルリオーズ『ファウストの劫罰』 リリック・オペラ/ シカゴ 14:00開演

Conductor:A・DAVIS Stage Director:S・LANGRIDGE

Faust:Paul Groves  Mephistophites:John Relyea  Brander:Christian van Horn

Marguerite:Susan Graham

昨シーズンのMet ライブビューイングで観ましたが、レリエとグラハムが素晴らしかったので、とても楽しみでした。シカゴの舞台はMetの映像多用したものとは違って、簡素系モダン系でコスチュームもメフィストフィレスは背広姿で、全然悪魔らしくありません。それはそれで、別に文句もありませんが・・・とにかく幕が開くと同時くらいにもうすやすや状態に突入。ところどころではっ!と目が覚めると、スーザン・グラハムの歌(ここだけ反応・・・汗)、終わるとまたこっくりこっくりお舟を漕ぎ出して・・・そして終わりました。ですから、情けないことになんの感想もありません。

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オペラがはねて、まだ夕方でしたが、空腹感もないので、お風呂に入ってベットへ。そして真夜中に目覚めという繰り返し・・・最悪。

 

 

 

 

 

 

 


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2010年早春の旅5 (シカゴ~ニューヨーク) [2010春アメリカ東部の旅]

3月14日(土)  ChicagoOHR 11:04(12:00頃)→NewyorkJFK14:29(15:30頃)

Hotel Empire 4泊

昨日の爆睡オペラ鑑賞は<一生の不覚>でした。どうやら、シカゴは鬼門なのかも知れません・・・。元気なくこの地を去る朝は、それでも少しは気温も上昇してきました。荷物をまとめオヘア空港へ。

空港ターミナルの入り口(外側)にデルタの機内預け荷物のカウンターがあります。タクシーがここに横付けしてくれました。デルタの会員でもあり、米国内のフライトはほとんどデルタにしています。ニューヨークまで2時間のフライトで約15.000円でしたが、荷物預かりに1個25ドルをここで別に支払わなければなりません。(昨年は15ドルでしたから値上がり)電子チケットなので、搭乗券もここでもらうと後はどこにも寄らずに、荷物検査から搭乗ゲートまで行けますから、簡単といえば簡単です。

新しいテロ(未遂事件が最近発生)のせいでしょう。検査は厳しくなり、いままで見たことのないカプセルのようなブースに入れられ、万歳ポーズをとらされました。何に反応したのか不明ですが、全員入れられる訳ではありません。今回の旅では国内移動は3回で、ここの1回だけのカプセル体験でした。

出発ゲートに行きますと、途中の格安エアーのなんとかジエットは2時間前の便が遅延していて、うんざりした顔が並んでいます。これだから格安は嫌だわ~と思いながら、デルタのニューヨーク便搭乗口へ。しかし、こちらも1時間遅れ・・・。(汗)ホテルの朝食はとらずに出てきたので、ここでのんびりサンドイッチを食べ、本を読んだり、ipodを聴いて過ごしました。

シカゴ~ニューヨーク間は時差が1時間ありますので、飛行時間2時間でも3時間後に到着しました。ニューヨークも小雨が降り、まだ冬のコートが離せない寒い日でした。この日はオペラなしの休養日ですから、ホテルで寛ぎ、夕食は近場のカジュアルな中華料理店で、温かい中華そばをいただきました。

ホテルは昨年も泊まったところ。不景気でしょうか、昨年の半額で泊まれました。朝食は高いけれど、コーヒーやオレンジジュースが美味しいし、毎朝利用しました。

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部屋からの眺め。メトロポリタン歌劇場のあるリンカーンセンター。

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どうしてこんなに眠いのかと不思議になるほど眠気から脱出できません。早めにシャワーをして昏々と眠った後は夜中に目覚めるというパターンが続きました。毎度お世話になる睡眠導入剤を忘れたためです・・・明日からの3夜連続のオペラ観劇を全うできるのでしょうか?

 

 

 


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2010年早春の旅6 (ニューヨーク) [2010春アメリカ東部の旅]

3/15(月)

今日も朝からどんよりと曇り空が広がり、今にも雨が降り出しそうでした。月曜日は美術館も休館のところが多いので、いままで街の観光はほとんどしていませんから、観光バスに乗ってみることにしました。

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タイムズ・スクエアから何本かのコースが走っているようなので、地下鉄で66STからTIMES.SQ.42STへ。地上に出ましたら、早速バスツアーの呼び込みさんにつかまってしまいました。すでにこの雨の中10人ほどが並んでいます。数分ほど待つと2階建てのバスがやってきました。

2時間のコースで、マンハッタンの南をぐるっと回りました。マジソン・スクエアガーデンやチェルシーなど賑やかな町並みを過ぎ、ワールド・トレードセンターの跡地。その9.11テロの跡地は綺麗に整備されていましたが、近くのスクエアの網の柵には家族からの写真や手紙がまだ残っていました。TVで見た地獄のような風景がつぎつぎと脳裏に現れ、息苦しくなりました。

このバスは乗り降り自由ですが、今夜のオペラのため休息の時間が必要なので、ゆっくり見学の時間がとれません。バスの上からの通り過ぎるだけの、つまらない観光になってしまいました。おまけに風雨が強く、2階建てのバスは見かけよりかなり老朽化していて、寒くてカメラを構える気もおきませんでした。

ロックフェラー・センターでバスを降り、スケート場を覗いてみました。見物人ばかりで、滑っているのは子供が数人という寂しさ。かなり強い寒風が吹き荒れ、その近くのビストロへ避難兼ランチ。

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ランチのコースをいただきました。場所柄期待度は低かったのですが、まあまあのお味。デザートはかなり美味でした。↓薄く焼いたアップルパイの上にアイスクリームと半ドライの林檎。

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お腹がいっぱいになると(赤ワインも飲んだので)、目もようやく開けていられるくらいの眠気が襲ってきました。急いでホテルに戻り、倒れるようにベットへ。午睡のあとは着物に着替えてMETへ。夕方になってようやく風雨もおさまり、明日からの春の陽気が期待される和らいだ温かい夜風に変わってきました。

ヴェルディ『アッテラ ATTELA』  20:00開演

CONDUCTER:Riccardo Muti  PRODUCTION:Pierre Audi

Attila:Ilder Abdrazakov  Uldino:Russell Thomas  Odabella:Violeta Urmana  Ezio:Giovanni Meoni  Foresro:Ramon Vargas  Leone:Samuel Ramey

ムーティがMetに初めて登場するというので、大層話題になり、この翌日のキーンリーサイドのハムレットとともに昨年売り出しの頃に早々とチケットを入手していました。席はGR TIERのBox Seat(舞台に向かって左)の前列で100ドルでした。今シーズンから電子チケットになりましたから、引き換えに窓口に並ぶ手間も要りません。とても便利になりました。

オーディの演出は特に第一幕の舞台いっぱいの森がジャングル?と不評を買ったようです。5世紀古代ローマ時代のアクイレイアは港があったところですから、イメージの裏切りといったところですか。確かにリブレットにはアッテラの陣営の傍の森の中になってはいますが・・・。ほかにも目立つような演出の冴えも見当たらず、ほとんど無視状態で、壮大な序曲からムーティのヴェルディに引き込まれていきました。予習もミラノで収録されたムーティのものでしたが、やはり生の輝きはすばらしい!の一語に尽きました。ホントにMETのオーケストラ?と何度も思ってしまいました。指揮者によってこんなに変わるものなのですね。ヴェルディの本領、ぐいぐいと迫るドラマティックなオペラを堪能できた一夜でした。

歌手は予習してきた映像でのアッテラのレイミーに比べると、やや没個性的なアブドラザコフで、物足りなさは否めません。しかし、アブドラザコフは何度か聴いてきましたが、聴くたびに声も良くでて巧くなってきています。その努力が伝わってきました。頑張ってくださいね・・・ファンとまではいきませんが(汗)。オダベッラのウルマーナは久しぶり、7年前のファボリータについで2度目でした。声量はたっぷりあるドラマティック・リリカで、このアマゾネスのような女兵士にはぴったりです。しかし、私には力強さばかりがめだつ歌唱は苦手なのです。心打たれることはありませんでした。その反対にフォレストのヴァルガスはヴェルディのテノールとしては物足りません。ここのところ、ハードスケジュール?歌いすぎだと思うのですが、かなり歌唱が荒くなってきたようで、心配です。レイミーもまたかなり老け込んでしまいました。前評判は悪くなかったようですが、この舞台では疲れがでたのでしょうか、ふがふが状態のアリアになり、残念でした。そんな訳で、歌唱は万全ではなかったのですが、合唱は素晴らしく、ムーティの息のかかった公演はまずまずの成功を収めました。ムーティに対する熱狂的なブラボーの嵐にもクールな面持ちで、さっさと退場・・・次にMETで振ることは当分無さそうな予感がしました。

着物に慣れてきたせいもありますが、洋服を着ているときより気持ちが落ち着くようになりました。いろいろ理由がありますが、これから着物を新調することはまずありません。この旅での着物もネットショップであつらえた超安物で、これが最後の着物としては淋し過ぎました(笑)。でも、METでは何人かの方に褒められ、イイ気分にさせていただきました。そういえば、以前に着たほうが高い着物だったのに、誰も褒めてくれなかったわ(汗)。

 

 

 


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2010年早春の旅7 (ニューヨーク) [2010春アメリカ東部の旅]

3/16(火)

朝、浅い眠りから目が覚めました。ようやく、春らしい明るい日差しがカーテンの隙間から部屋に差し込み、遠くから聖パトリックディの催しのマーチが聴こえてきました。こうなると寝不足もなんのその、元気に行動開始しなければ・・・てるてる坊主の名が廃ります。

↓地下鉄の駅へ向かう途中METへ寄り道。 昨年は工事中の塀で囲まれていたMETの広場。以前に比べて、どこが変わったのか良く分かりませんが、噴水が立派になって、前広場への階段に照明がつきました。

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↓ 今夜が初日の『アムレ(ハムレット)』のポスター。これを見ただけでドキドキ(笑)。

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さて、今日はブログ仲間のレイネさんからの情報で知った『The Hours of Catherine of Cleves』展を観るために、モーガン図書館&美術館(初訪問)へ。

地下鉄で33STまで行き、徒歩で数分、Madison AVに面した角に建っています。↓の建物は1928年築のアネックス棟。

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↓ 右の新しい建物(中央のエントランス棟)から入館しますと、大きなガラス張りのアトリウムが広がっています。

↓ 左の建物は1906年築の図書館。内部もここがアメリカとは思えないクラシックで豪華な空間です。天井までの壁面を覆う巨大な本棚に古書がびっしり並んでいます。イタリアのパラッツオスタイルの凝った内装に古書の並ぶさまには圧倒されました。奥のガラスのショーケースには1月に亡くなったばかりのサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』の初版本(1951)が飾られていました。

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内部はカメラ禁止です。↓ミュージアムショップはOKかと思って撮ったのですが、注意されました。

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内部の構造は増築を重ねたせいで、複雑で分かりにくく、時祷書の特別展も前もって知っていたから尋ねながらいくことは出来たようなものです。

アネックス棟では『The Hours of Catherine of Cleves』展のほかミケランジェロのヴァチカンにあるピエタのドローイングやパルミジャニーノの素描などが展示されていました。時祷書に気をとられていたらしく、細かいことは忘れてしまいましたが、かなり貴重なエッチング、ドローイングのコレクションでした。次回は落ち着いて鑑賞したいと思います。また地下にはコンサート・ホールもあり、優れた音楽家の演奏会が行われているようです。次回はその音楽会も含めて、ぜひ再訪してみたいものです。

さて、アネックス棟の奥まった部屋にお目当ての時祷書(ここの収蔵品)が、全部ではありませんがばらばらに額装され展示されていました。他にはファクシミリ版のまるごと一冊が置かれ、自由に観られるようになっていて、とても嬉しいことでした。でも、順番待ちですから、あまりゆっくりは観られなくて残念でした。展覧会自体はそれほど混んでいませんでしたが。

『The Hours of Catherine of Cleves』は1440年オランダのユトレヒトで制作されたゴシック・スタイルの時祷書。作者はThe Master of The Hours of Catherine of Clevesという長い名前のマイスターの手になるものといわれています。15世紀の豪華な金銀で彩られた時祷書のひとつです。157葉のラテン語で記された祈祷文に、カラフルな挿絵がなんともゴージャスです。

Catherine of ClevesがGuelders公爵との結婚のとき(1430)に発案&注文されました。そのせいもあって、女性的な華やかさとともに細やかな日常の描写にも優れ、大層素晴らしいものです。

16世紀に同じ名前の有名な女性がいたようで、ウィキペディアでは上記のカテリーヌは見つかりません。

↓ ブック・ショップで購入してきたカタログの表紙。左下にCatherine of Clevesの祈る姿がイラスト風に配置されています。下の3枚は絵葉書。

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↓ オリジナルは「The Virgin and the Christ Child」の左下に描かれています。周りの紋章は夫の公爵の支配する領地のものでしょうか。

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↓ 聖人の絵より周りを縁取るいろいろな鳥籠に惹かれました。特に下部のハンドルをまわす鳥籠はただの遊び?それとも鳥の運動不足解消?

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↓ いかにもネーデルランド、ムール貝が美味しそう。

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一点一点を、とても面白く観たのですが、紹介しているときりがありませんので、この辺で。

ランチは館内のレストランで。満席のため待ち時間がありましたが、買い物をして戻りますと、時間前でしたがすぐ案内してくれました。パンが美味しく、オマール海老のサラダとデザートだけで充分でした。きびきびしたサービス、お洒落なランチを楽しめました。ここで食事なさる方は入館と同時に予約したほうが良いでしょう。チケット売り場のすぐ左の階段を数段上った所です。

目も舌も至福のモーガンを後にホテルに戻り午睡。開演15分前にMETへ。

トマ『ハムレット Hamlet』 20:00開演

CONDUCTOR:Louis Langree  DIRECTORS:Patrice Caurier&Moshe Leiser

Hamlet:Simon Keenlyside  Ophelies:Maris Petersen  Claudius:James Morris

Gertrude:Jennifer Larmore Laerte:Toby Spence  

Ghost of Hamlet’s father:David Pittsinger  Polonius:Maxim Mikhailov

席はオーケストラの4列目右端、$177.50。着物なので端の席は立ち居にあまり気をつかわなくて澄みますので、良かったです。今回もカメラは持参しませんでした。着物姿でカメラを構えるのには抵抗がありますから・・・エレガントぶりっこ(笑)。

さて、前奏曲が始まりました。「ありゃ~」金管のひどいこと!ズンタッタ、ズンタッタと素人じゃあるまいし・・・。以前もこの音に遭遇した経験がありました。それもルイージさまの指揮のときだったので、優れた指揮者でもどーにもならぬ演奏者がMETには居るもんだと再確認した次第です。だからラングレにはブーを飛ばす気はありませんでした。正直、良く頑張ったと思いました。デセィが降りて代役のペターゼンがNYに来たのが数日前、彼女の指導だけでもどんなにか大変だったでしょう。後から聞いたところによると、全員揃ってはこのプルミエの舞台は初めてだったそうです。そんな事情があるにしては、とても見事な舞台に仕上がっていたのは奇跡に近いと思いました。

演出にもブーが出たのですが、私は簡素な装置ながら、息詰まるドラマ性、特にキーンリーサイドの歌うハムレットの心理描写が浮かび上がる想定は秀逸。雪崩を打って悲劇の終盤を迎えるまでのドキドキ感は2年前のリゴレット(ドレスデン)以来でした。そのキーンリーサイドの歌役者ぶりには本当に魅了されました。歌唱自体もいままで経験してきた彼のパフォーマンスのなかでも最高!!でした。ハムレットが乗り移ってるみたいな、仇討ちに踏み切れない自分の弱さにも苦悩し、狂人のようにワインを頭から被って、テーブルにあがる場面は特に息を呑みました。

デセィのキャンセルというとても残念なことがありましたが、ペターゼンはその穴を立派に埋めてくれました。デセィと同じようなテクニックの歌を期待していませんでしたが、時々はっとするような透明な歌声に感心しました。写真よりも背が高く、スマートで美しい方です。幕が上がって登場した白いドレスのオフィーリアの気品のある立ち姿に思わず「ほ~っ!」でした。ただ、ハムレットとの絡みがいまいち淡白感があったのは残念でした。多分ハムレットと母ゲルトルードとの緊迫感が二人の恋人の切なさの印象を薄めてしまったのかも知れません。他の歌手もそれぞれ頑張って、初日を盛り上げたのですが、例外が独り・・・クローディアスのモリス、演技も歌も酷かったのです。昨日のレイミーに続いてのベテランの失速でした。この後の公演でなんとか立て直して欲しいものです。

↓ 翌日の朝刊(おおむね好批評だったようです)

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↓ 夜食はホテルの近くで持ち帰りしていたお寿司を食べて(半分残して勿体無かった)就寝。

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2010年早春の旅8 (ニューヨーク) [2010春アメリカ東部の旅]

3/17(水)

昨日に続いて、春らしい陽気の一日になりました。今日は再訪問のブルックリン美術館へ。66STから地下鉄で30分ほどかかります。初訪問は2年前の4月でした。その時は地下鉄の出口にまで、美術館の傍の大きな桜の木から花びらが舞い落ちてきて、綺麗だったことを思い出しながら、入館。

ブルックリン美術館はエジプトや中近東、アフリカ美術のコレクションで有名なのですが、展示品は膨大で、広さもかなりあります。それで、今回はアッシリアの浮き彫りと日本美術の部屋、そして前回来たときは改修中だった最上階のヨーロッパ絵画のフロアだけを見学しました。

↓ 紀元前7世紀のネオ・アッシリア時代の浮き彫り

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↓ 天井ガラス張りの回廊式ギャラリーにはヨーロッパ絵画の名品が並んでいます。

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↓ 見学者は私だけの贅沢な時間を過ごしました。

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↓ クリヴェッリ「聖大ヤコブ」・・・<1472年の多翼祭壇画>を構成していた1枚。これを含めた全6枚はすべて米国国内の美術館の収蔵品となっています。この数年で、クリーヴランドの1枚を除いて、5枚は観ることはできたのですが、やはりオリジナルの多翼祭壇画の姿として見たいものです。

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↓ ルドン「ヤコブと天使の闘い」

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↓ モリゾ「B夫人とその娘」

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↓ モリゾの優しいタッチで描かれた可愛らしい女の子を見ていると、急に孫娘に逢いたくなってしまいました。明日が待ち遠しい・・・。

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地下鉄でコロンバス・サークルまで戻り、ワーナー・ビルのイタリアレストランで遅めのランチ。場所柄値段は高めでしたが、パンも手打ちパスタもかなり高水準の味でした。

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ホテルに戻り仮眠。今回のオペラの中では付録のようなもの(私にとっては)なので、気合は入らず、着物も着ませんで、ぼやーっと観劇。

プッチーニ『ラ・ボエーム』 20:00開演

CONDUCTOR:Marco Armiliato  PRODUCTION:Franco Zeffirelli

Marcello:George Petean   Musetta :Ruth Ann Swenson

Rodolfo:Piotr Beczala  Colline:Oren Gradus  Schaunard:Massimo Cavalletti

Benoit:Paul Plishka  Mimi:Anna Netrebko

あまり気合が入らなかったのはゼッフレッリの演出のボエームはこれで3回目だったというのが大きな理由です。3回とも豪華な舞台、特に第二部のカルチェラタンのカフェの場面は多人数が登場するフェスタ風景で、大いに楽しみました。しかし、心に残る舞台ではありませんでした。甘い歌声のアリアばかりが注目されるというプッチーニの傑作の裏にあるなにか・・・たとえばあのカウリスマキの映画『ラヴィ・ド・ボエーム』のような、人生の現実を貧困をあぶりだすような、手ごたえのある演出を見せてもらいたいと思うのです。

ネトレプコとペッツァーラのコンビは悪くはありませんが、映像にもなったヴィッラゾンのイメージが強くて、いまひとつしっくりしません。ネトレプコも声の張りが以前に比べると重くなって、彼女のまあるくなった姿(ウエストが倍になった?)とともに、過ぎ去ったときを懐かしむばかり・・・。2幕のラストで屋台のお菓子をつまみながら去っていくミミでしたが、その直後のカーテンコールに口をもぐもぐさせてでてきたのにはびっくり!しかもムゼッタを歌った大先輩のスエンソンを立てる心遣いも感じられません。METライブビューイング『ホフマン物語』のインタビュアーをつとめたデヴォラ・ボイトが背後でおふざけするネトレプコを見て、デーヴァらしくしたらどうでしょうと洩らしていたことを思い出しました。とにかく慣れた役だし、そこそこ勤めればいいわみたいな安易感が漂ってくるのは拙いですね。

それでも、手堅いアルミリアートの指揮が救いでした。プッチーニの旋律の切ない美しさは何度聞いてもいいものです。チケットを紛失してしまったのですが、アッテラのときと同じような席でした。

↓ は今シーズンのプレイビルの表紙です。今年のハイライトはゲルギエフ指揮の『鼻』だったようです。評判良かったのでしょうか?

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2010年早春の旅9~16 (ニューヨーク→インディアナポリス→帰国) [2010春アメリカ東部の旅]

3/18(木)~

ニューヨーク(LGA)12:00 →インディアナポリス14:22

さて、おばばの趣味のNY滞在も終わりました。残るは次女ファミリーの住むインディアナポリスへ飛んで、孫娘と遊ぶことが楽しみです。

朝はのんびり荷造りをしてラガーディア空港から2時間あまりで、インディアナポリスの空港に到着。昨年に続いて3月にしては暖かい日が続きました。

4年前に娘の夫の転職のためロサンジェルスからこの地へ越してきたのですが、米大陸の北東部の内陸にあるので、寒暖の差が並ではありません。冬は札幌より寒いところですが、夏は関東くらいでしょう。冬も夏もなるべく来るのは避けたいと思いますが・・・。

孫娘は4月で5歳になります。7月には弟が出来る予定ですから、なんとなくお姉ちゃんらしくなってきました。変わらないのは遊ぶことに熱中するその集中度の高さ。全エネルギーをつぎ込みますから、お相手をつとめるよろよろ祖母ちゃんの私は息も絶え絶え(笑)。次女は妊娠6ヶ月にはいり安定期で、元気そうです。毎日公園やショッピング、食べ歩き、孫娘のバレエやピアノのお稽古にも付き添い・・・あっという間の6泊の滞在は終わりました。

↓ おみやげは新潟の紙風船

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↓ 近所のお宅には裏庭に大型の滑り台

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↓ コミュニティのなかは自動車のスピードは25Kと決められていて、静かで穏やかな住宅地です。のびのびと遊ぶ桜子。

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↓ 日曜日は超多忙な次女の夫も一緒にダウンタウンの海鮮イタリア料理店へ。煉瓦造りの古い建物は昔はナントカ酸素という会社だったらしいのですが、広い店内に客はまばら。オマール海老のラビオリが美味しかったほかはまあまあ。

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3/24(水) インディナポリス7:15→シカゴ(OHR)7:20/11:20

↓ シカゴまで時差がありますが、1時間のフライトです。遠くにシカゴの高層ビル群、その向こうは海のように広いミシガン湖。

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シカゴでの乗り換え時間は長かったのですが、お父さんの転勤で8年ぶりに日本に戻られるというご一家とお話しました。その8歳の男の子が人懐っこくて可愛いのです。アメリカでは国立公園の会員になって、あちこちツーリングされたそうです。大型バイクの似合いそうな若いお父さんも素敵でした。

帰りは特典航空券のマイルが不足して、プレミア・エコノミーでしたが、搭乗口手前のラウンジが使えたほかは、席もそれほど広いわけではなく、座席もあまり倒れません。これならエコノミーと変わらないし、空いていれば横になれるエコノミーで充分と思いました。

3/25(木)成田14:35.。。。羽田17:30→ 千歳19:05 JAL

帰札してから、慌ただしい日々が続きました。人の命ののはかなさ、人生の光と影・・・いろいろな想いが去来するこの3ヶ月でした。

最後のページで足踏みしてしまいましたが、次回のアメリカ行きが今月末ということで、急遽まとめました。(END)

 

 

 


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