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2008年春の旅(INDIANAPOLISへ 1~7) [2008春アメリカ東部NYからボストンへの旅]

4/3(木)  [飛行機]札幌7:50~成田9:25(ANA2152便)/12:00~シカゴ(ORD)9:30(JAL010便)/11:25~インディアナポリス13:25(AA)              

                              次女宅7泊 [家] ☆4/5は孫娘の3歳の誕生日[バースデー]

  早朝の出発ですが、前回の真冬のときと違って雪の欠航の心配もありません。札幌駅まで車で送ってくれた夫も、孫の子守にでかける私(他の部分のほうが多いけれど 汗)にご苦労サンだねと機嫌の良いこと。ANAの国内便が第一ターミナルに着いたのであれれ?と思いながら、第二ターミナルに移動。JALの札幌→成田の早朝便がないのが、とても不便です。結局ANA早朝便を使ったのですが、この片道切符より成田前泊のホテル代のほうが安いのですから・・・。

シカゴ便は相変わらず混んでいます。隣席はカナダ・ケベック在住の若い男性(ドミニク出身)、増毛在住の友人のところへ遊びに行かれた帰りとか。その隣は50代の主婦の方、ご主人の赴任先ケンタッキーに戻られるとのこと。それに私とこの3人だけでもお分かりのようにシカゴからの乗り換え客が多いのです。ですからシカゴのオヘア空港が世界一発着の多い巨大空港なのよね~と納得。

シカゴのパスポート・コントロール(指紋や顔写真撮影にも慣れました)を過ぎ、いったんトランクとおみやげ袋を受け取り、近くのAAのカウンターへ。ここで再度荷物を預けて、2階からモノレールに乗って搭乗ゲートに向かいます。ゲート近くのカフェでランチ。巨大ツナサンドと巨大コーヒーを目の前に溜息。アメリカに着いたという実感がわいてきました。(笑)
インディアナポリス行きは横3縦20列の小型ジエット機です。シカゴとは1時間の時差がありますから飛行時間は1時間少々。さてほぼ予定通りに到着。荷物受け取りのターンテーブルに立っていましたら、次女と孫がやってきました。5ヶ月ぶりですが、「おばあちゃん~!!」と走って抱きついてくる桜子。その愛らしさにノックアウトのおばばでした。(婆馬鹿まるだし 謝)
 

しかし、秋の里帰りのときよりもおしゃべりも体力もパワーアップしてますから、1週間の遊び相手もなかなか大変でした。PHOTO008.JPG

昨夏に引越しした新居も広くて、駆け回って遊びますが、それでも彼女のエネルギーには足りなくて?水泳教室や

 

 

 

PHOTO034.JPGバレエ教室にも通っています。3歳のお誕生日やステーキ屋さんでの外食など楽しい1週間もあっという間に過ぎました。これで帰国だと別れの淋しさは募るばかりでしょうが、ここからはお婆の趣味三昧が待っていますので、ニコニコとお別れ。(汗)

 

 

 

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2008年春の旅(NEWYORKへ 8) [2008春アメリカ東部NYからボストンへの旅]


4/10(木)[飛行機] INDIANAPOLIS10:35~〜N.Y(LGA)12:45(NWA4777便)  
                            Hotel Beacon 3泊[ホテル]
  JALと同じグループのAAはIndianapolis  からNYまでの直行便がありません。それでAZと同じグループでマイレージのカード会員になっているNWでNYまで飛びました。
AAはニュースにもなりましたが、次女からのメールでこの日はキャンセルが相次いだとのこと。AAのchicago経由便だったら大変なことになっていました。

初めてのラガーディア空港でしたが、JFKよりもマンハッタンに近いようです。ただ、JFKとは違ってタクシーは定額制ではないので、やや安い程度でした。

ホテルも初めてのアッパーウエスト74丁目のHotel Beacon。部屋はあまり広くはありませんが、改装したばかりのようで、窓際の小さなキッチンも清潔。鍋、ヤカン、コーヒーメーカー、皿なども新しくピカピカ。

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PHOTO071.JPG23階の部屋の窓から、数ブロック先にセントラルパークの眺め。写真では不鮮明ですが、ツインタワーのビルの向こうがセントラルパークです。

 

 

 

 

PHOTO275.JPG早速近隣の探索。ホテルの前のBroadway大通りを隔てて、大きなスーパーが2軒並んでいます。写真左青が大衆的大型スーパーFAIRWAYと右の白地に赤い文字の看板が有名なグルメ向けマーケットCitarellaです。
FAIRWAYほうが安いのでレジも混雑していますが、Citarellaのほうは対面式の魚屋もあり、自然食品も品揃え豊富、落ち着いて買い物ができます。

 

ランチは1ブロック北のギリシア料理?の気楽な食堂。ピザやサンドなど軽食はなんでもありのお店。この日は20度近い暖かい日で、テラス席も混雑していて、流行っているようなので入店。ファラフェル・サンドとビールを注文。予想通り?パリのより劣る味で、空腹だったけれど半分くらいしか食べられませんでした。☆

このあとは、チケットの受け取りにリンカーン・センターまで歩いてみましたが、地下鉄で一駅とはいえ意外に遠いので、夜のオペラの帰りが不安になりました。無事にチケット6枚をゲットし、帰りは66丁目から地下鉄に乗ろうとして、初めてMetの地階から地下鉄の駅まで地下道で結ばれていることに気がつきました。(今まではコロンバスサークル方面に歩いて帰れるホテルだったので)これなら地下鉄で行き来したほうが早くて安全です。
それは良いのですが、ここでミス。自動販売機で20$分のカードを買おうとして50$札をいれたら、全額の50$分のカードが出てきてしまいました。ですから、NY滞在中はせっせと地下鉄利用に徹しました。(当然、来年も使えます 汗)  1.2.3号線が72丁目駅に止まり、ペンステーションやブルックリンも乗り換えなしで行けます。セントラル・パークも徒歩数分と近く、とても便利な立地の宿です。大層気に入りました。

PHOTO077.JPGMetまでの地下道風景。袖なしワンピースの方とオーバー姿の方。日本では考えられない極端な衣類選択。(笑)

 

 

 

 

Giuseppe Verdi :「 Ernani」・・・7:30~10:55 
Conductor Roberto :Abbado  Prodution: Pier Luigi Samaritani

de Silva :Ferruccio Furlanetto
Don Carlo :Thomas Hampson
Elvira :Sondra Radvanovsky
Ernani :Marcello Giordani

 「 Ernani」は初めて。CDはおろか映像も観たことがなかったのですが、Netで音源を切れ切れに聴いたほかは、Metのこの公演のFerruccio FurlanettoとThomas Hampson の2重唱なども少しですが、ラジオ録音されたばかりのほやほやを試聴できました。

16世紀のスペインからドイツのアーヘン、サラゴサの宮殿とチェンジするオーソドックスで豪華な舞台。エルナーニに限らずMetでのヴェルディはこの重厚、華麗な舞台のお陰で意外にも(というか他のオペラに比べてですが)楽しめます。タイトルロールのMarcello Giordani も快調な歌唱でした。彼はMetで大いに期待されるテノール、來シーズンの新演出の「ファウストの劫罰」に出演の予定とかで、カッコ良いPR写真がパンフレットを飾っています。歌手のなかでFerruccio Furlanettoが特にイタリアンバスらしい素晴らしい歌唱。Thomas Hampsonもファンの贔屓目もありますが、ここのところの不調をカバーする満足の出来。ほっとしました。衣装も豪華で国王の役ですから、金ぴか(ハンプソンだから似合うのよ)。Elviraの Sondra Radvanovsky は声自体が私の好みから大きく外れ、イタリア語の響きももやっとしていて、しまりません。私はブー。それでも大声なので、ドラマティックな役に似合っているのか、拍手を沢山受けていました。この日がこの公演の最終日でした。

地下鉄の改札口にはオペラ帰りの人たちが行列。72丁目の駅からホテルまでもほんの2、3分。大都会NYは11時過ぎてもまだまだ人通りは多いので、怖くはありません。疲れと安堵でぐっすり睡眠。

 


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2008年春の旅(NEWYORK 9) [2008春アメリカ東部NYからボストンへの旅]

4/11(金)
キッチンはあっても、朝ごはんの用意が面倒になり、ホテルの隣のカフェで済ませました。
ホテル内には朝食室はありませんので、翌朝からは簡単な自炊生活・・・NYに暮らすようなホテル住まいはなかなか楽しかったです。ただ、1週間といっても前半3泊、後半4泊と分けましたので、材料などあまり買い込めなくて、ホントに簡単なものだけ。小さなまな板とぺティナイフがあれば、より調理がし易くなったのですが・・・。紙パックに入ったコーヒーは毎日2袋配給されました。

セントラルパークを横断してアッパー・イーストのメトロポリタン美術館方面へ。NYは4回目の訪問ですが、ようやくのんびりした気分で公園内を歩く余裕ができました。今までは美術館巡りに追われて、公園の周りをセカセカ歩いただけでしたから。
時は春、日は朝・・・リスがちょこちょこ走り、木蓮やレンギョウ、クリスマスローズも満開。そして見事な枝垂れ桜。

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PHOTO062.JPGメトロポリタン美術館の近くの86丁目にあるノイエ・ギャラリーへ。ここは初訪問です。ウィーン出身の画廊経営者だった人と後に協力者になったエスティ・ローダーの創業者の息子との共同コレクションを6階建ての瀟洒な邸宅で公開しています。

ここが一躍有名になったのは、ウィーンにあったクリムトの「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像」を落札してコレクションに加えたことでした。

この日はふたつの企画展がありました。「ウィーン工房の宝石(アクセサリー)」と「クリムト」です。アクセサリーは20世紀初頭ウィーンで造られ、クリムトが恋人のエミリーに贈ったものなど。クリムトのほうはここのコレクションが主体で、例の肖像画(7年ぶり?に再会)や風景画など、ドローイングも多数。
ここにはエゴン・シーレのコレクションもあると聞いていたのですが、今回は企画展のため展示されていませんでした。残念。

この後はメトロポリタン美術館へ。特別展のティエポロをさーっと観て、未見学だったギリシア・ローマセクションへ。

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 レーマンコレクションはまだ改装中(長い~)、(i)に確認したら5/20から公開予定だから、またいらっしゃい・・・って簡単に言うわね。

PHOTO066.JPGレーマンが閉まっている替わりに?開けているリンスキーのクリヴェッリ兄弟を最後に眺めると、もう足が棒。頭もボー。

←は弟の「聖母子」の部分。下にヴェニスの画家とサインがあります。

 

 

それでもランチは頑張ってトランプホテルのJean Gorgesへ。
カウンターで落ち着かないけれど、ひとりですし、予約無しでも座れただけましです。
お昼の選べるセットメニュがお得です。グリーンアスパラのサラダの前菜、蒸した白身魚のヘルシーなお皿。白ワイン、デザート、コーヒー。チップを含めて50$くらい。☆☆☆
ここのフレンチは淡白系で好み、サービスも良いし、グラス・ワインでもとても美味しいのをすすめてくれます。☆☆☆

Philip Glass 「 Satyagraha」  ・・・8:00開演 
Conductor: Dante Anzolini
Producer :Phelim McDermott
M K Gandhi: Richard Croft

Miss Schlesen :Rachelle Durkin
Mr Kallenbach: Earle Patriarco
Mrs Naidoo: Ellie Dehn
Parsi Rustomji :Alfred Walker

昼寝から目が覚めるのが開演1時間前でも間に合います。寝癖でひどいヘアー・スタイルのままでMetへ駆けつけました。この日が一番良い席に当たりました。ツーリスト用の3連続公演チケットが20%引きで売り出されたのを購入したので、席は適当にお任せなのです。一階オーケストラ席中央。何列か前にペリー(「連隊の娘」の演出家)が座っていました。
さて、今夜のオペラ「 Satyagraha」は一度も観たことも聴いたこともないうえ、サンスクリット語で歌われます。難しそうと初めはあまり気乗りしなかったのが本音です。
しかし、昨年ロンドンの公演が大評判となり、同じプロダクションをMetが呼んだものです。現在の米国がこの非暴力に徹したガンジーのオペラを上演するという皮肉な場面に身を置くのも何かのご縁と思います。この日が初日とあって、いつもの華やかな雰囲気のなかに、張り詰めたような期待感が少なからぬ観客の顔に表れています。支配人が変わった効果が昨年より一層現れてきたMet。この日は若い方たちも多く、熱気にあふれていました。

作曲家のPhilip Glass は映画の作曲家として知られていますが、このオペラが作曲された背景には当然ながらインド及び仏教への興味が底にあります。サンスクリット語のアリアや合唱に一種の郷愁を覚えました。読経が唱えられているような単調な心が沈静する諧調なのです。オーケストラもいやに上手と思ったら(やっぱり 笑)ウィーン・シンフォニー・オーケストラ。現代オペラらしいシンセサイザーの調べもさらさらと流れる川のようでいて、心の琴線に響く素晴らしい音楽、演奏でした。ガンジー役のRichard Croft はこの役はこの人しか居ないでしょうと言うほどのはまり役。一幕の背広姿からニ幕はあのガンジースタイルに変貌し、決して声高にならない非暴力の訴えを彼の歌唱が見事に抑制を効かせて、かつ誇り高く歌い上げます。脇を固める他の歌手たちは知らない方たちでしたが、 合唱とともに総じて見事なパフォーマンスに感動でした。

Metでこれほどの水準の高い舞台に接することができるなんて、本当に幸運でした。(ほっぺたをつねりたくなったくらい 笑)演出については書いているときりがないのですが、説教がましくなりがちな演目を上手く
処理して飽きさせません。私たちの生きる、生きてきた世界の明と暗。明るいところばかりに目を向けてきた私たちへの痛切な批判が底に感じられる衝撃的なものでした。
副題に南アフリカのマハトマ・ガンディーとあるように、ガンジーがアフリカの植民地の現状に直面し、非暴力に目覚めていくまでのストーリーです。
「サッティヤ(Satya)は愛を意味し、断固としていること(Agraha)は力を生み出すゆえに力と同じ意味合いで働く。つまり、真実と愛すなわち非暴力から生まれた力である。(もし)私達がサッティヤーグラハの人々でありサッティヤーグラハを申し出れば、私達自身が強くなることを信じることになるだろう。私達は毎日だんだん強くなって生きている。力が強くなっていく中で、私達のサッティヤーグラハもより効果的になるし、我々もサッティヤーグラハを諦める機会を探し回るということも無くなるだろう。」ガンジーの言葉より 
 

終演は予想より遅れ12時近く。カーテンコールには作曲家のPhilip Glass も登場。誰よりも熱烈な歓声、ブラボーを浴びていました。こうして大興奮うちに初日は終わりました。

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2008年春の旅(NEWYORK 10) [2008春アメリカ東部NYからボストンへの旅]

4/12(土)
  今日のオペラはマチネなので美術館めぐりは控え、明日のアムトラックの切符を購入するためにペンステーションへ。地下鉄で15分ほどで到着しましたが、構内が広いのでアムトラックの乗り場までは結構かかります。

日本でもインディアナポリスの次女のところからでもNET予約ができなかったので、自動販売機を試してみましたが、やはりカードのところで勧めません。諦めて窓口で購入。窓口ではカードも問題なく受け付けられました。シニア料金なのでパスポートも必要です。 日本ではインターネットで予約できなかったと一応文句たれてみましたが、そんなはずないよとの答え。

PHOTO287.JPG今朝は寝坊してブランチ(白アスパラを茹でて、和風セサミソースなど)をたっぷりいただいたので、お昼は軽く手持ちのカップうどんなどで済ませ、Metへ急ぎます。

 

 

 

Sergey Prokofiev「 The Gambler」・・・13:30開演 
Conductor :Valery Gergiev
Alexei :Vladimir Galouzine
Croupier 1 :Ronald Naldi
Gambler 1: Michael Forest
Gambler 2 :Iosef Shalamayev
Grammy :Larissa Diadkova
Hunchback Gambler :Anthony Laciura
Mme Blanche: Olga Savova
Mr Astley :John Hancock
Polina :Olga Guriakova
Potapich :Yuri Laptev
Prince Nilsky :John Easterlin
Reckless Gambler :Vladimir Grishko
The Director :Paul Plishka
The General Sergei Alexashkin
The Marquis :Nikolai Gassiev
Unlucky Gambler :David Won

PHOTO079.JPG席は初めての2階右のSide Parterre 。2階は案内係がいまして、部屋の鍵を開けてくれます。なんとなく優雅な気分。ここのトイレは他に比べて空いています。この後3階席のときもここのトイレを使うことになりました。

 


 

さて、このオペラは予習する暇もなく、またまたネットでの視聴を切れ切れに聴いただけで来てしまいました。Prokofievのオペラの中ではとっつき難いというか、私には最も難解です。
もっと、聴きこまなければ良さが分からないと反省。 Gergiev の指揮もなんとなく遠慮がちというか、細やかさに欠けていたような。主役のGalouzine はブラックユーモアの滲んだ演技も歌唱も素晴らかったです。そして大好きなPolina役の Olga Guriakova 、写真でもあら?と思われるように、あくまでも推測ですが妊娠しているようでした。それでも相変わらず美しく、歌唱もお腹が大きいと高音がまろやかになるという説があるようにとても綺麗に響きます。そしてDiadkova、 彼女が舞台にでてきただけで(今回は車椅子で)、舞台が引き締まるようです。数回は彼女の舞台に接していますが、いつも満点のパフォーマンスに頭がさがります。
演出は斬新な音楽には斬新な舞台ということで、登場人物の配置にも心の動きに応じたように工夫されていたようですが、簡素ともいえる装置、Metの豪華な舞台に慣れた観客にはまったく受けません。土曜日のマチネ、そして最終日なのに、今回の旅の6公演のなかでは一番空席が目立っていました。スタンディング・オヴェーションもぽつぽつの淋しいカーテンコールでした。

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6月のミラノでもバレンボエム  の「 The Gambler」があるのですが、2泊しか出来ない上、日帰りで行きたい町があり、観るかどうか迷っています。ミラノに着いてからでも、チケットは買えそうですが・・・。

終演は4:00、まだ夕食には早いのですが、下見をかねてワーナービルをうろうろ。3階に新しいレストランもでき、土曜日なので混雑しています。一度は試してみたいと思っていた隣のマンダリン・オリエンタルのレストランも覗いてみました。受付の方はあくまでも慇懃な物腰ですが、宿泊客が優先されるようです。それでも30分くらいお待ちいただければ、空くかどうかお答えしますというので、傍のカフェでカクテルをいただいたのですが、なんとお高い20$!!ああそれなのに~席が取れませんでした。(涙)土曜日ですし、ひとり客なので仕方ありませんけど。すごすごと退散し、リンカーンセンター近くのビストロ風レストランへ。すでにカクテル一杯飲んだくせに、スパークリングと白ワインも飲みました。(まるでやけ酒 笑)ポルチーニのイタリア風野菜サラダと海鮮カレー味のお皿、お酒の進む味、結構美味しかったです。今日の夜のビフォー・オペラのお客さんで混んでいました。O`Neals ☆☆

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PHOTO089.JPG食事が済むと夕暮れ。レストランO`Nealsの前からMet方向を写しました。明日からボストン方面に出かけますので、トランクの整理をして、早めに就寝。



 


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2008年春の旅(BOSTONへ 11) [2008春アメリカ東部NYからボストンへの旅]

4/13(日) N.Y Penn station11:03→NEW HAVEN 12:32/15:41→BOSTON 18:20 ボストン2泊   Jurys boston hotel
 朝は汽車の中での昼食用におにぎりを作って、ゆっくり朝ごはんもいただいて、10時にトランクを預けチェックアウト。5泊分の小さなキャリーバックを転がして、地下鉄でPenn stationへ。昨日の偵察のおかげで余裕で待合室(入り口に居る係員に切符を提示)へ入りました。テレビ画面の出発のゲートを確認して、乗車OKになってから、ゲート(地下の乗り場へのエスカレーターの入り口)で切符を見せてチェックしてもらってから、ホームに降りて行きます。このシステムはとても安心です。そのうえ、車内の切符拝見に回ってくる車掌さんも座っている席のうえの棚に、この人は何処何処で降りるという紙を貼って行きます。そして到着前に大声で次は○○と言いながら回ってその紙をはがしていきます。なんと親切なこと!!

 1時間半ほどで ニュー・へヴンに到着。駅の構内にはコインロッカーもなく、荷物は持ったままでイエール大学美術館へ。(タクシーで、チップも入れて8$くらい)
美術館にはコインロッカーがあります。(入場は無料)http://artgallery.yale.edu/

この美術館を訪問するきっかけは以下の3つの興味から始まりました。
  (1)初期キリスト教の遺構3世紀初頭・・・10年前に訪れたことのあるシリアのユーフラテス川畔のドゥーラユーロポス。ローマ帝国辺境の都市だったドゥーラユーロはペルシア人の侵略に備えて土塁で覆われ、そのまま見捨てられていたのです。1931~32年にフランス・アメリカ共同隊によって、キリスト教徒の家の洗礼室が壁画ごと発掘されました。この遺構がイエール大学美術館にあると知ったのはつい最近のことです。
この遺跡はまだキリスト教が公認される以前のもので、キリスト教美術の最も古い例とされています。

しかし、実際に訪れてみると一般公開はされていないようで、係員に尋ねても、いくら下手な英語で説明しても通じなくて、(係員も見たことが無いようです)諦めました。この美術館に本当にあるのかしら?参考書が古いので・・・人類の美術「初期キリスト教美術の誕生」(新潮社1967年発行)

(2)建物がルイス・カーンの設計・・・映画「マイ・アーキテクト」この映画はルイス・カーンの 唯一の息子ナサニエル・カーンがニューヨークのペンステーション駅のトイレで不慮の死を遂げた父の足跡を追った、父親探し(建築を訪ねた)の映画です。
kahn img.jpg素晴らしい建築シーンの数々、建築の芸術性へのこだわり、ルイス・カーンの生きざまetc。

 

 

 

イエール大学の客員教授だったカーンの処女作がここのアート・ギャラリー(1953)なのです。古い教会?のような建物に付加された増築棟で、美術館の入り口側になります。広いロビー、天井のデザイン、可動パーティションなど。

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PHOTO109.JPGChapel st を隔てた向かいに建つイエール大学英国美術センターもカーンの設計(1977遺作-完成を待たずに他界)です。

 

 

 

 

(3)「The Art and Style of Sara and Gerald Murphy 」を開催中・・・

newheven1.jpgBさんのお薦めで「Living Well Is the Best Revenge 優雅な生活は最大の復讐である」(Calvin Tomkins 青山 南訳   を読んでマーフィ夫妻を初めて知りました。詳しいことは略しますが、20世紀初め、パリや南仏で芸術家たちと交流を持ち、フィッツジェラルドの「夜はやさし」のモデルになった魅力的なアメリカ人の夫妻として有名です。特に南仏アンティーヴでの暮らしぶりはヨーロッパの伝統にアメリカの華やかさと合理性を加味した、豪華ではなく趣味の良い、アーティストたちの圧倒的な賞賛を集めたものだったようです。(ピカソ、レジェ、サティ、コール・ポーター、へミングウェイetc)その「作品としての暮らし」のなかで描かれたGerald Murphyのペインティング15点?(数えませんでしたが)と夫妻の写真などが展示されています。(撮影不可)ちなみに「優雅な生活は最大の復讐である」というタイトルはスペインの諺だそうです。「快適な生活とひどい仕事、ないしは、ひどい生活と美しい仕事、どっちかだよ」。優雅な生活は生活か仕事かのどちらかで失ったものへ、そして過酷な人生への復讐なのだから・・・。なおGerald Murphyはここイエール大学の出身です。イエール大学のアメリカ文学コレクションにヘミングウェイやフィッツジェラルドの写真が収蔵されているようです。
この展覧会はウィリアムズカレッジ美術館(終了)~イエール大学~ダラス美術館の順に開催されています。↓Gerald Murphy「RAZOR」(ダラス美術館)

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  上記の3つのinterests のほかに、ここにはヨーロッパ絵画、彫刻やアフリカ、アジア美術ののコレクションも多数展示されています。写真はゴッホの「夜のカフェ」マティス「婦人像」アフリカのお面、そして2006年NYのメトロポリタンに貸し出されていたCarlo crivelliの「聖ペテロ」に再会。

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  PHOTO116.JPG大学の構内を散策しながら、3ブロックほど歩いてバインネック稀コウ本図書館へ。
ここはあいにく工事中らしく、一般の見学は不可でした。1963年SOMの設計。グリット・パターンに大理石をはめ込んだ外観が、いかにも貴重な稀コウ本を所蔵する建物にふさわしく、外部から完璧に遮断されたつくり。こういう建物は見たことが無いので貴重な体験でした。

 

 

 

日曜日なので学生さんたちの姿もまばら。古典的なスタイルの建物が多く、教会と見間違える図書館も・・・まるでイギリスのオックスフォードに居るみたい。

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再び美術館に戻って荷物を出し、近くのホテルの前からタクシーでニューへヴン駅へ。コーヒーとドーナツを待合室のベンチで、お茶タイム。
ボストンまでの列車はニューイングランドらしい風景が続きます。海辺や池のほとりに建つ家々の佇まいは美しく、豊かな環境の中に余裕のある暮らしぶりが伺えます。2時間半の汽車の旅を終え、ボストンのバックベイ駅に到着。駅からホテルまでは徒歩数分ですが、そろそろ夕刻、ぐんと寒くなりました。震えながらホテルへ。
夕食はホテルの地階にあるレストランで。クラムチャウダーとパスタ。味は普通。
☆☆   ここは朝ごはんも美味しかったです。部屋代は予算オーバーでしたが、地下鉄駅まで2.3分。レストランも近隣に多く、いろいろ便利に過ごせました。

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2008年春の旅(BOSTON 12) [2008春アメリカ東部NYからボストンへの旅]

4/14(月)
 朝から青空が広がり良い天気になりました。ただし、海からの冷たい風が吹き、気温もNYに比べると5度以上は低いようです。

Image177.jpg朝刊には一面の見出しが昨夜のレッドソックス勝利の記事。私の家族はインディアナポリスの娘の夫(関西出身なのでトラキチ)も含めて大の野球ファン揃いなのです。早速携帯メールで、松坂の大きな写真の載ったところを送りました。点数稼ぎ。(笑)

 

 

 

 

 

 

PHOTO121.JPG地下鉄の出入り口が地球の歩き方のマップとは違っていて、より宿から近く(2ブロック)にあり、ラッキー!
切符の自動販売機でもたもたしていましたら、女性駅員が無愛想な顔でブースから出てきて、教えてくれました。「ファイン・アートなら○番から乗って行きなさい・・・・」「分かったわ~」と言った割りに間違えて、違うラインに乗ろうとしたら、さきほどの係りの女性がいつの間にか後ろについていて、「違うでしょ!Eラインよ!」ははーん、肝心なところを聞き逃しておりました。(恥)心配になって付いてきてくれたみたいです。微笑はなくてもその心はジェントル。(ほっこり)ホームは同じでも行き先の違う電車(3方向)が来るので、注意が必要です。ボストンの地下鉄はすごく古くて(アメリカ最古)ホームと電車のレールが同じレベルにあり、電車の音がガーガーと大騒音。耳を塞ぐ人もいます。現在は徐々に改修中のようです。(写真はトリニティ教会付近)

途中から地上に出た電車は、ボストン美術館の前のMuseum駅に停車。この辺は大学、美術館、大きな公園があるエリアになっています。

PHOTO122.JPGウエスト・ウィング(写真)から入館。初訪問ですし、館内マップを見てもその大きさと複雑さにうろうろするばかり。
http://www.mfa.org/

日本美術のコレクション(特別展は相撲の浮世絵展)は仏教寺院の部屋、日本画、仏像~中国~ヨーロッパ美術と巡りました。12世紀のカタルーニャの礼拝堂、印象派など。何年か前、湖東三山を回ったことがあるのですが、そのときあるお寺の仏像がコピーで本物はボストン美術館にあると書かれていて、驚いたことがありました。その仏像を探したのですが・・・(多分下中央の釈迦像)

PHOTO123.JPG仏教寺院の部屋(写真)の説明にはオリジナルの場所が書かれていませんので、結局不明。12世紀のカタルーニャの礼拝堂も説明書きにはどこの教会にあったとの記載はありませんでしたので、帰国後調べてみたところ、ピレネーの小さな教会Santa Maria del Murが元の場所だそうです。

ここは大規模な拡張工事中で、その関係?閉めている部屋もあり、楽しみにしていたCarlo Crivelliの「死せるキリストとマリアたち」、北斎などは観られませんでした。残念。

 

 

 「愛染明王」鎌倉14世紀             伊藤若冲「白い鸚鵡」

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中国彫刻美術の部屋 ↓北周または隋の石雕觀音立像(6世紀頃)と台座の部分  

下は7世紀ごろの飛天

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カタルーニャ・ロマネスクの聖堂壁画    伊/ロンバルディア・ロマネスクの「聖母子像」

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↓ ムリーリョ「鞭打ちの後のキリストと天使」  Burne-Jones「希望」

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オスカー・ココシュカ「恋人たち」 サインはOK

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PHOTO152.JPGランチは館内1階のGalleria Cafeで。一番大きな特別展がスペインの現代画家Antonio Lopez Garcia。それにあわせた?スパニッシュメニューが並んでいました。値段はワインも含めて20$くらい。☆☆

 

 

 

近くにある  イザベラ・S・ガードナー美術館は今日は休館日ですので、明日の大移動のことも考えて、この日の美術鑑賞はボストン美術館で終わりにして、バスのチケットを買いに南駅へ。
ところが勘違いをして初めは北駅へ行ってしまい、ずいぶん時間をロスしてしまいました。
疲れるとこういうことになるのよねと独り言でぼやきながら・・・。南駅のほうがホテルからも近く、バスターミナルも地下鉄駅に隣接しています。ピーターパンバスの窓口でチケットをシニア料金でゲットし、乗り場も確認してホテルに戻りました。HPで調べたときはpittsfieldの一度の乗り換えでしたが、その手前のspringfieldでも乗換えがあるとのこと・・・不安。
http://www.perterpanbus.com/

疲労のせいかあまり食欲がないので、久しぶりに日本食がいいかしらと、コンシェルジュデスクへ。近くに美味しい寿司屋があると聞いて、部屋でひと休みの後、行ってみました。そのお店はバックベイ駅の近くにあり、大層混んでいました。ただし、寿司屋というより、寿司バー。生牡蠣と創作巻き寿司をいただきました。
韓国人の経営らしく、従業員も韓国の方たち。日本語を話せる方は1人もいないようでした。サービスの可愛いお嬢さんが日本語を知りたがっていましたので、「to go はお持ち帰りよ」と教えてあげました。余ったお寿司は気持ち良く包んでいただけます。ボストンは魚も新鮮なところなので、美味しかったです。店の名前は忘れましたが☆☆☆

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2008年春の旅(WILLIAMSTOWNへ 13) [2008春アメリカ東部NYからボストンへの旅]

4/15(火) 
Boston South Station10:00→Springfield11:35/12:10→Pittsfield13:40/14:20→Wiliamstown14:50                                                    ウィリアムズタウンThe Williams Inn1泊

 朝食はルームサービスをお願いして、お部屋でゆっくり。そしてパンにベーコンやチーズをはさんでランチのための簡単なサンドイッチをつくり、アルミ箔に包んで持参。(アメリカはそこらで買ったパンは不味いので)
今日が今回の旅のハイライト&私にとっては冒険の日です。ボストンのホテルにキャリーバックを預け、1泊分の手提げバックだけで身軽に出発です。9時過ぎにチェックアウト、タクシーで南駅バスターミナルへ。

PHOTO157.JPG昨日下見とチケットも購入済みですから、余裕で30分前にはバスターミナルのSpringfield 行き7番のゲートに着きました。バスが到着してから係員がゲートのドアを開けてくれます。そして必ずチケットを確認してくれますので、バスを間違うことはあり得ません。目的地のWiliamstownまでは2回の乗換えがあります。 まずSpringfieldまでBostonから西へ1時間半くらい走り、バスターミナルに到着。ここにはトイレや売店などがあり、待合室でTV画面の出発ゲートが確認できます。アメリカでは車が無くてバスを利用する人たちはあまり多くありません。失礼ですが下層階級のひとが多いのは事実です。でも、だからといって見るからに危険とか胡散臭い感じの人はみかけませんでした。待合室に知的障害の生徒さんが何人かいて、やや騒がしかったのですが、付き添いの若い男性も根気良く話を聞いてあげていたり、周囲の人たちも、自然な様子で見守っています。アメリカはハンディキャップの人や子供に親切なのが、日本に比べて感心することです。さて、Springfield  からさらに西に進みますと、バークシャー地方と言われる緑豊かな地域に入ります。まだ新緑の季節には1ヶ月ほど早かったのが、惜しく思われました。夏の音楽祭が開かれるタングルウッドの近くやLee、Lenoxという小さな可愛い町々を過ぎPittsfieldのBTへ。Springfield のBTより小さいのですが、アムトラックが一日一便停まる駅にあります。当初はこの列車(Lake Shore Limited号)が希望だったのですが、Williamstownへの接続の時間が合わなくて、結局バスにしました。
  ホテルはクラーク美術研究所に歩いていけるところを探して決めたのですが、幸運なことにこのホテルの前がバスの発着所だったのです。定刻に到着しましたので、ホテルにチェックイン後、すぐにクラーク美術研究所へ行きました。Williamstownはとても静かな大学の街で、ところどころに建っている大きな邸宅はほとんどが大学の寄宿舎だそうです。
素敵な住宅街を歩いて10分~15分で美術館が見えてきました。

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クラーク美術研究所(月休、夏以外は無料) http://www.clarkart.edu/
PHOTO182.JPG写真は旧館棟 入り口は左の新館から。

いつもは順番どおりに展示室を回るのですが、長旅の末、ここに辿り着いたのに、もし、お目当てのピエロ・デッラ・フランチェスカの「聖母子と4天使」が貸し出しとか、修復とかだったら・・・そんな不安な気持ちを振り切るように、館内マップを手にピエロの展示室に直行。あったわ~!!と思わず、駆け寄る私でした。(笑)「セニガリアの聖母」に比べると色彩が単調な感じはしますが、絵の具が薄く塗られた素朴な画面に静謐なピエロの時間が流れています。閉館に近く、見学者はごく少なく、この部屋も私が独り占めとほくほく。ふと人の気配に振り返ると係員が・・・怪しげなアジア人のおばさんと思われたかしら?(笑)

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PHOTO175.JPG展示室の外は池のある庭園が広がっています。ピエロの絵は何枚かアメリカに渡って来ましたが、こんなに静かで、素敵な美術館に至宝として展示されているのですから、追っかけをしてここまで来た甲斐がありました。満たされた気持ちとともに、そろそろピエロ巡りも終わりに近くなったことが実感され、胸がきゅん。

 

 

他のコレクションでは印象派が圧倒的に多く、なかでもルノアールはどっさり。(笑)
写真のゴーギャンやティソなど好みです。残念だったのはクリヴェッリの「祝福するキリスト」が観られなかったこと。コレクションのカタログには載っていますが・・・残念。

Master of Embroidered Foliage(ネーデルランド15世紀)の「聖母子」

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ゴーギャン「画家の娘」 ティソ「Chrysanthemums(菊)」(1875年) これら2点はカタログに載っていないので最近コレクションに入ったものか、または個人コレクションの委託と思われます。

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 そろそろ閉館なので外へ。 まだ明るかったのですが、広い庭園を散歩する体力はもうありません。そういえば安藤忠雄氏設計の建物って入り口の新しい棟だったのでしょうか?

木々のあいまに見え隠れする個人の家が洒落ていて、きょろきょろしながら歩いていると、寄宿舎の近くでキャッチボールをしていた大学生が「元気?」と挨拶してくれたのが、長いバスの旅に疲れた私にはとても嬉しいことでした。にこにことホテルに戻りました。

PHOTO186.JPG   PHOTO158.JPG ←ホテル

夕食はホテルのレストランで。クラムチャウダーとハンガー・ステーキ(薄切りにカットされていて食べやすい)。ステーキが余ったのでパンとお持ち帰り。(翌日のランチ用)

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2008年春の旅(BOSTONへ戻る 14) [2008春アメリカ東部NYからボストンへの旅]

4/16(水)   Williamstown10:00→Pittsfield10:35/10:45→Boston South Station13:50
                                             ボストン2泊   Jurys boston hotel
  当初の予定では午後のバスで帰る予定でしたが、昨日はバスも定時運行で、意外にゆっくりクラーク美術研究所を見学できましたので、今朝のバスでボストンに戻ることにしました。ウィリアムズカレッジ美術館は特別展もあまり面白そうでなかったのでパス。
朝の散歩でウィリアムズカレッジの近くまで行ってみました。ホテルの前のメインストリートに大学の寄宿舎が何軒か並び、演劇研究所の建物や教会などが建っています。

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散歩のあと朝食をとり、10時のバスに乗り込みます。来るときはPittsfieldからは私ひとりが乗客でしたが、帰りは数人は始発から乗りました。Pittsfieldからは赤ちゃんを連れた若い父親が乗ってきました。ミルクをあげたりして世話をしても、初めは泣きやまなくて大変でしたが、軍服を着た(休暇帰り?)黒人の若い男性が、いろいろアドバイスをして、ようやく静かに眠りました。降りるとき若いパパが軍人さんに丁寧にお礼を言っていました。
  ランチはバスの中で昨日の夕食の余りもので用意したステーキ・サンド(美味&節約)。到着したその足で(タクシーで)イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館へ。

courtyard_side.jpgボストンバックを荷物預かりにお願いして、早速回ります。4階建ての15世紀のヴェネチア宮殿風の建物は中央に大きな美しい中庭があり、緑や花でいっぱい。この美術館は写真は禁じられていますので、HPの写真をお借りします。
イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館 http://www.gardnermuseum.org/

 


  まず3階まで上がり、ティツィアーノルームから見学します。どの部屋も絵画や彫刻だけでなく、見事な家具や陶磁器などが飾られていて、豪華で古典的。アメリカの大富豪の個人美術館はさすがです。ティツィアーノルームにはその名のとおりティツィアーノの代表作「エウロペの略奪」、以前はジョルジョーネ作とされていた「十字架を運ぶキリスト」(Work shop of Giovanni Bellini)この絵画は午前中観たほうが良いでしょう。西日がガラスに反射して、キリストの涙が良く見えませんでした。ハンサムに描かれたキリストのNO1です。補記/1898年にこの絵画がボストンに届く前にジャック・カードーナ氏が急死。夫人は二人のローマでの思い出に銀のカップにヴァイオレット(紫陽花?)の花を挿して、この絵画の前に飾るのが習慣だったそうです。夫人が亡くなった現在でもこの習慣は続いているそうですが、気がつきませんでした。(ヴァイオレットの無い時期は近い色の花を)

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次の間のロングギャラリーは自然光のためやや暗いので見落としそうになったのが
大好きなウッチェロの「婦人像」。ゴシックルームにはまたまた見落としそうになったシモーネ・マルティーニの「聖母子」サージェントの「イザベラ・スチュアート・ガードナー」も素敵です。

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2階はお待ちかねのカルロとピエロが待っていました。ラファエロルームのカルロ・クリヴェッリ「聖ゲオルギウスと龍」画集で見るより色彩がくすんでいるせいか、地味な印象。(ポルト・サン・ジョルジョ祭壇画の一部)隣の初期イタリアルームはピエロ・デッラ・フランチェスカの「ヘラクレス」(サンセポルクロのピエロの自宅に飾られていたフレスコ画の一部)。棍棒を持つ裸のヘラクレスは戸惑ったような視線。「なんでここにいるのかな?」って・・・。

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 vermeer22[1].jpgダッチ・ルームに以前あったフェルメールの「コンサート」は1990年春に盗まれたまま帰ってきてません。空白の額縁を架けてあると言うことでしたが、気がつきませんでした。

 

 

 

 

 

 sargent_p7s1.jpg一階中庭の回廊にはサージェントの大作「El Jaleo」。
最後はブックショップに寄ってカルロの「聖ゲオルギウスと龍」のポスターを購入。

 

 

 

 

夕食はホテルの近くのシーフードレストランSkip Jack's  へ。アメリカのレストランで便利なのは夕食の開店時間が早いこと・・・というか、ほとんどが11時から夜10時頃までノンストップ営業なのです。食べたいときにいつでも食べられる ・・・だから肥満体型になるのねと妙に納得。
カジュアルながら素敵なお店、ひとりでも気楽に食事ができます。生牡蠣とロブスターのラビオリ。とても美味しかったです。☆☆☆

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2008年春の旅(BOSTON 15) [2008春アメリカ東部NYからボストンへの旅]

4/17(木)
PHOTO199.JPG今日はアメリカ最古の超名門校ハーヴァード大学へ。思っていたよりも簡単に行くことができます。地下鉄で一度乗り換えただけで到着。地上にでますと、賑やかな街、そして大学の構内を左手にストリートを300メートルほど進み左折、カーペンターセンター付近では天気が良いので戸外でお茶をする人たちも。写真はメインストリートの風景。

 

 

ハーバード大学美術館(Fogg,busch Reisinger, Sackler  3館共通チケットあり)
http://www.artmuseums.harvard.edu/home/index.html

PHOTO253.JPG美術館はまずフォッグ(ブッシュ・ライジンガー)の見学から。クラシックな煉瓦造りの建物を入るとすぐ受付があり、その向こうに自然な採光がさし込む中庭。その回廊にロマネスクの柱頭や彫刻。展示室は右側から順番に見学します。カメラ撮影は受付での申告制なっています。コマーシャルベースに使用しないとかの誓約書にサインしてから、許可されます。
 

 

PHOTO201.JPGルネッサンスの展示室に面白いものがありました。ガラスケースに陳列された一枚の小さな板絵(27.5×16.5)。Jan van Eyckの失われた絵画「婚礼の水浴」のコピーです。本物はかなり大きな絵画だったようで、17世紀に描かれたアントワープの富裕な商人の収集室の絵画によって、エイクの「婚礼の水浴」がこのコレクターのものであったことが判明したという訳です。参照:名画への旅13巻/豊かなるフランドル(講談社)

 

 

他はボッティチェリの「象徴的磔刑」ミステリアスで印象に残りました。主題はサヴォナローラの説教と関連するシンボリズムを含んでいるとのこと。

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PHOTO206.JPGさて、先ほどチラッと見て素通りだった回廊に戻ります。数はそう多くはありませんが、スペインとフランスのロマネスク柱頭彫刻が並んでいます。色彩がかすかに残っているものもあり、それぞれが大層質の高いものであることが分かり、次第に興奮状態の私。(笑)
それにさすがにハーヴァード、詳細な説明パネルが付いています。


 

Spanish Romanesque の2つの柱頭彫刻はPalenciaのSanta Maria de Lebanzaにあったものです。
(1)「墓の傍の二人の聖女と天使」(写真左)  (2)「荘厳のキリスト」(写真右)

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French Romanesqueの3つの柱頭彫刻はBurgundyブルゴーニュのMoutiers-sant-Jeanのもの。
(1)「寺院のなかのゼカリアへのお告げ」(写真左)彼の妻エリザベスは左側面に彫られている。(2)「エマウスへの旅」(写真右)
(3)「カインとアベルの貢ぎ」(写真下)

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2階はBusch Reisingerブッシュ・ライジンガー美術館になっています。1903年の創建当時からのドイツ美術の収集に加えて、1921年のブッシュとライジンガー両名の多額の寄付により、現在は主に北ヨーロッパの水準の高い収蔵品で知られています。
ゴッホ、ゴーギャン、ピカソ、モロー、ラファエッロ前派、ミロ、アングル「ラファエッロとフォルナリーナ」(写真は部分)など。あら、ここにあったのね~と驚くような名品がずらり。

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特別展「Art &Design from Central& Northern Europe sinece 1880」ではドイツの彫刻家のコルビッツとバルラッハ、パウラ・モーダーゾーン=ベッカーP・ M=Becker「赤いドレスの少女」など。ほとんどはここの美術館のコレクションで構成されているようでした。

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PHOTO254.JPGこれだけの素晴らしい作品に会えただけで、もう満足・・・と言うわけでアーサー・M・サックラー美術館は軽く流した見学に留めました。中国や日本の仏像や古代エジプトの展覧会が開催され、撮影は不可。

 

 

 

大学の構内をのんびり歩いて、地下鉄でチャイナタウンへ。

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ランチはチャイナタウン駅の近くの大きな飲茶のレストランで。2時を過ぎていましたので、お腹がペコペコ。それにしてはあまり美味しいとは思わなかったので、お店選びに失敗したのかも・・・。☆
この付近はベトナム料理店があちこちにあります。帰途気がついたのですが・・・遅い。
ホテルまで歩ける距離なので、ボストンコモンやパブリックガーデンを横目にお散歩。

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今夜はコンサートなので、ホテルに戻り休息。
コンサート[Harbison and Mahler]  Symphony hall  8:00開演 
conductor :James Levine
Anne Sofie von Otter     Kate Lindsey      Johan Botha  Ben Heppner   Nathan Gunn
   with Orchestra/Ensemble Boston, USA

もう、何度もブログに書いていますが、オッターの大ファンです。時々彼女のHPを覗いてスケジュールをチェックしています。たまたまボストンに居る間にコンサートに出演すると知って、大喜びでチケットを手配しました。ところが、日時を間違えて翌日18日のチケットを申し込んでしまう失態をしてしまい、取り直し・・・100$の損。(涙)
ボストン・シンフォニーの本拠地のホールは地下鉄symphony駅を上がってすぐです。便利・・・札幌コンサートホールとなんという違いでしょう。
さて、ホールに着いてからBothaがキャンセルしHeppnerに変更になったことを知りました。そりゃ~Heppnerのほうが良いわとご機嫌。前半はJohn HarbisonのSymphony No.5 。余り知られていない作曲家のつい最近完成した曲ですから、世界初演になるのでしょう。メッゾの Kate Lindsey とバリトンの Nathan Gunn が歌いました。Orpheus and Eurydice の台本を基に作曲されています。良く言えば古典的な美しいメロディアスな曲。悪く言えば、モダンで斬新なセンスはあまり感じられませんでした。

後半はGustav Mahlerの「大地の歌」。 Ben Heppner は何度か生を聴いていますが、オペラばかりでした。それに急遽代役になった模様ですから、やや不安でしたが・・・さすがに今をときめくテノールの実力者の底力を発揮。大地の歌にふさわしい野性味のかもしだされる歌唱・・・席が前方だったので、良く顔が見えました。ビジュアル的にも横から見るとライオンが吼えてるみたい。(笑)オッターは金髪に濃いピンクのドレスで現れました・・・長身で北欧美人の典型です。(うっとり)オッターのCDはほとんど持っていますが、この曲を歌うのは初めて聴くことになります。オペラと同じくらいにリートの実力も誰もが認める方ですから、ここでも、完璧なパフォーマンス。詩的で繊細な歌唱に加えて、祝祭と悲歌の表現が胸に響きます。2月のパリでのフランス・バロックオペラに続いて、オッターの歌声に接することが出来たのは、今年の最高のメモリアルになりました。ボストン響を聴いたのは初めてですが、当然ですが巧いです。弦と管のバランスが秀逸。昼の美術と夜の音楽・・・こうしてボストンでの芸術鑑賞の一日は終了しました。

 


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2008年春の旅(NEWYORKへ戻る 16) [2008春アメリカ東部NYからボストンへの旅]

4/18(金) ボストン13:45〜ニューヨーク18:00   ニューヨークHotel Beacon4泊
  今日はニューヨークに戻る日、ボストンともお別れです。夜はMetでオペラなので早めの列車に乗るつもりで、ホテルを10時ごろチェックアウト、バックベイ駅へ。しかし、週末なのでNY行きは満席とのこと。オペラに間に合うかどうか・・・ぎりぎり到着のチケットを購入。まだ出発まで3時間以上あります。駅にはコインロッカーもありませんから、ボストン美術館を再訪問することにしました。

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幸い特別展「El Greco to Velazquez Art during the Reign of Philip III」がすでに始まっていました。開催は20日からと聞いていましたので、この日は会員の日だったのかも・・・というのは、一緒に入った方たちがカードのようなものを見せていたのです。私には係員が見て見ぬ振りをしてくれてたのでしょう。ついてました!予定していたアムトラックが満席だったので、前日に駅まで買いに行けばよかったと、少々落ち込んでいたのですが・・・それも吹き飛びました。
展示のトップには2枚のエルグレコの大作「ラオコーン」(ワシントン・ナショナルギャラリー」と「トレドの眺望」(NYメトロポリタン美術館)が並んでいます。(↓の画像はWikipediaから)

535px-El_Greco_View_of_Toledo.jpg  756px-El_Greco_042.jpg 

両方ともすでに観ていますが、こうしてふたつの絵画が展示されているのを観て、鳥肌が立ちました。もしかして予定の列車に乗れなかったのもの「美術の神様」が私に観ていきなさいという 思し召しだったのかも知れません・・・。柄にも無く、そのようなことを考えてしまいました。(汗)グレコの数ある受胎告知のなかでも最高&最大の傑作がマドリードのプラドから出品されていましたし、予想をはるかに上回る規模でした。

グレコに比べるとベラスケスは大作は少なかったのですが、エジンバラからの「卵を料理する老婆と少年」、オルレアンからの「使徒聖トマス」なども出品されていて、普通は滅多に見られない作品が貸し出されていたのが印象的でした。ほかはムリーリョやコタンなど。

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東南アジアの仏像

写真左「Durga slaying the Buffalo Demon」 (インドネシア9~10世紀) 写真右「Apsarases」(カンボジア11世紀)

 

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ブックショップから眺めた天心園 & ゴーギャン「我々はどこから来たのか、我々は何か、我々はどこへ行くのか?」

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PHOTO273.JPG左上隅にタイトルが書き込まれています

サージェント「ボイト家の子供たち」(部分)&ロッソ・フィオレンティーノ「死せるキリストと天使たち」壁の上部に架けられていて、ようやく撮ったものです。全体の構図、天使の衣装の鮮烈な色調・・・長い間行方不明でしたが、1958年に発見され、ボストン美術館が購入。

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美術館の前にはタクシーがいなくて、荷物を引きずりながら電車どおりへ。ボストンに着いた日の寒さは何処へやら、この日は初夏のような陽気でコートが邪魔なほど。汗だくになってようやく捕まえたタクシーでバックベイ駅へ。
NYのペンステーションに着いたのはほぼ定時だったのですが、駅構内は週末の乗客などで凄い混雑です。ようやく地下鉄に乗り換えて、72丁目のホテルに戻りました。預けてあったトランクを受け取り部屋へ。前とは違う部屋で、キッチンは狭いもののお部屋はこちらのほうが広く、食事用のテーブルもあって便利。
着替えてすぐホテルを後にMetへ。このとき開演10分前。

 [La bohe`me] 7:30開演 
Conductor Nicola Luisotti
Producer Franco Zeffirelli
Benoit/Alcindoro Paul Plishka
Colline Oren Gradus
Marcello Ludovic Te´zier
Mimi` Angela Gheorghiu       代役不明
Musetta Ainhoa Arteta
Rodolfo Ramo´n Vargas
Schaunard Quinn Kelsey / Jeff Mattsey
 

 急いでいるときに限って電車がなかなかやってきません。Metの地下の入り口に辿り着いた時は、すでに幕が上がった後でした。次の幕までコーヒーでも飲んで待ってましょうと思っていたのですが、映写室に案内されました。小さな映画館のような階段席のあるところで、固定カメラでのライヴ映像を遅刻組が観られるようになっています。この時点ではまだGheorghiu がキャンセルしたことは知りませんので、なんか声が変?と思ったのですが、固定カメラで顔が遠くて気がつきません。2幕目の始まる前に遅刻組数十人以上は暗い場内を係員に案内されて、無事に着席。その間手渡されていたプログラムに小さな紙がはさまっているのに気がつき、またもやGheorghiu に振られたことが判明。(涙)
ラモン・ヴァルガスの生は初めて?でしたが、評判どおりのピュアな良い声です。しかし、ミミの代役さんが頑張っていても、1月に東京で聴いたバーヨにはかなうはずも無く、新国立の勝ち・・・でした。このゼフィレッリの演出は何年か前のスカラ座で観ていますので、新鮮味も無く落胆の舞台でした。
それでも5日ぶりに舞い戻ったNYの街、ホテルの荷物預かりのおじさんのウエルカム・バックの笑顔に、にっこり。


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2008年春の旅(NEWYORK 17) [2008春アメリカ東部NYからボストンへの旅]

4/19(土)
 PHOTO334.JPG 朝はお向かいのスーパーでショッピングのあと、ニューヨークの朝ごはんらしくベーグルにスモークサーモンとチーズをはさんでいただきました。一個では多いので半分にちぎって・・・齧った後ではありません。(念のため 笑)とにかく備え付けのナイフが食事用のしかなくて、しかも切れ味が最悪。白アスパラの皮むきにとても苦労しました。

 

 

食事の後は初訪問のブルックリン美術館へ。  http://www.brooklynmuseum.org/
  地下鉄72丁目から乗り換え無しで行けるのですが、結構遠くて20以上の駅を通過したはずです。1時間近く乗っていたような・・・Eastern Pkwyの駅の階段を登っていきますと、上から桜の花びらがひらひらと舞い降りてきます。NYのお花見はそろそろ終わりです。目の前に桜の木、そして大きなブルックリン美術館がでんと建っています。

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前庭には日本人アーティストの村上隆の巨大なオブジェ。ここに来るまで村上隆という方をまったく知らなかったので、大々的な展覧会が開かれているのを見て驚きました。ただ、オブジェを眺めても私の趣味ではなく、より詳しく知りたいという衝動も起きませんので、この特別展をはずしたチケットを購入。まず、もうひとつの日本の美術関連の浮世絵展へ。
  歌川一派の中では広重しか知らなかったのですが、ここで100点にのぼる版画の数々を鑑賞できました。

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しかし、常設のほうは館内の改装のため、お目当てのティソとブレイクが展示されていなくてがっくり。
ティソJames Tissot(仏1836~1902)19世紀フランスの画家。富裕な商人の子として生まれ、パリ国立美術学校を卒業。中世を舞台にした風俗画で人気を得たが、70年の普仏戦争に参戦、後にパリ・コミューンの一員として戦い、ロンドンに亡命。肖像画で成功し、76年にキャスリーン・ニュートン夫人と知り合う。彼女は彼にとってのミューズとなり、モデルとして描いたが不評。夫人は82年に死去。ティソはパリに戻り、パステルの肖像画で再び人気を博したが、85年サン・シュルピス聖堂でキリストの幻影を視、その後一転して宗教画を描くようになった。商業的には成功したものの、没後ティソの画業は次第に忘れられていった。

tessot.1img.jpg写真左「我々の主が十字架の上から見たもの」

ティソを初めて知ったのはキリスト教美術の講座を受けたときでした。この絵画は磔刑の場面として何枚か紹介されたうちの一枚でした。グワッシュで描かれたこの絵画を含め「キリストの生涯」を連作で描いた270点はブルックリン美術館にあるとのことでとても楽しみにしていたのです。

改装は2.3ヶ月で終わるとのこと、次のNY訪問の楽しみにとって置きましょう。美術館の隣は広大な公園です。名残の桜や木蓮などの木々、チューリップも花盛り、休日の人々で賑わっていました。

旧約聖書の「創世記」も連作で95点。こちらは同じニューヨークのユダヤ博物館にあります。こちらも面白そうです。

[Un ballo in maschera]  8:00開演
Conductor Gianandrea Noseda
Amelia Miche`le Crider
Oscar Ofelia Sala
Renato Dmitri Hvorostovsky
Riccardo Salvatore Licitra
Sam Hao Jiang Tian
Silvano Jeff Mattsey
Tom Andrew Gangestad
Ulrica Stephanie Blythe

美術館疲れで(観たいものにふられてショックでしたし)ふて寝状態でしたが、それでも、さぁ~これからオペラとなると、すっきり気分でゲットアップ!
仮面舞踏会は映像で観たことはありますが、生は初めて。ヴェルデイのドラマティックなオペラの中でも名作のひとつとされています。 人気者の  Hvorostovskyも  Licitra もライヴは初めてです。期待感はいやおう無く高まってきます。 Licitraは若々しく良く伸びる声で、最近の不調を噂されていた割には良かったかな?ですが、私の好みのテノールではありません。どちらかというと昨夜のヴァルガスの繊細さを好みます。 Hvorostovskyはあまり調子は良くなかったようですが、第3幕レナートの聴かせどころのアリアはばっちり決めて、この場面は彼のスタイリッシュななかに哀感の漂う演技も含めて、ブラボーでした。アメーリアのMiche`le Crider はごつい体型の大柄な方でビジュアル的にはいまひとつなのですが、歌唱は素晴らしく良かったと思います。忠実な夫や子供もいながら夫の上司に恋するなんて・・・見境の無い恋に走る嫌な女のタイプ。そんなヒロインを歌うのは結構難しいのでしょうが、無理なく感情移入できる見事な歌唱力。ヴェルディの次から次へと繰り出される名曲に、これぞMetという豪華な舞台。あまり難しいことは抜きにして、素直にオペラに酔う高揚した気分のうち幕は下りました。今夜も客の入りは良く、華やかな雰囲気。休憩時間には無事、初対面のYさんにお会いでき、短い時間でしたが、楽しいおしゃべりができました。アバウトに決めていた待ち合わせ場所でしたが、あの混雑したロビーですれ違うことなくお互いを発見できて・・・不思議なご縁ですね。次回はどちらでお会いできますかしら?


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2008年春の旅(NEWYORK 18) [2008春アメリカ東部NYからボストンへの旅]

4/20(日) N.Y penn station9:09→philadelphia30st.station10:34/18:20→N.Y19:43

久しぶりにぼろぼろに疲れるほど活躍?した一日になりました。最初から無理なスケジュールを組んだことは重々分かっていたのですが、フィラデルフィアに行って、メリオンに寄らないのは勿体ないという貧乏根性が起きてしまったのです。(汗)それにバーンズコレクションは金、土、日のみの予約制なので、この日はオペラの予定の無い日ですから、この機会を逃すわけには行きません。ネットで予約(13:30)しました。
昨年はワシントンDC→NYをアムトラックで移動したとき、フィラデルフィアを通過しました。その時の列車の窓から見えたフィラデルフィア美術館の建物が近づいてきます。「来た来た 嬉しいな~」と独り言。映画の「ロッキー」で主人公が夜明けの美術館前の階段を登ったシーンが印象的でしたが、とても存在感のある建物です。駅からはタクシーで10分ほど。(8~10$)

PHOTO319.JPG   PHOTO320.JPG←階段の上から

Philadelphia museum of Art  http://www.philamuseum.org/

2008.2 Barns4.jpg特別展はフリーダ・カーロFRIDA KAHLOというので、喜んでチケットも購入したのですが、入り口に行ってみてびっくり!凄い人の行列です。

まず、ここのコレクションを見てからと思い、2階の展示室へ。  European Art 1100~1500&1500~1850の2部門の各部屋を巡り、

クリヴェッリ兄弟のある部屋には(左)Carlo Crivelli「2天使に支えられる死せるキリスト」とVittorio「玉座の聖母子」(祭壇画の中央部分」

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Rogier von der Weyden「キリストの磔刑&聖母マリアと聖ヨハネの嘆き」(左)

ロマネスクの回廊(仏ルッション地方Abbey of Saint-Genis- des-Fontaines)(右)

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ランチはブッフェスタイルの館内のレストランへ。ワンドリンクつきで30$。私は当然シャンパンを頼みました。(汗)入り口ではパーカッションの演奏、明るく素敵な雰囲気で食事を楽しみました。☆☆☆

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 1時になりましたので、タクシーで  メリオンのバーンズ財団へ。20分くらいで到着。(20~25$)今回の旅では一番南の地域なので、公園や住宅地の新緑の木々が眩しいほどでした。周囲は広い敷地に邸宅の並ぶエリアです。門のところでタクシーはストップ。ガードマンに名前と時間を伝えると、携帯で確認、そして中に入る許可がでます。チケット代10$はネット予約したときにすでに引き落とされていますので、入館すると即手荷物はすべて地下のロッカーへ預けることを指示されます。カメラはもちろんのことお財布も持てません。門外不出のここのコレクションは10年前頃?に建物の改修時に東京まで来たことがあります。あの時は上野の駅までの大行列に恐れをなして、あきらめてUターンして帰ってきました。いつかアメリカで観てやるぅ~と決意してから、すでに10年以上経ったことになります。

バーンズ財団コレクション http://www.barnesfoundation.org/

PHOTO312.JPG   PHOTO316.JPG←裏庭


2008.2 Barns.jpg最初の部屋(絵葉書)から左右に展示室が並んでいます。印象派が大部分ですが、そのなかでマティスのダンスや「Joy of Life」↓がとても新鮮に目に映りました。

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古いものであれっ!と思うものが1点「二人の聖人?」。バーンズさんが購入したときはジョルジョーネの作と思われていたのでしょうか?額縁にはGiorgioneの刻印が押されています。ただし、説明書きにはベッリーニ派の名前が・・・ペンも持っていませんのでメモもできません。ボストンのガードナーにあったキリストの絵と同じに帰属が疑われた結果、ベッリーニ派に落ち着いたものでしょうか。購入してきた絵葉書のなかから   左ゴーギャン「M.Loulou」 右ゴッホ「Houses and figure」

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裏庭(自家用駐車場)の受付の方にタクシーを呼んでもらって、フィラデルフィアに戻りました。もう、3時過ぎていましたから空いたのではという期待もむなしく、FRIDA KAHLO展はまだ凄い行列です。諦めてEuropean art1850~1900の展示室へ。

ここのセザンヌの「水浴」やゴッホの「ひまわり」など鑑賞しているうちに、疲れがピーク状態。

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夕方5時の列車に間に合うように駅に戻りました。ところが窓口ではまたもや予定していた列車が満席とのこと。結局1時間後の便で帰りましたが、この間の1時間半は駅の固いベンチに腰かけて過ごしました。ここで行き倒れになるかもというほど、背中が痛んできて・・・幸い10分どで治まりましたので、なんとかNYに戻れました。無理はしないようにと、自分に言い聞かせながらマイペースの旅がモットーなのに・・・反省。夕食は手持ちのもので済ませ、ベットへ。


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2008年春の旅(NEWYORK 19&帰国) [2008春アメリカ東部NYからボストンへの旅]

4/21(月)
昨日の過酷な日程(私にとっては)のせいで、弱点の腰に鈍い痛みがあります。11時頃までは部屋でのんびり過ごしました。

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ラブリーな春の陽気のNY、今日が最後の日です。昼食をとるついでに、コロンバス・サークル~セントラル・パークを歩き、昨年宿泊したホテルの近くまで行ってみました。

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PHOTO281.JPG昨年は熱を出して、角のクラシックな建物にあるレストランが気になりながら、行かれませんでしたので、今回は入ってみました。食い意地がはってますから、こういうことは決して忘れません。そして、疲れが残っているのに食欲は旺盛。(笑)受付があり、内装もエレガントですが、ランチですからひとりでも気軽に入れます。PETROSSIAN     ☆☆
2コースのランチメニューにデザートを付け加えて、ワイン、コーヒー。前菜をフォアゴラに変えてもらいました。フォアゴラのパテは昨年リールで食べたのが、忘れられなく美味しかったので、オーダーしたのですが・・・×でした。メインの牛肉の薄切りステーキは◎、お勧めのグラスワインも◎、サービスは普通。
少し元気になったので、タクシーでユダヤ博物館まで行ってみたのですが、改装のための1週間ほどの休みに当たってしまい、ついていません。

PHOTO337.JPG今日はメトロポリタン美術館が休みですから、グッケンハイム美術館は行列です。

そして建物は大改修中でこんな姿。

ホテルに戻り、今夜のオペラのためにお昼寝。

 

 

「La fille du regiment」8:00開演 Conductor Marco Armiliato
Producer Laurent Pelly
Marie Natalie Dessay
Tonio Juan Diego Flo´rez
Sulpice Alessandro Corbelli
Marquise of Berkenfeld Felicity Palmer
Duchess of Krakenthorp Zoe Caldwell

6枚あったMetのチケットも今夜が最後の1枚。席は1階中央ですが後方なので、カメラは持って行きませんでした。今日が「連隊の娘」の初日ですし、スタンディングオヴェーションで皆が立ってしまうので写真を撮るのは難しいのです。
デセィとフローレスの最強コンビなので、昨年の発売当初にネット予約していました。
当然チケットは完売しています。さて、幕が上がりDessayの登場です。昨秋の東京でのコンサート以来ですが、第一声から素晴らしく軽く高く舞い上がるようなコロラトゥーラ。そしてマリーのきびきびした動きが、歌にあわせて キュート!!ぐぐっーと観客の気持ちをつかんでしまいます。それに比べるとフローレスの演技はいまいち、ぎこちないというよりも真面目過ぎます。彼なりに一生懸命なのですが・・・この演出ではブロンのほうがしっくりかしら?ブン大将の兵隊さんから思わず連想・・・ファン君ごめんなさい。
それでもハイC連発を決めて、アンコールも難なく歌う彼・・・いやはや素晴らしすぎます。けちつけたら罰が当たるわ。コメディの面を強調したペリーの演出はとても楽しく、観客は大喜び。普通はマリーのダンスのお稽古のシーンがメイドさんたちの掃除のダンス?となっていたり、スイスの貴族たちがよろよろな老人姿で現れたり・・・それが巧く音楽にあっているので笑いを誘います。こうして大成功の初日の幕が下りました。

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後日、札幌でライヴビューイングがあったのですが、実舞台を観た感激を大切にしたい気持ちでパス。
今まで、何作かライヴ体験済みのDVDを購入しましたが、あの感激はどこへ?状態になるので・・・。
夜食は冷蔵庫の整理。余り物とビールで、今回の旅もほぼ健康で過ごせたことに、楽しかった思い出に乾杯。

4/22(火)N.Y(JFK)13:30~
 

 11時ごろホテルをチェックアウト。ホテルの前からタクシーを拾い空港へ。5分ほど走ってから、バックのファスナーが開いているのに気がつきました。わーっ!お財布がない!!先ほど部屋代を清算するためのカードをお財布に入れてチェックアウト・カウンターへ行ったのですが、チェックインしたときに申請済みのカードだからと、サインだけで済んだのです。それでお財布をカウンターの下の段に載せてそのまま出発したというわけ。ホテルにお財布を忘れてきたことを告げてタクシーをUターンしてもらい、ホテルに駆け込みました。レセプションの男性が笑いながら、財布を高く上げて「カードも入ってますよ~!」。最後にホントのドジをやらかしてしまいました。(大汗)
  マンハッタンからJFK空港までは均一料金の45$なので、今回はチップをいつもよりはずみ55$のお支払い。ゲートの近くの中国人のマッサージ師さんに肩もみをしてもらって機内へ。マッサージをしながらうんうん唸って、凄い凝りよう!と言ってました。

機内では 映画「The great debaters」日本未公開 を 観ました。
http://www.thegreatdebatersmovie.com/
内容など詳しいことはボストン在住のミル姐さんのブログをトラックバックさせていただきました。
 http://windsonglane.jugem.jp/?eid=455#trackback

 デベートの チームがハーヴァード大学の宿舎で勉強しているときのシーンに 、黒人の世話係の男性がガンジーの「Satyagraha」について語る場面があり、短い挿入でしたが、Metで観てきたばかりのオペラのことやボストンの懐かしい風景も含めて、旅の終わりに偶然このような映画を見ることができたことに驚きました。「敵とは何か?」「敵という言葉はありません。考え方の違う人がいるだけです」・・・ 徹底的に話し合うことしか多くの問題を解決する道は無いことを、改めて考えさせられた映画です。この映画は1920年ころの黒人の差別問題を扱っていますが、今の世界にも相変わらず噴出する差別(民族や宗教など)問題についても充分関係のあること。何故こんなに骨のあるフィルムを日本では公開されないのでしょうか?

成田から札幌への機内で「札幌は桜が咲いています」とアナウンス・・・聴き間違いかと思いました。帰ってみると本当に例年より2週間も早く桜の開花宣言があったのです。2008年春はNY~札幌とWお花見ができました。(END)

 


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